アプローチイップスの原因と治し方と対応策を頭の片隅に

最終更新日:2018/01/09

グリーンを目前にしたアプローチでイップスの症状が出てミスショットになると、悲しいというよりもゴルフ自体がつまらなくなるものです。

徐々に悪化していくイップスの原因とその治し方、また対応策について紹介します。

アプローチイップスの原因は無呼吸であれば治し方は簡単!

実際に症状が現れるまで他人事ですが、いつ自分に襲ってくるのか分からないのがイップスです。

打とうと思っているのに身体が動かないことをイップスと言います。
パッティングのイップスは有名ですが、これ以外にもドライバーイップスやアプローチイップスなど、スイング全般で症状は現れます。

ゴルフではイップスと言いますが、野球ではスランプとしてアスリートにとっては昔からある厄介なものです。
初心者は掛からず、経験者の中でも上級者のほうが掛かることの多いのが特徴です。

そもそもイップスの原因は分かっていないので、正確な治療法も分かっていません。
ですから全員に効く治し方も解明されていませんが、実際にイップスになったゴルファーの体験から、イップスの改善法は徐々に分かってきています。

その原因の1つには呼吸にあるようです。
呼吸を止めて動作に入るため単純に酸素の供給が止まります。
パッティングで集中するために長いこと呼吸を止めて構えていると、無呼吸の状態が続きます。

そうして何度も同じパターンを繰り返すことで、パターを握るだけで酸素の供給が止まり、身体が動かない、もしくは自律神経が正常に機能しないことからイップスが発症するようです。

アプローチの無呼吸イップスの治し方はリズムを刻むこと

もしも呼吸に原因があれば、治し方は深呼吸しかありません。
クラブを握る前に酸素を取り入れて、身体と脳にクラブを握れば酸素が吸収できることを伝達し続けることで、やがてイップスは消えていきます。

実際のプレーでは、クラブを握る前から通常の呼吸をします。
鼻から吸い口から吐き出す呼吸で、アドレスに入っても同じように呼吸を繰り返します。テークバックで吸ってダウンスイングで吐き出すようにすれば、呼吸は継続されます。

この呼吸をしながらのアプローチを繰り返すことで、呼吸を止めるイップスは解消されるはずです。

問題は、なぜ呼吸を止めていたのかです。
慎重に打とうとしていると、呼吸を止めていることがあります。
寸分違わずクラブヘッドを合わそうとすることで、緊張状態が続いて無呼吸になり、やがてヘッドをソールした時点で身体が動かなくなっていくようです。

ですからヘッドをセットしたら迷わずテークバックをすることが大切です。
時間をかけずに、『1・2・3・4』のリズムを声に出してスイングすると、結果的に息を吐き出しながらスイングをすることができます。

アプローチイップスの治し方はアーリーコックで

呼吸しながらリズムを刻んでもクラブが引けないようなら、正真正銘のアプローチイップスです。
早急なメンタルの改善が必要ですが、その治し方の前に1つだけ試してみましょう。

クラブヘッドが引けない時、ヘッドを揺らしてから始動するワッグルがあります。
昔からイップスの特効薬として使われていましたが、もしもこのワッグルでも身体が動かないようであれば、最初にアーリーコックをしてください。

トップの位置で左手親指と腕が90度の角度を作るのがコックです。
このコックを、クラブをセットしてすぐに作ることがアーリーコックです。
最初にヘッドを引き上げてしまうために、後はその流れで腕を動かすことができるわけです。

さらに動き難いようであれば、唇(あご)の先を1度から2度、右側に向けます。
それだけで右肩が自然に動き出し、引くことができるようになります。

引けないイップスは努力で改善することはできますが、問題なのはトップから始動できないイップスです。

アプローチイップスの治し方は練習あるのみ?

アプローチのイップスで厄介なのは、トップから打ち下ろすきっかけが掴めない場合です。

身体はダウンスイングに入っているのに、手首はそのまま止まっていて、まるでロープで縛られて、ウンともスンとも動かないようになっている状態になります。

そんな打ち下ろせないイップスは精神的なものなので、メンタルの治療が必要と言われています。

ちなみに5円玉の振り子を揺らすような治し方ではなく、何が原因なのかを自分で理解し、そのために何を準備するのかを心の中から理解していくことが必要と言われています。
野球選手のイップスも、これと同じ状況になるわけですが、治し方はホームランを打つことだそうです。
成功例を体現すると、それまでの悩みは消えるそうなので、やはり打ち込む以外に解決法はないのかもしれません。

ただし、このイップスは練習の時には症状はでません。
実際にコースに出てアプローチの場面になって、初めて出てくるものです。
ここが野球選手との違いなのかもしれません。

大きなアプローチをすればイップスは治る?

打ち下ろせないイップスの治し方は、成功例で治すしかないと言われていますが、打ち方を変えるとスムーズにスイングができるそうです。

極端な例ではレフティスタイルで打つ、もしくは最初に左でスイングしてから、右で本番を迎える方法です。

またスタンスを狭めただけでも、簡単に打ち下ろすことができる場合もあります。
握りこぶし1つ分のスタンスをとり、左手だけでテークバックをして、そのまま左手だけでダウンスイングをします。
慣れたら右手は添えるだけで、同じようにスイングすると、苦もなくボールに当てることができます。

打ち方を変える方法は即効薬ですが、恒久的な対策ではないので、根本的に治すためにはトップの位置を変えて振り幅を小さくする、またはスイング自体を大きくするなど、今までと違うアプローチショットができれば改善に向かうことになるはずです。

アプローチが当てられないイップスに治し方はない?

アプローチのイップスでもっとも厄介なのが、当てられないイップスです。

普通にテークバックができ、トップでも何も問題がなく、ダウンスイングに入っても違和感なく振り下ろしているのに、なぜかインパクトの直前でブレーキが掛かる現象です。
もちろんヘッドの重みでボールには当たりますが、シャンクしたりトップしたり、もしくは2度打ちになったりと、まともにアプローチができない状態です。

この症状の治し方はまだ見つからないようです。
ただし別なアプローチをしても問題ないので、スイング型からストローク型に変更するしかありません。

打ち方はパターとまったく同じです。
使うクラブは7番・8番・9番・ピッチングなどで、キャリーとランの割合を確認しておけば、すぐに使える方法です。

野球選手の場合には、スランプになると基礎からやり直すそうです。
どうしようもなければ、思い切って基本に忠実なスイングスタイルに変えると、早くイップスから脱出できると言えるでしょう。

アプローチのイップスになったら原因と治し方で対処して

アプローチのイップスはすべての場面で症状が現れる場合と、突然現れてすぐに元通りになる場合があります。

軽い症状でも徐々に悪化することが多いので、3つの原因を見極めてから、治し方を参考にして対処してみてください。