ゴルフスイングの究極とは?スイングプレーンを徹底解説!

最終更新日:2018/04/17

ゴルフをやる上で大事なゴルフスイング。

しっかりとスイングの仕組みを知っておくと、自分のミスした原因や、ボールの球種によって自分のスイングがどうなっているのかを分析することができます。

今回は、そのスイングに大事なスイングプレーンについて説明していきます。

ゴルフスイングにおける外せないスイングプレーン

ゴルフスイングにおけるスイングプレーンとは、すなわち軌道のことを指します。

ゴルフのクラブがどういうルートを通って振り上がり、振り下ろし、そして振り抜いているかを見るの分かるのがスイングプレーンになります。

スイングプレーンの名称は色々ありますので、まずは名称を見えていきましょう。

・オンプレーンスイング
・インサイドアウトスイング
・アウトサイドインスイング
・アウトサイドアウトスイング

以上4つの区分に分かれており、それぞれ違った軌道を描いてのスイングとなります。

オンプレーンはその名の通り、軌道が綺麗にスイングできている、軌道に乗っているということを指します。

その他の名称では、最初に指しているインサイドやアウトサイドは、ダウンスイング~インパクトのことを指しています。

そして、後に指しているインサイドやアウトサイドは、フォロー以降を指しています。

良く間違えられるのが、バックスイングとダウンスイング、バックスイングとフォローを指していると勘違いされてしまうことです。

その点は注意してください。

そして、スイングプレーンである程度のボールの飛び方が決まりますので、非常に重要な役割となっております。

スイングプレーンその1【オンプレーンスイング】

オンプレーンスイングとは、前述でも説明した通り、正しい軌道に乗っているスイングプレーンのことを指します。

ゴルフスイングでは、軌道を見極める基準線というものがあります。

それはアドレス時のシャフトラインと、ホーガンラインです。

まずシャフトラインとは、クラブヘッドの根元から真っ直ぐシャフトの線に合わせて引いていく線のことを指します。

対してホーガンラインは、ボールから首筋にかけて真っ直ぐ引いた線のことを指します。

そして、その2つのラインが作る間の範囲をクラブヘッドが通ることをオンプレーンスイングというのです。

オンプレーンスイングでは球筋的が最もストレートボールになりやすく、だれもがゴルフを始めたばかりの頃は教わる軌道となります。

どこのゴルフスクールでも大抵は、握り方、構え方を教えた後は、オンプレーン軌道にするように真っ直ぐ振る練習をします。

ゴルフの基本として、スイング中、体と腕が同調することを望むため、一番一体感を持ってスイングできるこのオンプレーンスイングから身につけていくのが、ゴルフの基本とされているからです。

スイングプレーンその2【インサイドアウトスイング】

今度は、ゴルフスイングにおいてのインサイドアウトについてです。

スイングプレーンの理論に基づく、シャフトラインとホーガンラインを用いて今度も説明します。

ダウンスイングでシャフトライン上、もしくはシャフトラインとホーガンラインの間に収まらず、シャフトラインの下側をクラブヘッドが通り、フォローではホーガンライン上~外側をクラブヘッドが通ることをインサイドアウトスイングと言います。

簡潔にいうと、目標方向よりも右にクラブヘッドを振り抜いているスイングとなります。

このスイング軌道でナイスショットが出た場合は、ドローボールが出ます。

右から左へボールが軽く曲がり、最終的に目標方向に落ちるボールです。

しかしミスをすると、右プッシュや右スライス、もしくはフックボールが出ます。

右プッシュ、右スライスの場合は、フェースローテーション不足、フックの場合はフェースローテーションが強いということになります。

上記のミスショットが出たら、最初にインサイドアウトを疑いましょう。

スイングプレーンその3【アウトサイドインスイング】

実は初心者に初め多く見られるのが、このアウトサイドインスイングです。

ゴルフを始めたばかりの際には、体を上手く使えず、手をたくさん動かしがちです。

そして右に飛ばないようにスイングしようとして、このアウトサイドインになる人が多くいると言われます。

手元と体がバラバラの動きとなり、手元と体の距離感がアドレス時よりも離れたりするとダウンスイングで体よりも遠い位置から手元を下げてしまうので、クラブヘッドがアウトサイドから下りてきてしまうのです。

そのまま体の近くに手元を近づけるように下ろしてくることで、今度はフォローで窮屈になってしまい、体や腕が詰まってしまいます。

詰まるとクラブヘッドの動きもスムーズに返せなくなってしまう結果、ボールに右回転を作ってしまうのです。

弾道として、スライス系のボールが出ている人は、このスイング軌道の可能性がかなり高いです。

正しいスイングプレーンから意図していなく外しているために、想定の方向と違う方にボールが飛んでいってしまうのです。

ゴルフスイングとして不可能?【アウトサイドアウト】

前述までの理論でいうと、このアウトサイドアウトというのは、ホーガンラインよりも外側からクラブヘッドが下りてきて、ホーガンラインよりも外側にクラブヘッドを振り抜くということになりますが、これではインパクトで芯に当たりません。

常に正しいスイング軌道よりも外側を通っているので、本当にこの通りにスイングをすると、シャンクしてしまうと考えられます。

もしシャンクが多いようなら、この軌道を疑った方が良いかもしれません。

しかしゴルフ理論において、アウトサイドアウトスイングというのは、実は捉え方が違うことがあるのです。

ドライバーをスイングする際に、スイングプレーンをなるべく大きくすると遠心力が出ます。

体の回転に沿って円を描くと、安定してミート率が上がるのですが、あえてその円を大きくするために、最大限クラブヘッドを遠くに振り抜くことで、飛距離アップを図る際にアウトサイドアウトという表現をします。

ちなみに、体の回転に沿って円状にスイングすることを、インサイドインスイングと言います。

ゴルフの上級者になると打ち分けられる

ゴルフの上級者になると、ドローやフェードを打ち分けることができます。

さらに、フック量やスライス量の変化もつけることができ、ほぼ自由自在にボールの弾道を操れるようになります。

その打ち分ける方法が、スイングプレーンなのです。

スイングの軌道を変えることで、意図的に球筋を変化させています。

例えば、ドローを打つにはインサイドアウト軌道が必要です。

そのために、意図してトップ位置を低くし、インサイドから下りてきやすいようにします。

フェードの場合は、その逆で敢えてアップライトのトップを作ります。

つまりトップの位置を変えるだけで、同じようにスイングをすると、スイングが固まっている人は、そのままいつも通りにダウンスイングをするだけで、軌道が変わり球筋を変えることができるのです。

プロゴルファーを見ているとゴルフボールのように小さいボールをあんなにコントロールできるとは、見ている側からすると神業としか言いようがありません。

スイングプレーンが球筋を制する

ゴルフでは、スイングプレーンが球筋を制します。

打ちたい球筋を取得するには、スイングプレーンとの関係性を覚えることが重要になります。

ぜひスイングの知識をつけて、打ちたい球筋が打てるようになってください。