皆さんはゴルフの練習ノートを書いていますか?
練習ノートとは練習が終わった後に書いて記録を残すノートです。
その日に学んだことや考えていたこと、課題など様々なことを記録します。
練習ノートを付けることで技術面とメンタル面、両方のレベルアップを目指すことができます。
そこでレベルアップに繋がる練習ノートの書き方を紹介します。
世界で活躍するスポーツ選手は必ず練習ノートを書く
練習ノートを綴っていることで有名なのはサッカーの本田圭祐選手です。
もちろん彼だけでなく多くのプロゴルファーも練習ノートを書いています。
本田選手は大叔父の勧めで小学6年生から100冊以上の練習ノートを書いていることが話題になりました。
書き方としては、内容は基本的に自由なのですが、感情的なことは絶対に書かないようにしていたようです。
と言うのも、感情的なことを書いてしまうと自分の失敗を他人のせいにしてしまうからだそうです。
本田選手は練習ノートの中に食事や体重、そしてトイレの回数まで書いています。
もちろんアマチュアゴルファーはそこまでする必要はありません。
アマチュアゴルファーがゴルフ上達のためにノートに書く内容としては、
・自分の目標とその進捗
・その日の練習内容
・ゴルフでの悩みや苦手とすること
・練習やラウンドでの反省点です。
もちろんこれに限らず自分の心の動きなど感情的なこと以外は、基本的には何を書いても大丈夫です。
本田選手のように練習についてだけでなく、細かな自分の生活を書き込んでも良いですし、それによって何かが見えてくる可能性もあります。
ゴルフ練習ノートの書き方
ゴルフの練習ノートと言っていますが、当然練習だけでなくラウンドでのことを合わせて綴ることをオススメします。
ゴルフの練習ノートの書き方は、好きなデザインのノートを用意してゴルフ専用のノートを作っても良いですし、最近はスマホのアプリを使って練習ノートを付けることもできます。
アプリでは練習の記録だけでなく、ラウンドでのスコアやパット数も入れることができるので、データ管理として使うことができるでしょう。
そんなスマホのアプリを使うのも便利ではありますが、自由に書き込みができるまっさらなノートを使った方がより細かく書き込むことができるでしょう。
練習ノートへ書き込む内容は先に紹介したものになりますが、ラウンドに関しては、
・その日のラウンドで感じたこと
・3つのベストショット
・ラウンド中にどんなことを考えていたか
・ラウンドで試してみたこと
・ラウンドで学んだこと
・次回の練習やラウンドでの課題
・それに加え天気や同伴競技者、前夜と当日の食事内容、スコアを書くと良いでしょう。
そして次の練習やラウンド前に読み返し、課題をクリアするためにはどうすれば良いのかに考えましょう。
ゴルフの練習ノートの書き方で重要なのは目標
練習ノートの書き方で重要なのは、目標を目立つように書くことです。
何の目標もなく練習に行って、練習をこなしていてはゴルフ上達にはなりませんし、練習ノートをうまく活用していることにはなりません。
まずはノートの一番上に目立つように練習前にその日の練習の目標を立ててください。
例えば「確実に50ヤードにボールを運べるようにする」と目標を設定します。
その日の練習は50ヤードの練習のみにし、何球中何球が確実に50ヤードへ打てたかを記します。
目標がはっきりしていると、練習に集中することができますし、成果を実感することができます。
こういった実践的なことだけでなく、「体の回転を意識したゴルフスイングをする」といったスイング改善に関する目標を立てても良いです。
そのような目標を立てた場合は、体の回転を意識したゴルフスイングをするためにどうすれば良いのか、どのような練習をするのかを一緒に書いてください。
『タオルを脇に挟んだ練習をする』や『左手1本だけを使った練習をする』と言ったような練習内容を決めると良いでしょう。
ただし何球打つと言うような目標は立てないでください。
数を打つことだけを目標にすると、闇雲に打つだけで何の練習にもならないので気をつけましょう。
ゴルフの練習ノートへ考え方を記す書き方
