全米オープンを開催するゴルフコースは、大会の5年以上前から大会に向けた準備をしていると言われています。
優勝スコアをイーブンパーとして、深いラフと狭いフェアウェイを特徴としてセッティングされます。
そこで今回は、次回2019年の全米オープン開催地である「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」について紹介します。
全米オープンゴルフの開催地でもある世界を代表するリゾートコース
世界中のゴルファーが「人生で一度はラウンドしたいコース」として常に上位にランクインしているのが、ペブルビーチ・ゴルフリンクスです。
アメリカのサンフランシスコから車で2時間ほどの場所にある、カリフォルニア州のモントレー半島、ペブルビーチにこのゴルフコースはあります。
毎年開催されているPGAゴルフツアー「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」の開催地となっているのに加え、全米オープンゴルフも過去5回開催されているコースです。
そして2019年に開催する全米オープンゴルフの開催地としても決まっています。
名前の通り美しい海岸線に面したリゾートコースで、特に7番ホールは海に向かって打ち下ろすパー3として有名です。
この7番ホールは100ヤードと短く、ティーグラウンドからの眺めは最高に美しいホールですが、PGAツアーや全米オープンでも海からの風に影響されて多くの選手が苦しめられています。
7番ホール以外も、美しい海の絶景を見ながらラウンドできる素晴らしいホールが続きます。
誰もが人生に一度はラウンドしたいと思う、世界を代表するトップレベルのリゾートコースです。
全米オープンゴルフ119回大会(2019年)の開催地
全米オープンゴルフの開催地は毎年異なりますが、ペブルビーチ・ゴルフリンクスは過去に5回開催された全米オープンゴルフの常連コースです。
2019年の全米オープンゴルフでも開催地として決定しており、大会に向けたコースセッティングの調整が始まっています。
全米オープンゴルフの開催地は5年程前から決めており、優勝スコアをイーブンパーと設定して深いラフや狭いフェアウェイなど、出場選手にとって非常にタフなコースセッティングが求められるようです。
ペブルビーチ・ゴルフリンクスで前回開催された2010年の全米オープンでは、グレーム・マクドウェルがイーブンパーで優勝しました。
2000年にもペブルビーチ・ゴルフリンクスが全米オープンゴルフの開催地になりましたが、この時はタイガーウッズが12アンダーで優勝しています。
ペブルビーチ・ゴルフリンクスは2019年の全米オープンゴルフの開催地となりましたが、タイガーウッズが復活して、2000年の全米オープンで記録した12アンダーを超えることができるか楽しみです。
全米オープンゴルフ100回大会(2000年)ではタイガーウッズが優勝
全米オープンゴルフは優勝スコアをイーブンパーとして設定しており、トッププロにも厳しいコースセッティングをしているとお話しました。
つまり2000年の全米オープン100回大会で開催地になったペブルビーチ・ゴルフリンクスでも、主催者であるUSGAは厳しいコースセッティングで調整をしていました。
しかし、タイガーウッズが2位と15打差の12アンダーで圧勝して全米オープンで初勝利を飾ったのです。
この時のタイガーウッズには、USGAさえも太刀打ちできない圧倒的な強さを持っていたのでしょう。
タイガーウッズはこの年の全英オープン、全米プロ選手権とメジャー3連勝しています。
その後もタイガーウッズの快進撃は世界中のゴルフファンを熱狂させました。
2019年に開催する全米オープンでは9年ぶりにペブルビーチ・ゴルフリンクスが開催地になります。
19年前に圧倒的な強さで優勝したタイガーウッズが全米オープンに帰ってくることになると盛り上がること必至です。
PGAゴルフツアー、AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ開催地
PGAツアーの「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」はペブルビーチにある3コースが開催地になっています。
予選ラウンドが3日間あり「ペブルビーチ・ゴルフリンクス」、「スパイグラスヒル・ゴルフコース」、「モントレー・ペニンシュラ・カントリークラブ」の3コース54ホールをプレーします。
最終日が決勝ラウンドになり、ペブルビーチ・ゴルフリンクスで18ホールを戦うスケジュールです。
アマチュアゴルファーがトッププロと一緒にラウンドするため、全米オープンなどの試合では見ることができないプロの姿をテレビで楽しめる試合です。
アマチュアゴルファーとしてアメリカで人気のある俳優やコメディアン、スポーツ選手だけでなく超セレブな方々も出場しており、真剣なプレーの中でも笑いがあります。
この試合ではチャリティーの要素も強くあり巨額の慈善募金が集まることでも有名です。
日本のゴルフツアーでも是非取り入れて欲しい試合形式だと思います。
全米オープンゴルフの開催地、ペブルビーチ・ゴルフリンクスでラウンドするには
ペブルビーチ・ゴルフリンクスは、ビジターでもラウンドできるトーナメントコースです。
このコースのラウンドを予約するには周辺の宿泊施設とセットが基本になりますが、直前予約で空きがあればラウンドのみで直接予約を取ることも可能です。
しかし、全米オープンゴルフの開催地でもあり、世界中のゴルファーが憧れる人気が高いコースになりますので、やはり宿泊をせずに予約するのは難しいかもしれません。
プレーフィーは日本円で5万円以上と高額になりますが、一生に一度のラウンドとして考えると安いと感じるか、高いと感じるか、皆さまはいかがでしょうか。
日本からペブルビーチ・ゴルフリンクスの予約を希望される場合、インターネットで検索すれば複数の旅行会社が宿泊とパッケージにしたプランを取り扱っています。
テレビのゴルフ中継でも有名なペブルビーチ・ゴルフリンクスの7番ホール、打ち下ろしパー3の絶景は忘れることができない素敵な思い出になるでしょう。
全米オープンゴルフの開催地、ペブルビーチ・ゴルフリンクス周辺をドライブ
全米オープンゴルフの開催地でもあるペブルビーチ・ゴルフリンクスはアメリカのカリフォルニア州、モントレー半島にあります。
ここは美しい海岸線が魅力で、このゴルフ場が位置するペブルビーチを抜ける道路は、17マイルドライブとして有名なドライブコースになっています。
この道路をドライブすると、誰もが心惹かれる美しい海が広がり、そして澄みわたる青い空を存分に味わうことができるはずです。
そんな17マイルドライブの沿道には、世界中のセレブが住んでいる数億ドルと言われる豪華な家々を見ることもできます。
また太平洋に囲まれたモントレー半島の静かな入り江には、レストランが点在しており、絶景を眺めながら豪華な食事も楽しることでしょう。
そして世界的に有名なモントレーベイ水族館があり、家族連れでも楽しめるスポットが多いオススメのドライブコースです。
ゴルフをしない方でもモントレー半島の17マイルドライブは、一生のうちで一度は訪れる価値がある素晴らしいドライビングコースです。
アメリカ西海岸を観光するときの候補地として検討してみてください。
ペブルビーチ・ゴルフリンクスは唯一無二のゴルフコース
ペブルビーチ・ゴルフリンクスは、世界でもナンバーワンに君臨する唯一無二のゴルフコースです。
ここが開催地になる全米オープンゴルフの2019年大会は、タイガーウッズが出場する可能性も高く盛り上がること間違いありません。
いつの日か実際にラウンドできる日を夢見て、ペブルビーチ・ゴルフリンクスが開催地となる全米オープンゴルフをテレビ観戦で楽しみましょう。