ドライバーは全てOBというプレイング4の常連。
ゴルフのスコアをまとめるために、「ドライバーは真っすぐ飛ばないから」と、ミドルホールでもロングホールでもアイアンスタートというアイアンスターター。
ドライバーもアイアンも必ずフックしてしまうブーメランショット。
こういった悩みを持つゴルファーは「8の字」スイングを試してみてください。
OBは必ず減少し、フェアウェイのキープ率も上がります。
ゴルフ上達!上手い人と下手な人の違い
止まっているボールを打つだけなのに、なぜこんなに差が出るのか?と思ったことはありませんか。
ゴルフが上手い人と下手な人の決定的な違いは、毎回、同じスイングができるかどうかということです。
そもそもゴルフのクラブは、上手いか下手かに関わらず、ちゃんと当たれば必ず真っすぐ飛ぶように作られています。
初心者がプロと同じクラブを使っても、同じスコアで回ることは不可能なことから分かるように、プロが特別なクラブを使っているわけではありません。
初めてラウンドするような人でも、たまにバカ当たりして、『230yのフェアウェイど真ん中!』みたいなショットを目にすることはありますが、大抵次のホールではOBかチョロがお決まりですよね。
初心者でも正確に当たれば真っすぐ飛びますし、プロでも理想通りに当たらなければOBになります。
そこで、試してもらいたいのがスイングの軌道を「8の字」にするということです。
これを練習することでスイング軌道が安定して、必ずゴルフのスコアアップに繋がります。
では「8の字」スイングとはどういうものなのか見ていきましょう。
ゴルフ上達!8の字スイングとは
「8の字」スイングとは簡単にいうと、ゴルフクラブの先端で地面に大きく「8の字」を書くイメージのスイングです。
8の中央の交わっているところにボールがあると考えてください。
スイングも同じように、8の中央の交わっているところからスタートします。
「8の字」ですが、構えている視点から見ると「∞」というスイング軌道になる状態です。
この具体的なスイング方法は以下の通りです。
①中央からバックスイングは身体から離すようにクラブを引きます。(∞の右上の部分)
②次にボールを打ちに行くダウンスイングのときは、クラブを身体に近づけて内側から中央にあるボールを打ちに行きます。(∞の右下部分)
③中央のボールを打った後は、身体から離れていくように外へ向けてフォロースルーを取ります。(∞の左上部分)
④自然とクラブは身体の内側へ返ってきます。(∞の左下部分)
イメージができたら練習場で試してみてください。
この「8の字」スイングには大きく3つのメリットがあります。
①インサイドアウトからクラブを下ろせるスイング軌道になる。
②フォロースルーを大きくとれる。
③スイング軌道が修正しやすい。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
ゴルフ上達!8の字スイングのメリット①インサイドアウト軌道になる
1つ目のメリットは、スイング軌道を自然とインサイドアウトから下ろせるよう矯正できることです。
「ゴルフはインサイドアウトのスイングが基本」ということを耳にしたことはありませんか。
では、インサイドアウトのスイングにすると、何がどう良いのでしょうか?
まず基本的に打った後の球筋は、ゴルフクラブのヘッド軌道の延長線上に飛ぶということを理解してください。
次にアウトサイドインとインサイドアウトのスイングをイメージしてみてください。
スイングを極端にアウトサイドインにしようとした場合、スイングは身体の遠い方から近い方に引き付けることになります。
そこから、真っすぐ飛ばすためにスイング軌道をターゲット方向に修正することはできるでしょうか。
そうすると、スイングは必ず流れを失います。
逆にスイングを極端にインサイドアウトにしようとした場合、身体の近い方から遠い方に向けてスイングすることになります。
外側に向けてといっても、腕の長さや可動域には限界があるので、自然とインに戻るようにになるはずです。
打った後の球筋は、ゴルフクラブのヘッド軌道の延長線上に飛ぶと考えると、アウトサイドインでは真っすぐ飛ばすのが困難なのは明らかですよね。
つまり「8の字」スイングでインサイドアウトのスイング軌道になるということで、球筋が安定するということです。
ゴルフ上達!8の字スイングのメリット②フォロースルーを大きくとれる
2つ目のメリットは、スイングのフォロースルーが自然と大きくとれるということです。
今年、2018年の夏の高校野球甲子園大会はご覧になられましたか?
フォロースルーの理想のイメージは大阪桐蔭の選手のスイングです。
特にドラフト1位指名を受けた2選手のフォロースルーは素晴らしいですね。
では、フォロースルーが大きくとれると何がどう良いのでしょうか?
例えば、100m走など短距離の選手は、120m先にゴールがあると思って走ると言います。
ボクシングの一流選手は相手にパンチをヒットさせてダメージを与えようとするとき、相手の正面から身体を突き抜けて、背中までパンチが届くイメージでパンチを打つと言います。
つまり対象物に対して、もう一歩先を目指すことによって、より大きな力を加えることができるということです。
これはゴルフも同じです。
いかにボールに大きな力を加えるかによって、飛距離が変わってきます。
「8の字」スイングでフォロースルーが大きくなることによって、ボールにそれだけ多くの力を加えることができますので、飛距離が安定するということなのです。
ゴルフ上達!8の字スイングのメリット③スイング軌道が修正しやすい
3つ目のメリットは、スイング軌道が修正しやすいということです。
皆さんはバックスイングのときとダウンスイングのときの、ゴルフクラブのヘッドの軌道は、同じ軌道を通そうと意識をしている人が多いのではないでしょうか。
こういう意識をしている人は、無意識にアウトサイドインのスイングになっていることが多いです。
バックスイングとダウンスイングの軌道を同じにするということは、プロでも難しいと言われています。
実現には、必要不可欠な筋力形成と、圧倒的な量の反復練習が必要です。
それを月に1、2度ゴルフを楽しむだけの人がしようとしても、できないのは当然ですよね。
それならぜひ「8の字」スイングの意識に変えてみてください。
個人によって、肩周り、腰周りなど、身体の可動域には限界があります。
「8の字」の意識をするだけでその可動域を目一杯使うことになりますので、必然的にスイング軌道に限界が出てきます。
結果、安定して修正しやすくなるということです。
ゴルフ上達!「8の字」スイングで気をつけるべきこと
「8の字」スイングを意識するときに気をつけなければならないことあります。
それは身体の軸がブレないようにするということです。
「8の字」でスイングしてみてくださいというと、身体も前後に動かして、身体でも「8の字」を書いてしまう人がいます。
身体の軸がブレてしまうとスイングは安定しません。
左肩が開いてしまい、インパクトの瞬間にクラブのフェースが外を向いてしまったり、寝てしまうために、ボールがスライスしてしまうからです。
これでは、せっかくのメリットを殺してしまうことになります。
あくまでも、「8の字」はゴルフクラブのヘッドを使って描くのだということを忘れないでください。
しっかりと身体の中心に軸を残して、その場でコマのように回転することで自然とスイングは安定していきます。
大きくスイングすることを心がけよう
練習場では極端に大きく「8の字」を書くイメージのスイングから始めてみてください。
最初は窮屈に感じるかもしれませんが、極端にすることから始めることで、自分に合ったスイングが見つかりやすくなります。
特にドライバーは全てOBで、ドラコンには実質不参加だったというような人は、ぜひ今回のことを参考にしてみてください。
きっとさらにゴルフが楽しくなりますよ。