ビジェイシンのスイングからいろいろなことを学んでいこう

ビジェイシンと言えば、追放処分を受けた経歴と世界ランキング1位や賞金王と言った経歴の、光と影を経験した貴重なゴルフ選手です。

「練習の虫」と言われた彼は、もちろんスイングや練習方法などを追及するタイプです。
そんな彼のスイングからいろいろなことを学びましょう!

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光と影を経験したビジェイシンとは

ビジェイシンは、ゴルフ界では珍しいフィジー出身のプロゴルファーです。
フィジーは南太平洋に浮かぶ小さな島国です。
そんな国に彼は生まれました。

ビジェイシンは1982年19歳でプロ転向したものの、世界で活躍し始めたのは1993年、30歳と遅咲きの選手です。

1993年のビュイック・クラシックで初優勝を挙げ、1995年から1998年までの間、PGAツアー53大会連続予選通過記録を樹立しました。

2000年に37歳でマスターズを優勝後、しばらく不調が続くものの2004年には5年以上連続で世界のトップに君臨していたタイガー・ウッズを抜いて世界ランキング1位となりました。
その時、彼は41歳でした。
そしてその年の獲得賞金は、10,905,166ドルと史上最多でした。

翌年にはタイガー・ウッズに賞金王の座は明け渡しはしましたが、2位に収まっています。

また2008年にはFedEx Cupの2代目王者に輝きました。

そんな輝かしい栄光の数々は、世界一の練習量と言われるほど練習熱心で努力家であるから得られたのです。

また彼は、とても研究熱心なことでも知られています。
そんな彼のスイングや練習方法を一緒に勉強しましょう。

ビジェイシンの右脇が締まったトップスイング

海外の選手達のスイングを見ていると、飛ばす上にパワフルですが、トップスイングがコンパクトです。
対して日本の女子プロゴルファーに多く見られるのが、オーバースイングです。

女性は柔軟性が高いからと思うかもしれませんが、脇が開いてしまうとスイングは安定しません。
トップが大きくなり安定しないと、方向性も悪くミート率も低くなってしまいます。

つまりトップをコンパクトにすることで、方向性を良くし、ミート率を高め、ショットを安定させるのです。

トップで右脇が開いてまうとオーバースイングになります。
この大きな原因は、スイング始動を手先や腕で行ってしまうことです。
下半身を安定させ、身体全体でスイング始動を行うと自然に右脇は締まります。

そこでビジェイシンは、右脇にヘッドカバーを挟んで練習します。
レッスン番組等でよく紹介されるドリルなのですが、世界トップに立つ選手でもこのドリルを行うほど右脇を締めることは大切なのです。

手先や腕でスイング始動を行っていたら、右脇にヘッドカバーを挟むとトップどころか、スイングを始動することすらできないでしょう。

彼のような理想のトップスイングを目指し、安定したショットを手に入れましょう!

ビジェイシンのスイングで右手に注目

ビジェイシンのスイングの特徴として、右手がインパクト後にグリップから離れます。
これは真似しようと思ってもアマチュアではなかなか難しいです。

その差は、右手のグリップを握る強さの差にあります。
彼にとって右手は補助的な役割でしかないので、右手のグリップに力をほとんど入れていないのです。

ビジェイシンのように左手主体でコントロールするプロは結構多いです。
そしてコントロールする中で、強すぎる利き手の力を抑えるために、彼のようにインパクト後に右手を離すのです。

アマチュアの場合、特にインパクトではいつも以上に利き手に力を入れすぎてしまいます。
意識するポイントとして、無理に力を抜く必要はないので、左手よりも若干弱めにするくらいの感覚で良いでしょう。

その準備としてアドレスでは、”緩すぎではないか!?”くらいの力でグリップするように心がけましょう。

藤田寛之曰く、どうしてもその力加減が上手くいかないようなら、左手はフック、右手はスクエアに握ると自然にできるようです。

スイングを追求するあまりの勘違い

ビジェイシンと言えば、練習熱心で研究熱心なことで有名です。

ショットの安定性に悩んだ彼は、ある日スイング改造に取り掛かりました。
その改造ポイントが、左サイドに軸を保つ1軸スイングです。
それは、左側で頭を極力動かさないようにすることでスイングの軸を安定させ、ショットの精度を上げるために辿り着いた結論です。

