アプローチショットで多いダフりのミスを防止する方法と練習

最終更新日:2018/03/23

アプローチのダフりやトップのミスは悔しいですよね。

グリーンが目の前にあるのに、ボールはグリーンへ届かない、またはボールは遥か彼方へ。

練習場では上手く打てるのに、コースに出るとミスをしてしまうと言うゴルファーはどれだけ多くいるのでしょうか。

特にダフりのミスはグリーンにも到達せず、下手するとバンカーへなんてこともありますね。

そんな悔しい思いをしないために、ダフりを防止する練習方法を紹介します。

アプローチが上手くなれば必ずスコアはアップします。

ゴルフスイングの基本ノーヘッドアップ!

ダフり、トップ、シャンクなど全てのミスの一番の原因は「ヘッドアップ」です。

多くのゴルファーはボールの行方が気になってしまうのか、打つと同時にボールを目で追ってしまいます。

ドライバーやアイアンでは我慢できても、アプローチだけ我慢できない人がいます。

そうしてヘッドアップしてしまうと、身体の回転を妨げ、インパクトで体の回転が止まるなど、前傾姿勢が崩れるのでミスショットが起こりやすくなります。

ショットの際のインパクトの瞬間より前に球筋を追うように顔を上げてしまう癖は、ゴルフでは絶対にダメです。

普段の練習でも、ショットの後は絶対に球筋を見ないように練習してください。

なぜならフィニッシュの時に球筋を見ても全く手遅れではないからです。

ですがアプローチでは大きなフィニッシュを取らないので、どのタイミングで顔を上げて良いのか分かりづらいのも事実です。

ボールのあった位置にずっと顔を残してもスイングに影響はありません。

しかし顔を上げてボールの行方を追ってしまっては、インパクト後の球筋は良くなりません。

ですから少しでもリスクを下げるために、ミスを防止するためにインパクトでは頭を残す癖をつけましょう。

アプローチはAWやPWを使ってダフりのミスを防止

グリーン周りに来たら、当然のようにSWを手に取りグリーンへ向かっていませんか?

アプローチに使うのは絶対SWとは決まっていませんし、決めつけてはいけません。

SWだけでなくAW、花道であればPWやショートアイアンと言う選択肢もあります。

状況に応じて自分が打ちやすいクラブを使うべきなのです。

またSWに比べてロフト角が少ないAWやPWを使うことで、トップやダフりのミスを防止するだけでなく、距離感も合わせやすくなります。

なぜならライが悪かったりなどして多少ミスショットをしてもSWに比べると大きなミスにはならないからです。

プロゴルファーみたいに上げて止めるアプローチに憧れ、SWを使いたくなる気持ちは分かりますが、プロでもそれしか選択肢がない時くらいしかSWは使いません。

加えてSWしか選択肢がない状況は、1回のラウンドで滅多に訪れません。

上げるアプローチに慣れてしまっているので、最初は距離感が分からずAWやPWを使うのに抵抗があるかもしれませんが、練習やラウンドで何度も使っているうちに、SWよりも使いやすく、ミスが減ることを実感するでしょう。

