ゴルフスポーツはコースマネジメント次第で90切りができる

最終更新日:2018/05/03

ゴルフスコアで90切り、多くのゴルファーにとって結構ハードルが高いスコアですよね。

しかし、月1ラウンドゴルファーでも簡単に90切りをするゴルファーもいます。

この違いは何なのでしょう。

実は、ゴルフスコアと言うのは、スイングもさることながらコースマネジメント、どうやってピンまで攻めるかによっても大きくスコアが変動します。

大叩きするゴルファーの特徴として大きな要因を占めるのが、このコースマネジメントです。

無理に攻めた結果、ボギーがトリプルボギーに、折角パーオンしたのに攻めるラインではない所なのに寄せよりもバーディーを狙って結果ボギーなど、コースマネジメントの失敗については挙げればきりがないですよね。

では、90切りはもちろん、ゴルフスコアの上達の為のコースマネジメントとはどういったものなのか見ていきましょう。

ゴルフボールを打つという要素、実は3割程でしかない

日々ゴルファーは練習場でボールをたくさん打つ練習をされています。

恐らく殆どのゴルファーの形はこれに当てはまるのではないでしょうか。

しかし、ゴルフというスポーツを良く考えてみると、ボールを打つという要素は全体の3割程でしかない事が分かります。

これは一体どういう事なのでしょうか。

確かにゴルフはボールを打ちます。

しかし、コースのどこにボールを打つのか、そこに打つためにはどう構えたら良いのか、今の自分の力量で狙った所に正確に打てる確率はどの位なのかなど、ボールを打つ事以外に考えなければならない事が多くあるのがゴルフというスポーツなのです。

そう考えると、グリップとアドレス、いわゆる準備に3割、どこに打つのかというコースマネジメントに3割、スイングに3割、自然環境の判断に1割程と、ゴルフは実に多くの事を考えながら行うスポーツという事が言えます。

ゴルフを始めていつまでも90切りができないゴルファーの特徴としては、スイング、ボールを打つ事ばかりに意識が向いてしまっている事が挙げられます。

90切りの仲間入りしたければ、アドレスやコースマネジメントを強く意識する事も大切なのです。

ゴルフで90切りをする為に大切な事はショートゲーム

では、スコア90切りを達成する為に必要な事としてアドレスやコースマネジメントへの意識が必要な事は分かったとして、それ以外最も重要な事は何でしょうか。

答えはショートゲームです。

特に、パターを含む50ヤード以内のショートゲームを上手くなれば、90切りを通り越して80切り、75切りなんかも夢ではなくなります。

なぜかと言うと、答えは簡単で、ゴルフは失敗のスポーツだからです。

いわゆる消去法のスポーツなのです。

1打目を失敗して、2打目も失敗、3打目も失敗、これではスコアが良くなるはずがありません。

しかしコースマネジメントができるゴルファーというのは、こうした失敗を繰り返す様な事はしません。

特に同じ失敗については、絶対にしないと言っても過言ではないでしょう。

最初の失敗を次にどう挽回するのかを考えるのですが、続けて失敗しないような場所にボールを置くショットを打ちます。

すると、必ずショートゲームが残るのですね。

ここから寄せて1パットでパーや悪くてボギーで上がります。

90切りのゴルフというのは、こういったゴルフができると言えます。

ゴルフでは無理をしないコースマネジメントが90切りできるコツ

各ショットで無理をしないというのも正しいコースマネジメントと言えます。

ゴルフは失敗のスポーツである、という事に立脚してラウンドを考えると、自分が10回打って1~2回あるかないかのショットを無理して打つ事は正しくありません。

ピン手間にアゴの高いバンカーがある時、こういったケースは良く見られるのですが、90切りができないゴルファーというのは大体ここでピンをデットに狙って、ダフったり少しかんだりしてバンカーイン、次打は出せずに結果大叩きなんて本当に良くあるケースです。

正しいコースマネジメントができるゴルファーというのは、こうしたケースで自分が越せない可能性のある番手だった場合、左右の安全な場所、すなわち次打が簡単になる場所にボールを運びます。

