ゴルフで70台を目標にするのであれば、それ相応の特別な練習方法が必要と考えるかもしれません。
今回はすでに80台でプレーをしていることを前提に、70台を実現するために必要な考え方やプレーの仕方、また練習法ついてお話します。
70台でプレーするためのゴルフの練習方法は?
ゴルフを始めた頃は「夢の70台」だったはずですが、90を切り80台でプレーができるようになれば、もう夢ではなく現実的な目標になってくるはずです。
しかし83~84がコンスタントにでるようになっても、なかなか目標が実現できないことがあります。
80台のゴルフはそれまでの延長線上で到達できましたが、70台のゴルフを出そうにもプレーの考え方を変えないと足踏み状態が続くものです。
まず70台で回るためには、すべてのホールでパーオンを狙えなければなりません。
結果が伴わなくてもパーオン狙いを基本にして、すべてのホールでパーを獲りにいきます。
その中で7ホールがボギーであっても11ホールがパーであれば79打ですが、ダブルボギーは絶対ないとは言えないはずです。
都合良くボギーホールを5つに絞ることができれば、簡単に70台でプレーができますが、思い通りにいけるとは限らないので、基本はすべてのホールをパー狙いにするのです。
一方でバーディーなどのチャレンジは大きなミスに繋がるので、オーバー分を取り返すような組み立て方をすると、いつまで経っても70台は夢のままになってします。
そこで70台を狙うための練習方法で確実なパー狙いを習得しましょう。
ドライバーの練習方法によって70台のゴルフが決まる!
パー狙いの基本は、パーオン・ツーパットです。
つまりパー3はワンオン、パー4は2オン、パー5は3オンを狙えるように、ボールを進めていける技術が必要です。
そのためにはファーストショットのフェアウェイキープが必須条件になります。
つまり70台のゴルフには、曲がらないティーショットが必要なわけです。
そのために重要となるストレートボールを打つためには、それなりの練習方法で繰り返しボールを打たなくてはいけません。
頭の中だけで学習しても、身体がそのスイングを再現することはできませんし、仮に器用に打てたとしても安定感のある球筋を打ち続けることはできないはずです。
何より「目を閉じてもショットができる」くらい、自分のスイングを身体に覚えさせることが大切です。
常にスイートスポットでボールを捉え、飛距離よりも方向性を重視したスイングに徹します。
球筋はストレートである必要はありません。
極端でなければフェードでもドローでもOKで、着弾点が安定する自分の「持ち球」を磨くような練習を繰り返します。
70台のゴルフで重要なセカンドショットの練習方法
プライベートなゴルフであれば、70台を狙う上でドライバーの飛距離はあまり重要ではありません。
80台ゴルファーなら、フェアウェイのセンターからセカンドショットを打って、届かない距離を残すことは稀なはずです。
大事なことはセカンドショット地点でアクシデントがないことです。
間違ってもOBやハザードに入れないよう、練習方法は安定したショットを目的とします。
無理をせずにティーショットした場合、セカンドショット地点ではミドルアイアンもしくはユーティリティを使用する場面が多いはずです。
70台を狙うならパー4のホールでは、このショットでグリーンオンさせなくてはなりません。
つまり70台を目指すゴルファーが磨かなくてはいけないのは、セカンドショットに使うクラブなのです。
仮にドライバーの飛距離が210ヤード、ランを入れて230ヤードとします。
ミドルホールのマックスは470ヤードですが、プライベートゴルフで使用するレギュラーティーであれば400~430ヤード程度でしょう。
アイアンなら4番・5番、ユーティリティなら4UT・5UTの安定性が必要です。
「このクラブなら安心」と思えるくらい打ち込むことで、信頼できるクラブに仕上げていきましょう。
70台のゴルフを確実にさせる寄せワンの練習方法
70台のゴルフを狙うためにパーオン狙いが必須といっても、すべてパーオンすることはプロでもほとんどありません。
