ゴルフの練習に一生懸命取り組めば取り組むほど、これまでしていたゴルフスイングがわからなくなったと言う経験ありませんか?
ナイスショットが続いていたのに突然上手く打てなくなると、今までどう打っていたのか、そしてどう打てば良いのかわからなくなってしまいます。
今回は、そんな時にどうすれば良いのか対処法を紹介します。
ゴルフスイングがわからなくなったのはナゼ?
今までスムーズにゴルフスイングができ上手く打てていたのに、急にゴルフスイングがわからなくなったのはなぜでしょうか。
原因は様々あるのですが、最も考えられるのは飛距離や方向性などゴルフスイングの形以外のことに意識が行ってしまったのが原因だと考えられます。
ゴルフスイングの形を意識しないので、微妙なズレやリズムの崩れなどに気づかず、結果打ち方がわからなくなってしまうのです。
しかし勘違いしないで欲しいのは、それはゴルフが下手になったと言うわけではないことです。
逆に上達したことにより陥る現象だと考えてください。
一生懸命練習に取り組めば取り組むほどこのような状況に陥る可能性は高いです。
上達したことによりヘッドスピードが上がり、今までのタイミングでは上手く打てなくなったり、スムーズに体重移動ができるようになったことで手首の返しのタイミングがずれてしまったります。
ゴルフはそれぞれのことが少しずつ上達していきます。
その少しのズレが上手く打てなくなる大きな要因となるのです。
ゴルフスイングがわからなくなったらまず行うこと
ゴルフスイングがわからなくなったら、まずゴルフスイングの基本をチェックしましょう。
ゴルフスイングがわからなくなった時に限らず、少しでもミスが続いたり、上手く打てなくなったら初めに行うべき対処法は基本チェックです。
基本に返ることで微妙なズレなど現在の問題点を見つけ出すことができます。
まずはゴルフの基本中の基本、アドレスを見直します。
腰の落とし方やスタンス幅、グリップや前傾姿勢などをチェックします。
この際ボールの置く位置の変化も大きく影響するので、アドレスの全てを細かくチェックしましょう。
アドレスの中でも一番変化している可能性が高いのが、グリップの握り方です。
グリップが少しでもズレるとゴルフスイングは簡単に崩れてしまいます。
そのため握り方が変わってないかを確認し、基本の握り方になるように直してください。
今までの握り方が思い出せない人は、基本の握り方から少しずつ調整し、しっくりくるポイントを見つけ出すと良いでしょう。
飛距離を出したい場合は打ち急いだり、方向性を出したい場合にスイングが止まってしまったりしてスイングリズムが崩れてしまっていることもあります。
メトロノーム等を使って一定のリズムでゴルフスイングをするよう調整してください。
ゴルフスイングがわからなくなったらハーフスイングで
ゴルフスイングがわからなくなったら、アドレスを確認後すぐにフルショットの練習を再開するのはNGです。
アドレスを確認したら短い距離の練習をしましょう。
これもアドレス同様基本に戻ることになります。
ハーフスイング、もしくは膝から膝の振り幅くらい小さな振り幅を体を使って振り抜きます。
20~50ヤードの距離を真っ直ぐ飛ばせないのに、100ヤードや150ヤードの距離を真っ直ぐ飛ばせるはずがありません。
まずは小さな振り幅で芯を捉え、真っ直ぐ飛ばす練習をしましょう。
それでもボールに当たらない場合は、短い距離でクラブを振り抜いて芯を捉える感覚を思い出しましょう。
この練習でボールを打ちにいってしまっては意味がありません。
スイング軌道上にボールがあるイメージを持ち、体を使ってクラブをしっかりと振り抜くよう意識してください。
小さな振り幅で短い距離を安定して打てるようになってきたら、少しずつ振り幅を大きくしていき、フルスイングまで振り幅を大きくしていきましょう。
ゴルフスイングがわからなくなった時の荒治療
ゴルフスイングがわからなくなった時にアドレスのチェックをし、小さな振り幅で基本に返ってもダメな場合はどうすれば良いのでしょうか。
その場合、荒治療にはなるのですが、ゴルフスイングの形を全く意識せずただただ打ち続けてみることです。
ゴルフスイングがわからなくなるのは、ゴルフスイング中にいろいろなことを考えすぎてしまうのが原因となることもあります。
意識せず立て続けに打つことで、余計なことを全く考えず体がゴルフスイングを思い出してくれることがあります。
先に紹介した二つの方法で復活しない場合は、我武者羅に打ち続ける方法を試してみましょう。
しかし打っても打ってもなかなか上手く打てないからと、やりすぎてしまうのはNGです。
やりすぎてしまうと逆に変な癖がついたり、スイングリズムが完全に崩れてしまったりするので注意してください。
あくまでも荒治療になるので、ほどほどに打ち込むくらいで効果がないようだったら、先に紹介した二つの方法でじっくり見直してみることをオススメします。
一度立ち止まってみることも大事
ゴルフスイングがわからなくなったらまた打てるようになるのかと不安になってしまうものです。
不安で仕方ないので1分でも早く練習場へ行って練習したいくらいの気持ちになります。
しかしここでここで一度立ち止まってみるのも一つの手です。
アドレスを見直し、小さなスイング幅で短い距離の練習をし、我武者羅に打ち込んでもどうしても打てない場合は、しばらく練習を休んでみるのも一つの方法です。
何か月も休むのではなく、数日~1週間程度で良いので、ゴルフと距離を置いてみてはどうでしょうか。
不安な気持ちを更に不安にさせてしまうかもしれませんが、ゴルフスイングがわからなくなった時の対策としては効果があります。
ゴルフ好きの人にとっては拷問のような時間かもしれませんが、可能な限りゴルフスイング、ゴルフのこと自体を考えないようにしましょう。
休んでいる間はゴルフ以外のことになるべく集中して取り組むのをオススメします。
ある程度リセットされたように感じたら、ゴルフ番組やスイング動画等でイメージトレーニングから入っても良いでしょう。
ゴルフでは如何なる場合でも焦りは禁物
ゴルフスイングがわからなくなった時に焦ってフルスイングを続けるのは、逆にスイングを崩してしまうだけでなく、怪我をしてしまう可能性もあります。
ゴルフでは練習においても、ラウンドにおいても、如何なる状況においても焦りは禁物です。
焦れば焦るほど不思議なことにゴルフは悪化してしまう一方だからです。
まずは一呼吸置き、冷静に対処することが大切です。
上手く打てるまで「あーだ、こーだ」といろいろな打ち方を試しても何も解決しません。
そのような対処をしているとゴルフスイングは更に崩れ、数ヤードのアプローチでさえまともに打てなくなってしまいます。
まずは一から自分のゴルフを見直すことが重要です。
ボールから少し下がり、アドレスをじっくりと確認し、軽く数回の素振りをしてみましょう。
そこでゴルフスイングの感覚がしっくり来れば、ボールを打ってみても良いでしょう。
それでもゴルフスイングの感覚がしっくり来なければ、先に紹介した対処法を試してください。
初心者ゴルファーに返った気持ちで一からやり直すと、必ずより良いゴルフスイングが戻ってくるはずです。
誰にでも起こり得るので落ち込まないこと!
ゴルフスイングがわからなくなってしまうことは、ゴルファーにとって珍しいことではありません。
もどかしく、そして不安な気持ちになるのはわかりますが、それは上達への第一歩と考えてください。
常に気持ちに余裕を持ち、ゴルフ上達のためなのだと前向きに考え、再度練習に取り組むようにしましょう。