ゴルフが上達するには練習頻度にプラスアルファが必要

最終更新日:2018/09/23

ゴルフが上達したいと、練習頻度を上げる計画を持っているのであれば、まずは自分の技量や体力、もしくは年齢などとの兼ね合いをチェックしたほうが良いかもしれません。

たくさん練習して上手くなる人と、少しの練習のほうが良い人がいるので、それぞれの練習の頻度について考えてみましょう。

ゴルフが上達するために必要な練習頻度はどれくらい?

ゴルフの練習頻度が高いほど上達すると考えるのが一般的です。

しかしその練習の仕方が間違っていれば、いくら練習をしても上手くならない場合もあります。

上達にとって重要なのは練習の内容であって、練習頻度や練習量ではないと言う考え方もあります。

これらはどちらも正しく、またどちらも間違っている可能性があります。

練習頻度が高いと言うことは、それだけ経験を積んでいるわけですから、マイナスになるはずがないはずです。

ゴルフ場の中はアンジュレーションによってアップダウンがあります。

練習場のようなフラットな状態で打てる機会はないので、なるべく多くのボールを打つことが、上達の早道だと考えているわけです。

一方で腰や肘などに故障を抱えているゴルファーは練習頻度を増やせば、それだけダメージを受けることになります。

また故障がなくても年齢や体力によって、練習頻度を高くすることでコンディションを維持できない場合があります。

それぞれのゴルファーによって、練習頻度を定めていくことが上達の鍵になるでしょう。

個人差があるゴルフの上達に練習頻度は重要ではない?

ゴルフが上達するための練習頻度は個人差があるので、一概にパターン化することはできません。

ただ毎日グリップを握るとか、室内からガラスに映る自分のパッティングスタイルをチェックすることも練習とするなら、毎日が練習になります。

またジョギングやウェイトトレーニング、ストレッチなども入れると、1日の中でかなりの時間を練習に割くことになります。

一方で「練習頻度」と言えば、通常は練習場でのショットやゴルフ場でのラウンドのことを指します。

多くのボールを打つことや、ラウンドする機会を増やすチャンスがあれば、それを活かさない手はありません。

特にゴルフ場でのラウンドは毎日のようにできたら、上達する可能性は一気に高まるに違いありません。

ショットの精度が良くなっても、トッププロのようなパーオン率になることはありません。

リカバリーショットが上達すれば、拾うゴルフができるようになり、大崩れすることはなくなります。

またパターの感覚は、やはり本物の芝の上で、しかも芝目や傾斜を読みながら打たなければ自分のものにはなりません。

そう考えると、毎日練習をしたほうが上達することは間違いありません。

ゴルフの練習頻度を上げても上達しないのに上手くなる方法

実際にはゴルフ場で毎日ラウンドができることなどないはずです。

その代わりに練習場でボールを打つわけですが、闇雲に打つのではなく、上達するための練習方法を実践しましょう。

確実にミートすることが、練習場のショットではもっとも大切なことです。

ヘッドスピードを上げるためなら、自宅の前で素振りや、ウェイトをつけた重いクラブでのスイング強化で十分です。

練習場でお金を払ってボールを打つのですから、それに見合った練習方法を実践しましょう。

そこで、ミドルアイアンを使ってティーアップしたボールを打ちましょう。

ボールの側面にフェースが当たるように、横から払うイメージでショットします。

ショートホールでのティーアップと同じように、地面からわずかに上がっただけで十分です。

このとき注意しなければならないのは、アイアンのソールは打撃マットについてはいけないと言うことです。

このショットがレベルブローと言い、スイングの中で基本中の基本です。

ゴルフの上達に必要な練習頻度の程度は人によって違う

ダウンブローで打ち込んでいたときに比べると、レベルブローのスイングを身につけたことで、身体へのダメージは軽減されているはずです。

これならば練習頻度を上げても故障する可能性は低くなりますし、スイング自体も「円」になることから数が増えても疲れないはずです。

それまで週末だけ練習していたとしたら、3日に1回、2日に1回、毎日と徐々に練習頻度を縮めることも可能です。

ただし、そんなに過密なスケジュールを組んでも、ゴルフの技量はすぐに上達するわけではありません。

なぜかと言うと、ゴルフ仕様の身体がまだできていないからです。

ゴルフスイングは見よう見真似で、お手本とするスイングフォームに近づけることはできますが、プロゴルファーのようなトップの位置やフィニッシュポーズはなかなか取れません。

あの動きをするためには背中の大きな骨の板である、肩甲骨の動きを大きくする必要があるからです。

そのためにはゴルフの練習を1日にしたとき、ストレッチは2日のペースで行うと、ゴルフ仕様のボディへと変化していくはずです。

上級者のゴルフ上達には練習頻度よりも実践のラウンドが必要

ショットの練習とストッレッチを併用することで、ゴルフが上達するペースは早くなります。

ただし、ここで問題なのは、自分の技量がどの辺にあるかということです。

これから100を切ろうとしている人なら、やはりクラブを握る時間を増やして、少しでもゴルフクラブの重みに慣れることが大切です。

そして90を切ろうとしている人は、ショットの精度を上げるために、スイートスポットでボールをとらえられるよう、ミートするための打ち込みが必要になります。

ところが80を切ってシングルを目指す人は、すでにスイングは固まっているので、スイングチェックのための練習になります。

もちろんシーズンオフになれば、足りない部分を補強することはありえますが、現状を維持していくことが大切です。

この3者のうちで練習頻度を高くしたほうが良いのは、100切りを目標にしている人です。

とにかくゴルフクラブが自分の身体の一部と思えるくらい、打って打って打ちまくることが上達の早道になります。

一方でシングルを目指す人は、練習場のスイングもさることながら、ゴルフ場でのラウンド機会を増やす、実践練習のほうが上達を早めることになるでしょう。

ゴルフ上達のためには練習頻度のほかにも努力が必要

ゴルフが上達するためのお練習頻度は、ゴルファーのレベルや年齢などを考慮する必要があります。

闇雲に練習を重ねても、故障の原因なることもあるので注意が必要です。

疲労した筋肉を再生の観点から考えると、1日ゴルフの練習をしたら、休息を2日与えて3日目に練習を再開します。

この間に鶏胸肉などのタンパク質を多く含む食品を摂取するか、プロテインなどで補給して回復を促します。

そのかわり1日の練習量を増やして、筋肉に良い意味でのダメージを与えることで、さらなる成長が期待できるわけです。

このようなアスリート型の練習頻度をとるのであれば、見合うだけのストレッチや筋トレなども併用していく必要があるでしょう。

ただしこのプロ並みにレベルになる前に、100を切るために毎日クラブを握り、90を切るためにミート率を上げ、80を切るためにラウンド練習を頻繁に行うことが必要です。

その上でのアスリート型の練習頻度と言うことになるので、自分がどこのレベルであるかを確認しながら、日々の向上に努めるようにしましょう。

ゴルフ上達のためには自分に合った練習頻度にしよう

ゴルフが上達するためにと、練習頻度を上げても効果がある場合とない場合があり、その理由は技量のレベルや年齢など多岐にわたります。

ただ故障するほど練習をしてみ意味はないので、身体のメンテナンスをしながら、自分に合ったペースで取り組むことが長続きすることと言えます。