こうした1打1打の積み重ねが結果90切りにつながるのですが、上達しない、できないゴルファーというのはここに考えが至らないケースがままあります。

コースの状況、ボールのライもコースマネジメントと言えますので、意識して取り組む様にしましょう。

正しいコースマネジメントが噛み合うと、90切りのスコアになる事もある

ゴルフというのは不思議なもので、調子が良くないと感じる日でもスコアが良かったりします。

ミスショットなのになぜか良いところにボールが行ったり、パターがいつもより入ったりと、スコアが良い日のゴルフ内容というのは不思議な力が加わったりしているのではないかと思う事が多々ありますよね。

こうした日と言うのは、自然とコースマネジメントも良かったりします。

特に難しいハザードを越えていかなければならない様なケースでも、無理して力まず逃げる様なショットができていたりします。

結果的に、少ないスコアでホールアウトできたりします。

ゴルフコースというのは、必ず各ホールに罠が仕掛けてあるものです。

コースマネジメントはこうした罠を避けてピンを攻めるにはどうしたら良いのかを考える事でもあります。

ただ、漠然とやみくもにショットするだけでは90切りはおぼつかないものです。

調子が良くても悪くても、コースの罠に捕まらない様な攻め方、コースマネジメントができる様に心掛けましょう。

ゴルフで90切りできた時はうれしいし上手なゴルファーの仲間入り

ゴルフスコアで90切りというのは、一般的にみて上手いゴルファーに入るのではないでしょうか。

確かに、毎月月例やクラブ選手権に出る様なシングルプレーヤーは上級者ですが、普段仕事をしていてその様な人は少数ですし、がんばっても上手くなれない人もいます。

サラリーマンであり会社で90切りできるゴルファーなら、ゴルフが上手い人と言われるでしょうし、気分も良いのではないでしょうか。

ゴルフスコア、1つの指標として100切りがありますが、90切りなら80台のスコアという事ですので、これはもうコンペで十分上位を狙えるスコアと言えます。

スコア100の壁はコースマネジメントを強く意識しなくても越せると言えますが、90切りのゴルフというのはコースマネジメントを意識しないと出せなくなってくるスコアです。

調子の良し悪しはあるでしょうが、90切りまでいけるとショットの調整もできる様になります。

ここまでくると80切り、シングルプレーヤーの道もそう遠くはないと言える腕前です。

90切りのコースマネジメントは仕事にも好影響をもたらす

ゴルフはいかに少ない打数でカップインさせるかというスポーツですよね。

少ない打数でカップインさせる為に、コースマネジメントを考え、自然と戦略を練っています。

実はこの作業、仕事にも良い影響をもたらします。

仕事とゴルフ、一見するとあまり関係が無いように思えるのですが、仕事もゴルフと同じで、いかに少ない時間と資本で良い結果を上げるのかを問われます。

また、ゴルフでは取引先と一緒に回る事も多く、仕事でのつながりが強く出るスポーツであったりもします。

コースマネジメントと組織マネジメント、管理、コントロールするという視点においては両社は同じであると言え、ゴルフが上手い人は仕事もできると言われる所以がここにあるのです。

ただ、90切りするようなゴルフが上手い人はその分ゴルフをやっている、練習しているという事ですので、仕事と同じくらいゴルフに時間とお金をかけている事も事実です。

当たり前ですが、ゴルフはお金のかかるスポーツです。

ゴルフができる収入も必要なので、サラリーマンなら出世する人、収入を増やせる人が上手くなるのは必然と言えるでしょう。

コースマネジメントが下手なゴルファーはいつまでも上手くならない

スイング磨きばかりに時間を割くゴルファーの特徴として、上達のスピードが遅い事があります。

プロのスーパーショットが毎回だと勘違いしている事もあります。

実はプロだって失敗の連続なのですが、ゴルフで賞金を稼ぐプロゴルファーというのは良く見ると同じ失敗を絶対にしないのです。

これは、同じ失敗をしないスイングができる事もあるのですが、置かれた状況からコースマネジメントをしっかりと行い、次打がやさしい所にボールを運ぶ判断をしているからなのです。

オーバーしてはいけない所は絶対にオーバーしないですし、難しい場所に行かない様に意識してショットをしています。

なかなか上達しないゴルファーはこうした点を強く真似る事をオススメします。