ゴルフが上手くなりたいと思うのは誰しも同じことです。
80台が上手いのか、70台にならないと上手くなったと言えないのか、どのレベルが基準なのかは評価する人によって変わるものです。
そこで今回は誰でも到達できる80台になる方法を紹介します。
80台レベルにはゴルフマネジメントが必要!
ゴルフスコアが80台のレベルになるのは、どのくらい難しいことでしょうか。
100台から一気に80台を目指すのであれば「夢」のレベルかもしれませんが、70台でプレーする人にとっては、「ゴルフをしてたら誰でも85で回れるよ」とも言えるレベルです。
どちらも正しい評価ですが、このように自分のいる位置によって難易度は変わってくるようです。
実際のところは、フェースでボールを捉えることができるようになれば、誰でも80台で回ることはできます。
80台とは80打から89打までを言いますが、すべてをボギーで回れば90打ですから、どこか1ホールだけパーを獲れば80台で回ることができるのです。
そう考えると、難しいことはありませんよね。
ショートホールで考えてみると、2オン2パットで、1打目でグリーン狙わずにバンカーなどの罠にかからないようにします。
バンカーに落ちてしまうと、ダブルボギーやトリプルボギーの可能性もあるので、リスクを負わないことが大切です。
このようにコースメネジメントを考えたプレーの組み立てができれば、すべてボギーでラウンドすることは難しいことではありません。
ミドルでボギーペースのゴルフができれば80台のレベルは可能
80台レベルのゴルフをするためには、コースマネジメントが必要です。
ただ10個あるミドルホールを、すべてボギーでプレーするのはかなりの難しいものです。
3オン2パットを基本としますので、例えば400ヤードのミドルホールであれば、190ヤードの7番ウッドを1打目と2打目に使って、3打目の20ヤードをランニングアプローチで寄せます。
この3打目を、常に転がして寄せることができれば、ボギーペースでプレーすることに難しいことはありません。
ところがミドルホールは長いと470ヤードといったこともあります。
これを400ヤードの時と同じく7番ウッドで2回打つと、残り距離は90ヤードです。
この距離を転がしてピンに寄せることはできません。
するとティーショットは最低でも230ヤードを飛ばせるスプーンが必要です。
もしも230ヤードがドライバーの飛距離であれば、否応なくドライバーショットが求められます。
ドライバーやスプーンを使うと、それだけリスクが伴いますので、フェアウェイかその少し外れたラフからセカンドショットが打てるだけの技量が必要になります。
ショートホールのゴルフが80台のレベルを可能にする
もちろん、すべてのミドルホールがそんなに長いはずはありません。
最短は251ヤードですから、300ヤード前後のミドルホールが1つくらいはあるはずです。
ただし短いホールこそ難易度が高いので、ショートアイアンなどを使って確実に3オンを目指すゴルフを組み立てることが大切です。
ちなみに「誰でも85打くらいなら」と言う人達は、リカバリーが上手いので、グリーン周りからワンパット圏内に寄せることができます。
3オン1パットでパー、外れてもボギーですから、「何も難しいことはない」ことに間違いはありません。
ゴルフを続けていると、自然に寄せが上手くなり、スコアを求めることができるようになるものです。
つまりショートゲームでのボールコントロールができるようになれば、80台レベルは簡単にクリアできるはずです。
ショートホールをボギーペースでプレーして、ミドルホールは1つや2つ取りこぼしても、パーも必ずあるので大丈夫です。
またロングホールはパーが基準になってバーディーの可能性もあるので、ミドルで大叩きしないことが80台の必須条件になります。
ゴルフが80台のレベルになるにはロングホールがカギ
80台レベルのスコアを出すためには、ボギーペースでラウンドすれば良いと話してきましたが、最低1ホールだけはパーを獲らなくてはなりません。
ミドルホールでも寄せワンで十分に狙うことはできますが、それよりロングホールはまさにチャンスホールと言えます。
ロングホールの場合、471ヤード以上が規定距離で、長いホールだと600ヤード前後で設定されているところもあります。
そんなに長いと大変と思うかもしれませんが、190ヤードの7番ウッドを3回使えば、600ヤードでもグリーンエッジにボールはあります。
ちなみにコースの距離表示は、ティーグラウンドのセンターからグリーンの中心までの距離です。
一般的なグリーンの直径は20ヤードから40ヤードと言われていますので、曲がらずラフからも打てる7番ウッドを使えば、確実にパーで収めることはできるはずです。
500ヤード前後のホールなら、寄せワンでバーディートライも夢ではありません。
このようなシンプルなゴルフの中からチャンスを拾えば、80台から70台レベルまで狙うことが可能になってくるのです。
80台のレベルに達するためのゴルフの練習法
ゴルフで大事なことは、高い目標を掲げて、達成するために練習をすることです。
繰り返し練習をすることでレベルは上がり、やがて80台、70台へと進んでいきます。
問題はこの練習で何を中心にするかです。
もちろん「すべてのクラブ」が理想ですが、パターを除く13本を20球ずつ練習しただけで、260球も打たなくてはなりません。
体力的にも経済的にも負担が大きく、しかも20球程度では「慣らし」くらいの効果しかありません。
そう考えるより、練習するクラブを限定して、確実にモノになったら次のクラブを練習するようにして、徐々にその幅を広げていくようにします。
パターを除いてもっとも多く使うのは、通常であればドライバーです。
ショートホール以外の14ホールのティーショットで使うわけですから、狙ったポイントに運べるよう練習をします。
球筋が荒れるようであれば、インサイドアウトで軽いドロー形のボールを打ちます。
ストレートボール狙いよりも扱いやすく、しかも着弾後にはランで距離を稼ぐことができるからです。
必ずしも正しいスイングをする必要はなく、自身を持って目標地点にボールを運べる結果が出せれば問題はありません。
レベルにあったゴルフクラブで80台を目指そう!
80台のうちはロブショットが必要ないので、キャディバッグに入れておく必要もありません。
すべてがパー狙いで、1打も落とせない状況なら、グリーン周りからのロブショットもありですが、ボギーで十分と言うコースマネジメントですから、リスクを負わないことが1番です。
またウェッジも54度か56度の1本があれば十分です。
多くのゴルフクラブを持つということは、それだけ使いこなすための練習をしなければならず、習得するまで他のクラブの練習ができなくなってしまいます。
80台のレベルに合わせたクラブ選択を考えると、長いものは曲がらないクラブ、短いものは低重心のクラブです。
何も考えずにフェースに当たれば、真っ直ぐ目標にボールを運んでくれる道具こそが、もっとも必要としているものです。
また1ラウンドの基準打数が36打のパターは、常に合うものに取り替えていくようにしましょう。
もちろん、相性の良いパターであれば使い続けても構いませんが、違和感を克服する努力をしないで、乗り換えるほうが早く答えを出すことができます。
こうしてコースマネジメントと道具を揃えれば、誰でも80台のレベルでラウンドできるはずです。
ゴルフのスコアを80台のレベルにするには平常心が大事
今回お話したように、ゴルフのスコアを80台のレベルにすることは、そんなに難しいことではありません。
曲がらずに距離と方向の感覚を打ち出せたら、コンスタントに80台で回ることができるはずです。
ドッグレッグをショートカットチャレンジ、ピンをデットに狙ってのバックスインなど、身の丈以上のゴルフを目指すと大叩きして、いつまで経っても目標のスコアには届かないので、そうした欲求を抑える心が大切です。