ゴルフで90切りを短い期間で実現するためのマネジメント

最終更新日:2018/09/01

ゴルフは如何にスコアを少なくしてホールアウトできるかを競うスポーツです。

一般的に上手いと言われるスコアの基準は、90切りを安定してできるかどうかではないでしょうか。

ゴルフを始めてから、90切りできるまでの期間は様々です。

何をすれば少しでも短い期間で、90切りを達成できるのか考えてみましょう。

ゴルフで90切りをしている人はどの程度いるのか

ゴルフを始めて、最初に目標として目指すスコアは、100切りだと思います。

初心者から見れば、100切りしているゴルファーを見て上手いと感じるかもしれません。

しかし、スコアが100前後のゴルファーで自分自身を上手いと思っている人は少ないのではないでしょうか。

一般的に上手いと言われるゴルファーは、安定して90切りをしています。

ゴルファーの多くが目指している目標は、一般的に上手いと言われている、90切りができるレベルではないでしょうか。

では、実際に90切りしているゴルファーはどの程度存在しているのでしょうか。

インターネットの情報では、安定して90切りできるゴルファーは全体の15%程度と言われています。

近年ではゴルファーの高齢化も進んでいますので、90切りできる人の割合は年々少なくなっています。

一方で初心者が目標とする100切りをしているゴルファーは50%程度存在し、一定期間ゴルフを続ければ多くの方が達成しています。

ゴルフでスコアを「100」から「90」にする、この10打を縮めることがゴルファーにとって高い壁になっていることが分かります。

ゴルフを始めてから90切りができるまでの期間は一般的にどのくらい?

ゴルフを始めてから、90切りまでの期間は練習量やラウンド回数によって様々です。

数か月で達成する方もいますし、一方で20年、30年とゴルフを続けても達成できない方も多くいます。

ゴルフもスポーツになりますので、ゴルフを始める前に野球やテニスなどを経験して、基礎体力を持っている方は短期間で達成できます。

特に球技の経験があればボールの扱い方に慣れていますので、ボールを左右に打ち分けるのが得意な方が多く、スコアも良くなります。

一方でスポーツの経験が無く、ゴルフの練習頻度、ラウンド頻度が低い方は何年経っても90切りどころか、100切りも難しくなります。

何より90切りを達成するためには、各ホールの平均スコアをボギー以下にしなければいけません。

100切りを達成した方なら18ホールの内で半分近くをボギー以下でラウンドすることができたはずですので、90切りの実力は備えています。

あとはコースマネジメントを間違えなければ、100切りから90切りまで短期間で達成できるはずです。

ゴルフで90切りができない方に共通していること

先ほど言いましたが、ゴルフのラウンドで90切りするためには、18ホールを平均してボギー以下でラウンドする必要があります。

つまりダブルボギーを叩いてしまったら、どこかのホールでパーを獲らなければ90をオーバーしてしまいます。

逆に考えれば、ダブルボギーを叩かないゴルフをすることができれば、90切りを達成できるのです。

100切りができていて90切りを達成できない方は、どこかでダブルボギー以上の大たたきをしているのではないでしょうか。

最初から3オン、2パットでボギーのゴルフをすれば良いのに、パーを狙ったセカンドショットでOBを出したりしていませんか?

パーを狙うことで、どこかで欲が出て力が入りミスショットを繰り返す、これが90切りできない方に共通していることです。

平均スコアを100前後でラウンドできるゴルファーであれば、ゴルフを経験した期間に関係なく90切りの実力を持っています。

100切りできても90切りができない方は、無理なコースマネジメントをしていないか今一度考え直してみましょう。

ゴルフで90切りを達成するために必要な考え方とは

90切りするためにはダブルボギーを叩かない事です。

逆に言えば全てのホールでボギーを狙ってラウンドして、どこか1ホール、ラッキーでパーを獲れれば良いのです。

ゴルフコースでパー4は平均で370ヤード、これをボギーにするためには3打でグリーンオンすれば良いのです。

3打でグリーンオンするためには、120ヤードを3回打てば360ヤードでグリーンオンします。

120ヤードであればアイアンで自信を持って打てる方が多いのではないでしょうか。

ドライバーを使わず、アイアンで120ヤードを3回打つだけでボギーが獲れるのです。

ここで無理をしてパーを狙うと、2打でグリーンオンする必要があります。

2打でグリーンオンするためには、ティーショットをドライバーで230ヤード、セカンドをアイアンで140ヤード打つ必要があるでしょう。

しかしそうすると、どちらかのショットでミスをする可能性が高く、ダフリやトップによるOB等でボギーどころかダブルボギーやトリプルボギーになる可能性も高まります。

90切りを目指すレベルであれば、自信を持って打てる距離で、ボギーを目指す方がミスをする確率も低くなるものです。

ゴルフとして面白くないかもしれませんが、我慢することが短期間で90切り達成のためには必要な考え方です。

ゴルフで90切りを達成するまでの期間を最短にする方法

90切りをするために大切なのは、ダブルボギー以上を叩かないことです。

確実にボギーを獲るコースマネジメントをすれば、90切りは短期間で達成できます。

ただボギーを獲るゴルフをするためには、パー4の3打目で確実にグリーンオンする必要があります。

パー4の3打目は30ヤードから100ヤードの距離になる可能性が高く、この距離の精度を高めることがボギーに繋がると言えます。

30ヤード、50ヤード、80ヤード、100ヤードを確実に打てるように練習しましょう。

この距離以外の精度は低くても、3打目で得意な距離を残して、確実にグリーンに乗せることができればボギーは獲れます。

ショットに加えてパターでもグリーン上で確実に2パットに抑える必要があります。

100ヤード以内の距離感、グリーン上ではツーパットで入れる、この練習を繰り返すことが90切りの近道です。

ゴルフを始めてから90切りまでの期間が短い方に共通していること

ボギーを獲ることができれば、90切りは可能です。

そのことを理解して、ボギーを目指すゴルフに徹している方は短い期間で90切りを達成しています。

しかし、人間は欲が出るもので、パーやバーディーを狙ってしまいます。

90切りを目指すゴルファーにとって、パーを獲ることは簡単ではありません。

パーを獲るためにはドライバーで飛距離を出す必要がありますのでOBのリスクも高くなります。

セカンドショットをロングアイアンで打つと、少し方向がずれるだけでバンカーに捕まるリスクが高くなります。

OBが出たり、バンカーに捕まると、ダブルボギーやトリプルボギーになるリスクが高くなってしまうのです。

ダブルボギーやトリプルボギーを出してしまうと、90切りは厳しくなること間違いありません。

最初からボギーを狙えばOBやバンカーのリスクは少なくなり、ラッキーでパーを獲れることもあります。

できる限りリスクを避けるゴルフ、これがボギーを目指すゴルフになります。

リスクを避けてボギーを確実に獲るコースマネージメントが90切りに向けた近道です。

パーを獲らずにボギーを狙うゴルフで90切りを目指そう

ボギーでラウンドできれば90切りできる、と思っていても人間は欲が出るものです。

多くのゴルファーは90切りできる実力があるのに、コースマネジメントで欲がでて失敗しています。

次回のラウンドでは欲を抑えて、全てのホールでボギーを目指してみてください。

それが短期間で90切りするための近道になるかもしれません。