予約した日が生憎の雨であれば、ゴルフプレーのための対策が必要です。
レインウェアだけではなく、雨水を防ぐグッズや拭き取るグッズ、また濡れても大丈夫なようなグッズなども用意したいものです。
さらにラウンドで楽しむための対策法なども紹介します。
雨の日のゴルフはレインウェアと数種類のタオルで対策を!
明日のゴルフは雨の予報と出ていれば、多少は濡れるのも覚悟の上ですが、雨の量や横風によってはレインウェアくらいの対策では足りないかもしれません。
まずは雨の量に関係なく、濡れたものを拭くためのタオルを用意しましょう。
通常サイズのタオルは首にかけておくと、首筋からの雨の侵入を防ぐことができますし、もちろん水分の拭き取りにも役に立ちます。
またセルフプレーの時には、バスタオルなども持っていくと便利です。
カートに屋根はついていますが、シートは雨で濡れてしまいます。
ハンドタオルなどで、乗り込むたびに拭き取る必要がありますが、濡れたシートの上にバスタオルをかけて、その上に座れば簡単に乗り込むことができます。
座布団代わりなので、なるべく大判で生地の厚いもの持っていくと重宝するはずです。
さらにホール間のインターバルが長いコースでは、バスタオルの一部を身体の側面にかけると、吹き込む雨から守ることができます。
もちろん顔や手を拭く、吸水性の高いハンドタオルも、用意しておいたほうが良いでしょう。
意外に役に立つ雨のゴルフの対策グッズとは
雨の日の日が続き、芝草に十分な水分が含まれたコースだと、少し歩いただけでゴルフシューズの中はグショグショになってしまいます。
ハーフで1回休憩して、それから再スタートとなると、シューズの中が蒸れた状態になっていて、気持ちの悪さを感じてしまいます。
そこでシューズとソックスがもう1足余分に持っていれば、雨対策としてそれを持っていきましょう。
もちろんシューズはスペアがなくても大丈夫です。
スタート室の近くに乾燥室があるはずなので、そこにシューズとグローブ、それとレインウェアを入れておけば、休憩後のスタートまでにある程度は乾いているはずです。
そこでソックスだけはスペアを使うようにすれば、爽やかな気持ちで後半戦に臨むことができます。
しかしゴルフ場によっては乾燥室がないこともあります。
そんな時用に新聞紙を持っていきましょう。
シューズの内側に新聞紙を押し込んでおくだけで、スタートまでにかなり吸水してくれるはずです。
また帰りはビショ濡れ状態なので、シューズなどを入れるビニール袋と、ウェアやタオルなどを入れるビニール袋を多めに持っていくと便利です。
雨の日のゴルフでグリップの濡れ対策ができる優れ物
いわゆる汚れ物を入れるビニール袋とは別に、小物入れのビニール袋も用意したいものです。
できれば、マチ付きのジップロックのようなビニール袋のほうが防水性に優れています。
通常はゴルフに出る時、貴重品はボックスに預けておくと思います。
しかし雨の日はスマホ(携帯電話)だけは、ゴルフコースに持っていくほうが安心できます。
特にセルフプレーでは、雨足が強くなって自主的にプレーの中断や中止をするのであれば、スタート室に連絡をしてからにしたいものです。
その連絡のためのスマホ持参ですが、やはり雨に濡れないように、機密性の高いビニール袋に入れておくと安心です。
また防水用のビニール袋は緊急対策用としてだけではなく、喫煙者はタバコやライター、チョコやキャンディなどのお菓子も濡れないようにできるので便利です。
さらにセルフプレーの場合には、ジップ付きのビニール製クリアケースを袋代わりにすると便利です。
グリーンでパターを使う時、他のクラブを濡れた芝に直置きするとグリップを濡らしてしまいます。
そこでグリップ部分が隠れるくらいのA4サイズのクリアケースに、パターを入れて持っていき、代わりに同伴プレイヤーの分も含めて収納すれば、グリップの濡れを防ぐことができます。
ゴルフ場では雨の濡れより虫刺され対策が必要!