ゴルフの練習ノートへは、技術的な面だけでなく考え方や気持ちを書くことも大切です。
先に書き方として紹介しましたが、感情的なことを書くのはNGです。
ラウンド中や練習でスイングをするときにどのようなことを考えていたかを記入します。
そうすることで自分の考え方の癖を読み取ることができるからです。
ゴルフでは調子が良い日もあれば悪い日もあるものです。
時には調子が良かったのに悪くなったり、悪かったのに良くなったりと1日のうちに調子が変化することもあります。
その際の自分が考えたことを練習ノートに書くことで、悪い方向へ向かった時の考え癖や、思い通りに打てた時の考え癖が分かるようになります。
自分の考え方を自己分析することで、ラウンド中のメンタルをコントロールすることに役立てることができます。
ゴルフはメンタルのスポーツと言われています。
自分のメンタルをうまくコントロールすることが、ゴルフ上達に確実に繋がります。
普段何気なく考えていることもプレーに影響している可能性があるのです。
そんなちょっとした考えや気持ちをノートに記すことで自分の考えの動きを知ることができるのでオススメです。
ゴルフの練習ノートで見えてくるルーティン
全てのスポーツで注目されているルーティン。
これがルーティンだと決めて行うのも良いですが、調子が良い時に自然にできているルーティンを自分のルーティンとして取り入れる方が、より安定した気持ちでプレーすることができます。
練習ノートの書き方として自分のプレー中の行動の癖を書き込むことも有効です。
練習でもラウンドでも良いプレーができた時の自分の行動、悪いプレーをしてしまったときの自分の行動を細かく記していきます。
すると良いプレーの時に良くしている行動と言うのが自然と見えてくるはずです。
その行動をショット前のルーティンにすれば良いのです。
自然に行っていたことが自身の平常心を保つための動作になるのですから、あえて同じことをすることで調子が悪い日でも平常心を保つことができるでしょう。
調子が悪い日、調子が良い日の自分の動作を練習ノートに書き込み、読み返すことでその差を知ることができます。
ゴルフではスイング同様自分の心や体の動きを自己分析することが大切です。
そのためには練習ノートに気づいたことは細かく書き込むことが大切です。
ゴルフの練習ノートをつける目的とは
最後にゴルフの練習ノートをつける目的と言うのを知っておきましょう。
基本的に自由に書き込んで良いから練習ノートをつけようと言っても、最初は何を書いて良いのか分からずに、単なるメモの書き方になってしまいます。
しかしゴルフの練習ノートをつける目的と言うのをしっかりと理解しておけば、自ずとどのようなことをどのように書けば良いのか分かるでしょう。
ゴルフの練習ノートをつけることで、自分が現在どうなっているのかを客観的に見ることができます。
ゴルフ上達のためには自分のゴルフが現状どうなっているのかを知ることはとても大切です。
自分が普段無意識に行っていることを「書く」と言うことで整理して、意識することができるでしょう。
そうしなければ自分の目標が何なのか、そしてその目標達成までの進捗状況がどうなっているのかが分かりません。
そして自分がどんな練習をしているか、またすべきかを意識することも難しいでしょう。
練習だけでなくラウンドについて書くことで、自分のラウンドの流れや苦手なショットなどを客観的に見出すことができます。
『ラウンドして楽しかった、悔しかった!』
だけで終わり、では絶対に上達しません。
ゴルフの練習ノートを付けることで、次は何をすれば良いのかやるべきことがはっきりと見えてくるのです。
便利なスマホよりもやっぱり手で書いた方が良い
最近はゴルフ上達にスマホを上手に活用している人が増えています。
練習ノートをスマホで書いている人もいるでしょう。
もちろん悪いことではありませんが、できれば手で書くことをオススメします。
スマホに書き込むとどうしてもきちんと整理しながら記してしまいます。
そうではなく思い切り書きたいことをたくさん手で書き込んだ方が、より頭や心に響きます。