ゴルファーの中での最初の大きな壁は100切りです。
そのため90切りができるようになると、ミスショットも少なく周囲からは一目置かれる存在となります。
アマチュアの世界では、十分ゴルフ上級者と言っても良いレベルだと思われます。
ところで90切りをできるゴルファーの割合はいったいどのくらいいるのでしょうか。
ゴルファー人口の中で90切りできる人の割合
いきなり本題ですが、ゴルファー人口の中で90切りできる割合はいったいどのくらいいるのでしょうか。
あるデータによると90切りできる人の割合は全体の約17%と言われています。
つまり100人に17人の人が90切りしているのです。
例えば30人程度のコンペがあった場合、90切りをできる割合は約5人になります。
実際にコンペに参加した場合どうですか。
また90切りと言っても80~89まであるのでその幅は広いです。
ゴルファーであれば分かると思いますが、90切りからの1打の差は非常に大きいです。
80台前半を出すシングルプレーヤーになると、その割合は全体の5~7%と言われています。
同じ90切りでもこれだけ割合が減ります。
それだけ同じ90切りでも難易度は増すのです。
すでに90切りを達成している人がこれを見ると鼻が高くなるでしょう。
逆に90切りを目標としている人は夢のような話に思えてくるかもしれません。
確かに大変な目標ではありますが、決して不可能なわけではありません。
90切りできるゴルファーの割合は休日と平日で変わる
ここに実に面白く興味深いデータがあります。
90切りできるゴルファーの割合は休日と平日で異なるのです。
休日にラウンドした中で90切りができたゴルファーの割合は約14%です。
そして平日にラウンドした中で90切りできたゴルファーの割合は約20%だというのです。
不思議に思うかもしれませんが、休日と平日で約5%も差が出ます。
では何故休日の方が割合が減るのでしょうか。
その理由として、まず休日は多くの人が休みになるので様々なタイプのゴルファーがラウンドに訪れるということがあります。
中には月1ゴルファーやただ付き合いでラウンドに来ているような人もいます。
その分だけ休日の割合が減ってしまっていると推測できます。
対して平日は、ゴルフのために休みを取っているようなゴルフ好きな方が多いこともあって、ゴルフ上級者が集まりやすいのでしょう。
またメンタル的なところも考えられます。
休日は混んでいることもあり、ホール毎の待ち時間が増え、フラストレーションが溜まったり、リズムが崩れてしまうことがあります。
対して平日は比較的空いているので、スムーズなラウンドができる上に、前後の組の存在を忘れてしまうほど自分のゴルフに集中できます。
90切りできるゴルファーのゴルフ歴の割合とは
「ゴルフは経験」と言う言葉を良く耳にします。
それでは90切りできる約17%のゴルファーたちのゴルフ歴の割合はどのくらいなのでしょうか。
ゴルフ歴1~2年で90切りできる人の割合は8.1%です。
初心者と言っても良いくらいのゴルフ歴で8.1%もの人が90切りをしているなんて衝撃を受けた人も多いでしょう。
そしてゴルフ歴3~5年で90切りできる人の割合は8.0%です。
なんとゴルフ歴1~2年の人よりもわずかではありますが少ない割合なのに驚きます。
ここから「ゴルフは経験」の真実味が薄まってきました。
それからゴルフ歴6~10年で90切りできる人の割合は13.8%です。
ここで急激に割合が増えてきました。
このくらいで長年の練習の成果が実ってくるのかもしれません。
さらにゴルフ歴11~20年で90切りできる人の割合は11.4%、ゴルフ歴21~30年で90切りできる人の割合は12%と割合が減ってきます。
このくらいでスランプに陥るのか、伸び悩みの年数になるのでしょうか。
ゴルフ歴31年以上で90切りできる人の割合は31%です。
この結果やはり「ゴルフは経験」なのかもしれませんね。
90切りのためにゴルフラウンドでクリアしたい割合
90切りできる約17%に入るためには、ゴルフラウンドである割合をクリアしなければなりません。
それはリカバリー率とパット数です。
先にも話しました、結果にも出ていた「ゴルフは経験」。
経験を積むほどラウンド回数も増えショートゲームの技術が向上します。
ショートゲームが上手くなると必ずスコアは縮まるものです。
ドライバーやアイアンショットが完璧であってもショートゲームができなければスコアを縮めるのは難しいです。
90切りするためにはリカバリー率を15%、パット数を36を目標にしなければなりません。
ギリギリ90切り達成するには17オーバーまでOKなので、基本ボギーペースで回れれば良いのです。
もちろんボギーペースで回っても最低1回はパーを獲らなければなりません。
となるとボギーオンしても2パットでホールアウトできる技術が必要になります。
また18ホール中数ホールはアプローチで寄せて1パットのパーが獲れるようになれば、確実に90切りは圏内に入ってきます。
アマチュアゴルファーの平均スコアとは
90切りできるゴルファーの割合が約17%と言うことですが、果たしてアマチュアゴルファーの平均スコアはどのくらいなのでしょうか。
あるデータよるとアマチュアゴルファーの平均スコアは「110」です。
故に多くの人が100切りすら達成していないと言うことになります。
もちろんこのデータの中にはゴルフを始めたばかりの初心者ゴルファーや、あまりゴルフをしない月1ゴルファーも含まれています。
そのような人たちが平均値を増やしていると考えても、100切りできていないゴルファーの割合が多いと考えられます。
100切りをゴルファーの高い壁として100切りするための雑誌や本がたくさん出ているのも納得の数値です。
またこのデータを見ると、90切りできる人の割合が約17%と言うのも驚きませんし、90切りできるゴルファーがどれだけすごいのかと言うのも理解できます。
100切りの壁がそれだけ高いのですから、多くのゴルファーにとって90切りの壁はその何十倍も高いものになるでしょう。
ゴルフが上手い!と思われるスコアとは
ゴルフが上手いと言っても、そう思う感覚は人それぞれ違います。
90切りできる人を上手いと思う人もいれば、100切りできる人を上手いと思う人もいます。
一般的にゴルフが上手いと思われるスコアはいったいどのくらいなのでしょうか。
あるアンケートによるとゴルフが上手いと最も多くの人が思うスコアは100以下です。
つまり100切りできれば一般的にゴルフが上手いと思われると言うことです。
故にゴルフ人口の中で約17%の割合しかいない90切りの人は、上手いを込めて神レベルに感じる人も少なくないと言うことになります。
しかしこのアンケートによると面白い結果となっており、次いで上手いと思われるスコアは85以下となっています。
90切りよりも85以下のシングルゴルファーの方が上手いと思う人が多いようです。
もちろん85以下の人の方がスコア的には上手いのですが、90切りは100切りや85以下ほどの感動がないのかもしれません。
このアンケートの結果を見ると人の感覚とは面白いものだと感じます。
普通に考えたらシングルプレーヤーやスクラッチプレーヤーがダントツの1位になりそうなものなのですが、100切りを目指している人からすれば目標を先に達成した人の方が輝いて見えるのかもしれません。
90切りを目指すなら練習量を増やし質を上げよう
90切りの割合は思いのほか低いと感じた人が多いのではないでしょうか。
本気で90切りを目指すのであれば、現状の練習では難しいかもしれません。
90切りをするために今の自分に何が必要なのかをしかっり考えて、今後の練習メニューを練り直してみましょう。