雨のゴルフと言っても、時季によって服装はかなり違ってきます。
真夏の雨だとレインウェアを着ても、内側が蒸れて雨水以上に濡れることがあります。
地域よっても違いはありますが、暑い時は無理に濡れない服装を用意するより、濡れても重くならない服装にしたほうが動きやすいはずです。
半袖シャツにハーフパンツのほうが動きやすく、しかも濡れた箇所をタオルで拭けば何も問題はありません。
インナーウェア(下着)を水着にすると、ベタ付くことがなく動きやすくなります。
ただ夏の雨と言えば虫が寄ってくるのが悩みの種です。
ですから皮膚の露出が多ければ、それだけ刺される可能性が高くなるので、防虫対策は必須です。
まず絶対条件となるのは黒色系の服です。
黒系は服の上からでも刺されやすいので、明るい色合いのものを選びましょう。
また虫刺され予防スプレーは当日のスタート前に、肌の露出部に振りかけますが、特に首の後ろ、腕の内側、脚の裏側にしっかりスプレーしておきましょう。
ちなみに、防虫スプレーはラウンド中に剥がれてきますので、途中でも何度かスプレーするように心がけてください。
雨の日用のゴルフグローブとグリップ清掃で対策を!
普段は滑りを防止してくれるグローブですが、雨の日のゴルフでは、そのグローブが滑りの原因と感じることがあります。
グローブには、羊などの皮を使った本革製と人工皮革製があります。
普段はフィット感などから本革製を好むゴルファーが多くなっています。
しかしその本革グローブは、濡れた後に乾燥すると硬くなってしまい、さらに動物臭のような異臭がします。
そういった理由から、雨の日は人工皮革のほうが便利です。
グローブの生地に雨が含んできたら、絞って水分をなくせば解決するからです。
また雨で濡れても滑りにくいタイプもあるので、強いスイングの時でも安心して振り切ることができます。
さらに前日までに雨であることが分かっていれば、スポンジに中性洗剤をつけてグリップを擦り洗いしておくと、滑りにくくなります。
そもそもグリップ自体は滑りにくい素材でできていますが、手垢や汗などが付着しているために、グリップ性が悪くなっているだけです。
事前にグリップをクリーニングしておくだけで、十分な雨対策になるはずです。
雨の日のゴルフのために特別ルールで対策を
雨の日のゴルフが「楽しいか?」と問われたら、「晴れの日ならもっと楽しい」と多くのゴルファーは答えることになるでしょう。
雨の状況にもよりますが、スコア狙いのゴルフだけではなく、みんなで楽しめるゴルフも良いものです。
もちろん技術向上のために、通常通りのプレースタイルでも構いませんが、プライベートゴルフであれば特別ルールもありかもしれません。
基本的なゴルフルールとしては、スタンスを取った時に水が浮いていたら、プリファードライでボールを移動することができます。
ただ、この動作をルール通りにするなら、ボールの箇所にマークし、ドロップ位置にもマークして、マーカーに確認してもらってドロップ、その後2つのマークを拾いあげてショット開始です。
しかし仲間内の特別ルールとしては、マーカー確認なし、マークしなくてもドロップOKなど、所作のようなものを排除するだけで、気楽にプレーをすることができるでしょう。
またライの状況によっては6インチプレイスやワンクラブレングスなども、スタート前に取り決めておくだけでも雨対策としては万全なはずです。
さらに長雨が続いているようなら、バンカーの内の溜まった雨水の処理も「バンカー内は近づいてドロップできる」にすると、シューズを濡らすことなくプレーができます。
あくまでもプライベートゴルフでの範疇ですが、雨のゴルフが1日くらいあっても良いのではないでしょうか。
雨のゴルフに必要な対策と臨機応変な対応
雨の日は、ゴルフも含めて野外スポーツ全般でそれなりの対策が必要です。
濡れない対策と濡れてもッ大丈夫な対策、そして雨でも楽しめるための対策も必要です。
また雨の状況によっては、臨機応変な対応も必要になるかもしれません。