いくらレギュラーティーとは言え、パーオン率100パーセントなら、プロ以上の腕前になってしまいます。
そこでグリーンからこぼれたボールを拾うために、リカバリーショットが必要になります。
パーオンができなくても、カップの近くに寄せれば、ワンパットのパーで切り抜けることができるからです。
そのため大事なことは、セカンドショットをガードバンカーに入れないことです。
グリーン周りのバンカーはアゴを高くして難易度を上げたタイプが多く、脱出するだけで精一杯、確実に寄せるショットができる保証はありません。
また深いラフも難易度が高いので、極力避けたいところです。
コースレイアウトにもよりますが、なるべく花道を通ってグリーンオンを目指すのが常道です。
その上でグリーンからこぼれたボールはカップを狙ってアプローチをします。
グリーンエッジなどライが良いこと条件に、練習方法は8番か9番アイアンを短く持って、パッティングと同じフォームで打ちます。
パッティングタイプのチップショットはミスショットの可能性が低くなり、運が良ければカップインだってあり得るリカバリーショットになるはずです。
70台のゴルフに必要なチップショットの練習方法
グリーンまでの残り距離にもよりますが、セカンドショットのランはおよそ10ヤードとすると、グリーン手前の花道に落とすとグリーンのセンターまでは届かないはずです。
ただ方向性が悪く左右にブレると、ラフからのリカバリーショットを覚悟しなくてはなりません。
ここで大事なことは、確実にグリーンオンすることです。
決してミスの多いロブショットなどは考えずに、できればカップの下につけるようにしてください。
カップの下からであれば、多少長めのパッティングラインでも、ストレートにストロークできればワンパットの可能性は高まるからです。
70台を狙うなら大叩きしないことが絶対条件になるので、ボギーを打てる5ホールの1つとして考えて安全性を大切にしたゴルフを目指しましょう。
リカバリーショットの練習方法は、左足つま先をわずかに開いて、ウェッジを短くに握り身体を使ってコンパクトなスイングを心がけます。
飛球する距離の長いピッチショットを練習する時は、ラフの芝に浮いていることを想定してバンスのあるサンドウェッジと、地面まで沈んでいることを想定してバンスのないアプローチウェッジの2本を習得しておきたいものです。
パター上達の練習方法で70台のゴルフを目指す!
トラブルなく安全にグリーンまでボールを運んできたら、あとは確実にツーパットで沈めることで、目標の70台のゴルフはほぼ達成できます。
1打目は距離感を大切にして、外れてもワングリップ以内を目指すようにします。
2打目は方向性を大事にして、少し強めのパッティングで迷いなくカップを狙います。
問題は寄せワン後の1打でカップインさせる場合です。
ここではショートをしないことが必須条件となります。
カップの反対側にぶつけて落ちるイメージを持ち、しっかりパッティングができるように日ごろから練習することが大切です。
パッティングフォームはプレイヤーによって違うので、ここでは「打ち方」について言及しませんが、ストロークタイプでもタップタイプでも、ヘッドを真っ直ぐに引き、真っ直ぐに打ち出すことが必要です。
そこでパターのトゥとヒールの位置に合わせて、練習グリーンにティーを挿してその間をスムーズにヘッドを通す練習をします。
まずこれを不安なく通過できるように練習をし、次に後方に同じ2つ目のティーを立てます。
2箇所のティーの間をクリアしてボールを打てる練習方法を取り入れれば、上達進度は早くなるはずです。
なお自宅などのフロアーでも消しゴムなどを立てれば、この練習方法はできるのでオススメです。
70台達成のためのゴルフの練習方法よりも大事なものとは?
ゴルフで70台を目標にするには、練習方法を変えるよりも、プレースタイルを変えたほうが早く達成できるかもしれません。
フェアウェイをキープしてパーオンを狙うゴルフをルーティン化すれば、ミスが減りスコアが安定するからです。
豪快なショットやピンポイントのアプローチを消して、安定・確実なプレーを心がければ目標に到達できるはずです。