しかしこれが彼にとって大きな失敗となりました。
左サイドに軸を保つことを意識しすぎるあまり、体重移動が極端に抑えられてしまったのです。

彼くらいのレベルになれば、体重移動が抑えられるとどういう結果になるのかは容易に想像できたでしょう。
しかし軸にばかり意識を持ってしまったので、そこに気づくのが遅くなり飛距離を落とす結果になりました。

体重移動をしすぎると軸がぶれますが、抑え過ぎると軸は固定するものの飛距離は落ちてしまいます。

これを踏まえて逆に体重移動をより増やすスイング改造に変更させたのでした。

軸の固定と言う意識は頭から切り離し、積極的に重心を動かすことで飛距離を戻すだけでなく、ショットの正確性をも増やすことができました。

研究熱心だからこそ陥ったミスと解決策を見つけ出すことが出来たのです。

ビジェイシンがこだわる練習

ビジェイシンの練習法で有名なのは、前述した右脇にヘッドカバーをはめてスイングすることです。

しかし練習の虫のこだわり練習法はもちろんそれだけではありません。

ゴルフでスコアを確実にまとめていくには、100ヤード以内のショットをいかに確実にグリーンに運ぶかです。
ドライバーは多少曲がってもある程度飛んで、フェアウェイにボールを運べば問題ありません。
しかし確実にパーを取るにはセカンドやサードショットの正確さが求められます。

まず100ヤード以内にターゲットを決めます。
打った直後にボールを目で追わずに、ショートかオーバー、もしくはビンゴかを予想します。
それを続けることで、自分自身が持つ距離感を覚えていくのです。

この練習は、反復練習が必要不可欠です。

また彼がラウンド前に必ず行う練習が、2kg程度の重さの練習用クラブでスイングをすること。
しかしマネするにしても重くて振れない場合は1kgでもokですが、手打ちでなく全身の筋肉を使うように意識できるくらいの重さのものを選ぶと良いです。

これくらい重いクラブを振ると、いつも自分が使用しているクラブを振るとヘッドスピードが格段にアップします。

どれも特に難しくはないのですが、続けることに意味のある練習なので、あきらめずに地道にがんばってみましょう!

ビジェイシンはメンタルも凄い

ビジェイシンがスイングと同じくらい大事にしているのが、メンタルトレーニングです。
東洋の禅と西洋の心理学、脳科学を融合させた「禅×メンタルトレーニング」です。
アメリカ人のジョセフ・ペアレント博士が推奨しているメンタルトレーニングです。

ゴルフはメンタルのスポーツと認識している人は多いでしょう。

プロゴルファーは、1打1打に人生が掛かっているので、想像を絶するほどのプレッシャーを抱えています。
そのため考え方を常にポジティブな方向へ転換していくことがメンタル強化に繋がります。

ショートパットを外したときのショックは結構大きいですよね。

そんな時も、
「あれはミスパットじゃなかった。完璧なパットだったけど、ボールの方が入りたがらなかっただけのことだ」
と考えると気持ちも幾分楽になります。

ゴルフとは不思議なスポーツで、ミスショットが続いて気持ちが沈み気味になっていても、ナイスショットが出てバーディー!なんて瞬間が来たら、一瞬にして気持ちは晴れてやる気も倍増します。

そんな状態を常に保つために、日頃の生活でも考えをポジティブに転換するようにしましょう!

ビジェイシンは真似たいことの宝庫

ビジェイシンの凄いところは、特別なことはしていないことです。

アマチュアでも初心者でも取り入れられる練習法、むしろ初心者だからこそ取り入れるべき練習法を地道に人より多く実戦しているのです。

現在54歳になった今も、彼のゴルフへ対する気持ちは変わりません。
年老いたことに不安や落ち込みはなく、その分経験豊富だとポジティブに捉えています。
是非動画などでも彼を研究してみましょう!