アプローチのボール位置を調整してダフりを防止

全てのショットにおいてダフりとは、ボールを打つ前にボールの手前を打っている状態です。

なぜそうなるかと言うと、スイングの最下点がボールの手前にあるからです。

ゴルフはボールを直接打たなければなりません。

そのためには最下点ではなく、ヘッド軌道の最下点手前でボールを捕える必要があります。

まずアプローチでダフりのミスが出るのは、重心位置よりもボールが左にある場合です。

ですからアプローチでのダフりを防止するには、ボールを右に移動しましょう。

極端に移動するのではなく、少しずつ調整しながら、ダフらないボールの位置を見つけてください。

アプローチでボールの位置は非常に重要で、皆さんそれも分かっているのですが、上級者ですら、ボールの位置は気づかないうちにズレてしまうことがあるものです。

アプローチでダフりを繰り返したら、まずはボールの位置を確認してください。

スイングは問題ないのにボールの位置が原因でダフるケースは意外と良くあります。

ダフらない位置を見つけ出したら、ズレないように目印を決めておくと良いでしょう。

ボールは上げようとしなくても上がる

グリーン近くのアプローチになるとボールを上げたがるゴルファーが多いです。

ボールを上げようと意識が働くと、すくい上げるようなスイングになってしまいます。

そしてすくい上げようとするとヘッドがボールの手前に入りやすく、ダフりのミスが出ます。

ゴルフクラブにはロフト角があるのは皆さんご存知なはずです。

普通にスイングすれば、ボールはそのロフト角通りに上がる構造です。

ボールを上げようとしなくても、ボールは上がるのです。

しかし最初のうちは、すくい上げようとしているのか、していないのかすら気づかないでしょう。

そこで無意識にボールを上げようとするのを防止する方法があります。

それはボールを高く上げずに、低く打つことを意識してボールを打つだけです。

SWやAWは低いボールを打ちたくても、普通に打てば高く上がります。

ですから低いボールを打つことを意識してボールを打っても、望み通りの高く上がるボールを打つことができるのです。

これが信じられない人は、ゴルフクラブについてもう一度しっかり学ぶ必要があります。

左手一本スイング練習でダフり防止

まずは左手でグリップし、右手を左手首の上に置いてアドレスしてください。

そして左手一本でいつもするようにアプローチをします。

右手は添えるだけで、力を入れたり、右手に頼ったりはしないでください。

左手一本スイングで大切なことは、腕をリラックスさせることです。

腕をリラックスさせることで、アプローチに必要なヘッドの重みを感じることができます。

ヘッドの重みを感じながらスイングすることで、リズムを取りやすくなります。

アプローチで厳禁なのは、バックスイングやダウンスイングでスイングスピードが変わってしまうことです。

ですが、この方法ならリズムを取りやすくなるので、常に一定のリズムで振ることができます。

また右手を左手首の上に置くことで、スイングスピードが速まりがちなダウンスイングで、スピードを抑えることができます。

左手一本でスイングしてみると良く分かるのですが、腕を使って振るのは非常に難しいです。

ですから腕を使わず身体の回転を使ってアプローチするようになりますので、スイング軌道が安定しミート率が上がります。

最初はとても難しく感じますが、この練習を続けることでダフりは必ず防止できます。

練習マットを使ってアプローチのダフり防止練習

ほとんどのゴルファーがゴルフの練習と言えば、打ちっぱなし練習場へ行くでしょう。

プロのようにラウンド練習やゴルフ場の芝打ち練習をする人は数少ないようです。

打ちっぱなし練習場の練習マットは、人工芝なのでアプローチの練習には向いていないと良く言われます。

しかし上手く使えば、アプローチのダフりを防止する練習をすることができます。

それは、練習マットの端に置いたボールを打つ練習方法です。

練習場のマットを良く見ると、マットに段差があることに気づくでしょう。

この段差ギリギリ右側にボールを置いてください。

それだけ?と思われるかもしれませんが、アプローチでダフる人は、このマットの段差で上手くアプローチショットができません。

人工芝で普通にアプローチ練習をすると、クラブが滑ってくれるのでダフりを実感しません。

ラウンドではダフりなるショットでも、マットではナイスショットと勘違いしてしまいます。

しかしこの練習法であればしっかりとダフりを認識することができます。

人工芝の下はコンクリートなので、あまりダフりを連発するようであれば、手首を痛めてしまう可能性があるので中断しましょう。

ミスはミスと受け止めて悩むより練習を

ラウンド中にダフりやトップのミスをした後に凹んだり、くよくよ悩んだりしないでください。

ミスを受け入れ、気持ちを切り替え、次のショットでどうするかを考えるようにしましょう。

いつまでも考えてしまうと、次のミスを生み出してしまうだけでなく、最悪トラウマになり、アプローチイップスになってしまいます。

ラウンド中は切り離して、終わった後にプレーを振り返り、原因等を見つけ出しましょう。

それを参考に練習することで、少しずつですがスキルアップしていくのです。