アイアンでフックが出てしまう原因とは?知らずに過ごすな!

最終更新日:2018/04/13

大事なグリーンに乗せるアイアンでの一打でボールが左にフックしてしまい、難しいアプローチを残してしまったりしてやるせない思いをしていませんか?

せっかく順調に来ていても、肝心なところでミスショットをしてしまうと、致命的になります。

今回は、そんな多くの方が嫌なフックの原因について話していきます。

止まらないフック

まず、フックについてですが、皆さんはご存知でしょうか?

一概にフックといっても、実は色々なタイプのフックがあるということです。

まず1つ目は、プルフックです。

プルフックというものは、インパクトをした直後の出球から左に飛んでいき、さらにそこから左にボールが曲がることをプルフックと言います。

左に出てさらに左に曲がるので、大怪我をしてしまうこと間違いなしですから、出したくないものですね。

続いて2つ目は、プッシュフックです。

プッシュということなので、出球が右に出ます。

そして、そこから左にボールが曲がります。

こちらは、場合によってはナイスショットとなり、ドローボールと呼ばれているものであります。

意図的に球筋をドローにしているので、一概にダメなショットは言いませんが、意図していない場合には、ミスショットと言えるでしょう。

そして最後3つ目は、フックです。

こちらは、出球が狙った目標方向に対して真っ直ぐ出たボールが、そこから左に曲がるボールのことを指します。

もしくは、プルとプッシュを含み、全部のことを総称してフックと言っている場合もあります。

アイアンは、シャフトのバランスも大抵中調子か、元調子のため、フックしにくいように作られていることが多いですが、性能よりも激しくクラブを動かしてしまうとフックの原因になったりしますので注意しましょう。

フック回転が出てしまう原因

前述で、3種類のフックがあるというお話をしましたが、それぞれ共通して同じことがフックの原因となっています。

・インパクト時にフェースが閉じて当たっている。
・フェースの真ん中よりも先でボールを捉えている。
・握り方がフックグリップになっている。
・フェースローテーションが強すぎる。

これらが原因となり、フックの要因を作っています。

逆に上記に当てはまっていないにも関わらず、フックポールが出る場合には、クラブの性能のせいだという可能性もあります。

アイアンに限らずですが、ゴルフでは右に飛ぶことが初心者は圧倒的に多く、その悩みを解決しようとするクラブが販売されています。

そのため初めからかぶせているフェースのクラブがあります。

上記当てはまらなくても、フックが強く出る場合には、自分のアイアンのフェース角を疑ってみてください。

アイアンでプルフックが出る原因

アイアンでプルフックが出る原因は、上記で記載されている理由+軌道になります。

まずインパクト時にフェースが左を向いてしまう原因は2つ考えられます。

1つ目は、フェースローテーションが強すぎるということです。

フェースローテーションが強いことにより、ダウンスイング~インパクトにかけてフェースがかぶってしまうのです。

しっかりとインパクトでフェースがスクエアになるタイミングを覚えるようにスイングするか、今時点よりも握り方をスクエアに戻したり、ウィークグリップにして調整するのが得策です。

また、オーバーラッピング法で握っている人は、インターロッキング法にしてみたりしながら、バランス的に強い右手の力を抑えるようにする工夫をすると良いでしょう。

そして、2つ目は軌道です。

アウトサイドインにクラブが下りてきて、そのままフェースがかぶっていると、プルフックになります。

アウトサイドインの人は、基本スライスになりやすいのですが、そのスライスを直そうとして、軌道ではなくフェースの向きで直そうとすると、アウトサイドインでもプルフックを生む原因となるのです。

軌道をオンプレーンやインサイドアウトにして調整すると、無理にローテーションしなくてもスライスが収まりますから、もっと球筋が安定しやすくなります。

アイアンでプッシュフックが出る原因

こちらは、出球が右に出て、左に曲がるので意図的に行っているのであれば、狙ったところに真っ直ぐ飛んだナイスショットとなります。

そんなプッシュフックになる原因としては、軌道がインサイドアウトになっていることです。

軌道がインサイドアウトになっていて、しっかりローテーションをしている形となります。

想定をしないでこのボールが出る際には、思ったよりも軌道がインサイドアウトだったりして、曲がり幅のコントロールが分からない場合もあり、ミスになってしまいます。

インサイドアウト軌道+ローテーションでプッシュフック又は、ドローボールを生むのです。

ただししっかりとローテーションができていないと、そのままプッシュアウトやプッシュスライスになるので、少なくともボールの回転が左の場合には、ローテーションの動きは入っていることになります。

意図していないと、思ったより曲がらなかったり、曲がりすぎたりして結果ミスショットとなるので気をつけましょう。

アイアンでは、よほど意図的に打つ必要がないかぎりは、あまり打たないことが多い球筋です。

真っ直ぐ打てる時は、真っ直ぐ打ちましょう。

アイアンでフックが出る原因

フックが出てしまう理由としては、ローテーションが強すぎることや、芯よりも先寄りのフェースでインパクトをしてしまったことが原因に挙げられます。

まずはローテーションですが、こちらはどのフックボールも必ず原因に入っており、ローテーション量が強すぎると、強く左回転がかかるので、ボールはフックします。

例えどんなにオンプレーンにスイングできていたとしてもローテーション比によって、回転が変わります。

そのため左右対称に振ること、ローテーションのタイミングが大事になります。

次はミートする位置ですが、スイートスポットよりも先側に当たるとボールは左回転がかかることがあります。

これは、ネック軸回転によるギア効果によるものです。

フェースが開く右回転と反対の左回転がボールに生じるものです。

ただしあまりに先過ぎると、当たり負けして、フェースが開き過ぎてはるか右に飛ぶこともあります。

せっかく良いスイングをしても、芯を外してしまえば、かかる回転が変わってしまうので、ハーフスイングで芯に当てる練習も大切になるでしょう。

ロフトの少ないドライバーではなく、アイアンでフックが出るということは、よっほどどれかの原因が強すぎるので気をつけてください。

フルスイングでフックが出てしまったら?

基本的に、アイアンのフルスイングでフックが出てしまう場合には、理由は2つあります。

1つ目は、力が入りすぎているということです。

力が入ってしまい、体と手がバラバラになってしまい、真っ直ぐ飛ばないということです。

基本的には、体と腕は同調して振るとブレが少なくなったり、ミート率が高くなったりするのですが、力むと手打ちになりやすくタイミングがずれてしまい、想定していないような回転のかかったボールが出てしまうこともあるのです。

2つ目は、シャフトが自身にとって柔らかすぎるということです。

自分にとってシャフトが柔らかすぎると、シャフトはしなりすぎてしまい、インパクトの際に、フェースがかぶりやすくなり、フックが出る原因となってしまいます。

飛距離のためにカーボンや軽めのシャフトを使うと、どうしても自分の力にシャフトが負けてしまいます。

自分の力やヘッドスピードに合ったシャフトの硬さや重さを選ぶことで、左右の回転を防げますから、適性なシャフトを選ぶことは非常に重要になります。

アイアンでフックが出たら考えること

アイアンでフックが出る原因は理解していただけましたでしょうか?

基本的には、主にローテーションが一番関わってくることが分かったかと思います。

フックが出たら、ゆっくりスイングしたり、ハーフスイングをしたりして、タイミングを合わせる練習をしてみてください。