スコア80切りを夢見るゴルファーは少なくありません。
80を切って70台で回れる人の割合は総ゴルファーの約2.5%と言われています。
その内イーブンつまり72で回れる人はなんと0.1%しかいません。
それだけスコア80切りは簡単ではないということです。
その夢を実現するには技術的な部分はもちろん、クラブ選択やコースマネジメントなどが重要です。
スコア80切りに必要なゴルフのマネジメントとは
スコア80切りに必要なゴルフのマネジメントとは「コース戦略」のことです。
コース戦略のために考慮しなければならない以下の点があります。
・コースレイアウト
・その日の天候や風の向き、風の強さ
・自分のショットの癖や得意不得意な距離等
・自分のゴルフレベル
・当日の自分のコンディション
そしてどこへ打つか、どんな強さで打つか、そしてどのクラブを選択するかなどコースの攻め方を決めます。
例えばティーグラウンドへ立ったら、OBやハザードのリスクを考えながら、コースのレイアウトを思い出しながら攻め方を考えます。
またアプローチでもライの状況やグリーンのラインなどを考えボールの落とし所を決めます。
パットの際は、カップを外したとしても次のパットが楽にできるような位置に行くよう考えなければなりません。
ショットやアプローチ、パターの技術が高くても適切なマネジメントができないとスコアを縮めることはできません。
ゴルフ上級者は技術だけでなくマネジメント力にも長けているのです。
スコア80切りのゴルフのマネジメントは距離を逆算する
ティーグラウンドに立ったとき何も考えずに毎回ドライバーを満振りしていませんか?
スコア80切りのゴルフのマネジメントではティーショットで必ずしもドライバーを握りません。
プロのトーナメントを見ているとティーショットでフェアウェイウッドやユーティリティを持っている時があります。
正にそれがコースマネジメントなのです。
スコア80切りをするには飛距離をティーグラウンドから足していくのはNGです。
セカンドショットで確実にグリーンに乗せるためにはどうすれば良いのかを考えます。
これが先に紹介した「自分の得意不得意の距離等」を考えることになります。
グリーンから逆算してセカンドショットに得意な距離を残すマネジメントです。
ドライバーで飛ばすだけ飛ばして短い距離を残すのが有利に感じるかもしれません。
しかし曲がってしまいOBやラフにボールが行くと逆に不利になってしまうのがオチです。
ですから確実にドライバーでフェアウェイにボールが運べるかどうかも考えます。
しかし実はこのマネジメントは80切りのためと言うよりもマネジメントの基本となります。
スコア80切りのゴルフのマネジメントは持ち球を知る
スコア80切りを目指すと言うことは、すでにそれなりのゴルフ技術を持っていることでしょう。
自分の持ち球がドローなのか、フェードなのか知っていますか?
スコア80切りを達成するためのマネジメントでは自分の持ち球を知っておかなければなりません。
ゴルフコースはピンまで真っ直ぐと言うホールはほとんどありません。
右ドッグレッグや左ドッグレッグ、ドッグレッグと言わないまでも多少曲がっているのが普通です。
また左右どちらかにOBやハザードが潜んでいることもしばしばです。
その際に自分の持ち球や癖を知っておくと正しいコースマネジメントができます。
ドローであれば左ドッグレッグを得意とし、フェードであれば右ドッグレッグを得意とします。
得意な曲がりであればティーショットで思い切り攻めることができますが、苦手な曲がりであれば距離をセーブしてトラブルを未然に防ぎましょう。
持ち球によってティーグラウンドで立つ位置も違ってきます。
持ち球を考慮してショットすることでOBやハザードを確実に避けることができますし、フェアウェイにボールを運ぶこともできます。
スコア80切りのゴルフのマネジメントはロングはパーで
80切りのためのゴルフのマネジメントには、先に話したようなコースマネジメントだけではありません。
それは「スコアマネジメント(スコアメイク)」です。
80切りのためのスコアマネジメントではパー5では必ずパーを獲ることが大事です。
プロゴルファー、特に距離の出る選手はパー5では最悪パー、良ければバーディーかイーグルとスコアメイクをします。
パー5でバーディーかイーグルが獲れた分、アンダーが出せると計算するのです。
後のホールはパープレーで行けば、優勝できる可能性も出てくるのです。
まず今までの自分のスコアカードを確認して1回のラウンドでパー5をどのくらいオーバーしているのか見てください。
ボギーやダボを叩いている人が多いのではないでしょうか。
合計4オーバー以上している人はスコア80切りは正直難しいです。
アマチュアゴルファーで80切りを目指している人は、パー5では最悪パー、良くてバーディーを獲る必要があります。
そのためにはパー5でパーを獲るためのコースマネジメントが重要になります。
パー5で確実にパーを獲るためのコースマネジメント
スコア80切りのためにパー5で確実にパーを獲るためのコースマネジメントがあります。
パー5ではフェアウェイが狭いなどドライバーを使うのに条件が悪い場合を除いて、ほとんどの場合ティーショットではドライバーを使います。
例えば500ヤードのパー5で、ドライバーが230ヤード飛んでフェアウェイにボールは行きました。
すると残りは270ヤードですが、あなたはどのクラブを選択しますか?
ここがパー5でパーを獲るために大事なマネジメントになります。
できるだけ遠くに飛ばしたいと3Wをすぐ手に取るようでは確実にパーを獲ることはできません。
パー5でのセカンドショットは3打目を考慮したマネジメントをしなければならないのです。
当然残り270ヤードを3Wで打ってもグリーンには届きません。
その場合は残りの距離を半分や6:4、7:3と配分してグリーンを狙いましょう。
一番良いのは3打目に絶対グリーンオンできる得意な距離を残すことです。
ここで活躍するのが先に紹介した距離を逆算するマネジメントです。
ゴルフでは短い番手を使って刻む勇気が持てるかどうかがカギとなります。
「上手くいけば!」のマネジメントでは80切りは無理
スコアのバラつきが大きい人の特徴は、「上手くいけば!」のマネジメントをしていることです。
スコア80切りを目指すのであればそのようなマネジメントをしていてはダメです。
運が良ければ80切りできることもあるかもしれませんが、運が悪ければ100を超える可能性も高まります。
そんなギャンブルのようなゴルフしていても上達しません。
苦手だけれど3Wが上手く当たればぎりぎりグリーンオンできるかもしれない。
しかしミスすれば池ポチャは確実。
そんな状況で3Wを持ってしまっては80切りはできません。
そこで失敗すれば逆に打数を重ねてしまうことになり大叩きしてしまいます。
特に気をつけて欲しいのが傾斜のあるラフからのショットです。
無理にグリーンを狙わずに確実にグリーンに近づけつつフェアウェイに運ぶようにしましょう。
確率の少ない奇跡を信じるのではなく、堅実に、そして確実なマネジメントをするようにしましょう。
ゴルフで確率はかなり少ないですが、起こる奇跡を信じて良いのはホールインワンとアルバトロスだけです。
しかしこれは信じると言うより願うに近いかもしれません。
上級者になればなるほど技術よりも頭脳と心
ミスショットをしてイライラしたり変に落ち込んだりする人がいます。
ゴルフではミスをして当然と考えてください。
ただ80切りを目指すゴルファーはそのミスを極力減らす必要があります。
そのためにはミスを減らすためのマネジメントと、ミスをした場合に最悪な事態を避けるためのマネジメントが重要です。
そのために常に冷静でいるためのメンタルも大切になります。