完璧なスイングを目指したり、苦手なクラブを克服したり、メンタルを強化したりとゴルフはがんばることがたくさんあります。
それは何のためかと言えば「スコアアップ」するためですよね。
そこでスコアアップするためのオススメ練習法をここで紹介します。
スコアアップのためゴルフクラブを厳選する練習法
ゴルフ練習場へ気合十分に14本全てのゴルフクラブを持って行ってませんか?
もちろんそれが間違っているわけではないのですが、スコアアップのために持っていくクラブを厳選する練習法があります。
全てのクラブを持って行き、ただ漠然といろいろなクラブを打ち続けていてもゴルフ上達への道は遠いです。
その日の「練習のテーマ」を決めましょう。
そしてそのテーマに沿ったクラブだけを練習場へ持って行くのです。
例えば「今日はアプローチ練習の日」と決めたら、ウェッジだけを持って行き、アプローチの練習だけをします。
また多くのゴルファーの練習テーマはスイング作りになるでしょう。
そのテーマなら、アプローチウェッジと7番アイアンだけを持って行ってください。
なぜ7番アイアンなのかと言うと、センターアイアンになるので、長さも中間、ボールの位置もスタンスも中央になるので、スイングの基礎になるからです。
実はこの練習法は昔から言われていることなのですが、面白みに欠けるせいか、飽きてしまったりして続かない人が多いです。
ドライバーを打ち続ける練習はスカッとしてストレス発散にはなるかもしれませんが、スコアアップには繋がることは少ないのが現実です。
スコアアップのためゴルフラウンドと環境を似せる練習法
練習場へ行った時に何も考えずに打席を選んでいませんか?
実は練習場で選ぶ打席にもスコアアップの練習法として重要なのです。
ゴルフラウンドと練習環境を同じにするためにゴルフ場のホールロケーションを思い浮かべて打席を選んでください。
フェード系が持ち球であればティーグラウンドの右サイドにティーアップし、フェアウェイの左サイドから左ラフを狙います。
ドロー系ならその逆です。
つまりフェアウェイを対角線で使うのです。
ラウンドではこのように自分の持ち球を上手く活用していかなければなりません。
とにかくフェアウェイど真ん中狙い!ではスコアアップは難しいです。
ラウンドでは狙う場所などもしっかりと考えコースマネジメントをしなければいけません。
ですから練習場の真ん中をフェアウェイ真ん中と想定して、センターよりも10~20ヤード左右を狙って打っていく練習をします。
ティーグラウンドの右端からフェアウェイ左サイドを狙うのがスライサーの基本となるコースマネジメントになります。
これはラウンドのシュミレーションとも言える実践的な練習法になります。
スコアアップのためエイミングを確認
ゴルフの練習をする上で最も大切なのは、正確な方向性を養うことです。
アマチュアゴルファーのほとんどは目標よりも右を向いていると言われています。
方向性を正しく出すためにも、目標に対して真っ直ぐアドレスを取ることはとても大切です。
無意識に、目標より右を向いたアドレスを取っていると、後ろから見ててナイスショットのボールは、すべて右に押し出した(プッシュアウト)と勘違いしてしまいます。
そうしてまた若干、左に引っかけるボールが出るまで、スイングを修正し続けていくのです。
せっかくがんばって練習していてもこのような練習をしていたらゴルフが下手になる一方です。
ですから練習場では必ずエイミングが正しいかどうか毎回確認する癖をつけましょう。
1球、1球、打席から離れ、目標に対して真っ直ぐにアドレスを取る練習も効果的です。
ボールの後ろへ回り、ボールと目標を結ぶラインを想定し、目印(スパット)を見つけます。
「ボールとスパットを結ぶライン」と「左右のつま先を結んだライン」を平行に合わせてアドレスします。
それに慣れるまでの練習法では、アドレスしたつま先に棒を置き、狙いと実際の方向が正しいかを毎ショット確認しましょう。
スコアアップのためのティーアップ練習法
打ちっぱなしゴルフ練習場は人工芝、そしてゴルフ場は本芝です。
本芝は長かったり、短かったり、密着していたり、逆目だったりといろいろな芝の状態があります。
またボールが芝に埋もれてしまっている場合もあります。
しかしゴルフ練習場では、ゴルフボールは常に平らなマットに乗った状態です。
そして一番問題なのは練習場の人工芝マットはクラブが滑ることです。
ラウンドではダフリショットになるスイングでも、練習場ではナイスショットになってしまうのです。
本番でもナイスショットをするための練習法は、ドライバーだけでなくアイアンなど他のクラブでも常にティーアップしたボールを打つ練習をすることです。
ラウンドでダフっていてはスコアアップは絶対にできません。
その練習法は、ティーアップをしますが、ティーを打たないようにボールだけを打つ方法です。
この際に高い球を打たないようにしてください。
高い球が打てるとちゃんと打てている感じがしますが、この練習の目的はヘッドを上から入れることです。
この練習では球は低く飛んだ方が正しく打てている目安になります。
練習場で妄想ゴルフラウンド
スコアアップ練習法も終盤に差し掛かってきました。
練習場での妄想ゴルフラウンドはどうでしょう。
それはゴルフコースをイメージして練習する方法です。
練習場では1つのクラブを何十球も続けて練習しますが、ラウンドではそうはいきません。
妄想するラウンドコースは、次にラウンドするコースでなくても、自分が良く行くコースでも問題ありません。
ただしっかりとイメージできるコースにしてください。
まずは1番ホールをイメージして、1打目のティーショットを打ちます。
「1打だけ」と言うのがこの練習の決まりです。
そのコースが400ヤードのパー4であった場合、ティーショットが真っ直ぐ200ヤード飛んだら、残り200ヤードになります。
その残り200ヤードをどう攻めていくかをしっかりと考えて、次のクラブを決めます。
実際のラウンドであれば、あなたがどのクラブを選択するかをしっかりと考えてください。
セカンドショットが150ヤード飛んだら、50ヤードのアプローチを残すのみです。
と、このような形で練習場でコースをイメージしながらラウンドすることで、1打1打を大事にし、長さのクラブを使い分ける練習ができます。
パターの練習は毎日欠かさずに
最後にスコアアップの一番の鍵となるのがパッティングです。
ゴルフで大事なパッティングなのですが、特に変わった練習法というのはありません。
とにかく毎日数分でも良いので、欠かさずに練習をするのが一番の練習法です。
パターで大事なのは、距離感でしょう。
自宅の絨毯でも、パター練習用マットでも何でも良いので、そこでしっかりと自分の距離感を掴む練習をしてください。
そして練習場にあるパター練習場で芝を使っての練習、ラウンド前にパター練習場でしっかりとその日のグリーンの状況での練習をしてください。
パッティングスタイルに決まりがないように、練習法にもこれと言って決まりはありません。
ただ毎日しっかりとパタークラブに触れて、安定した距離感を手に入れることだけは必要です。
もちろん距離感だけでなく真っ直ぐ打ち出すことも大切なので、ただ何も考えずにボールを打つのではなく、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ押し出すことを意識して練習するようにしましょう。
また練習の際は、ホールカップを想定した目標を作るようにしてください。
一生懸命だけではゴルフは上達しません
毎日地道にがんばって練習しているのに全然上手くならないと悩んでいる人。
それは練習法が間違っているのです。
ゴルフ練習場へ毎日行って500球打ったからと言ってゴルフは上達しませんし、スコアはアップしません。
しっかりと目的を持ち、ポイントを押さえ、1打1打を大事に練習すれば週2回50球ずつでも十分上手くなります。
我武者羅に練習するのではなく、賢明に練習するよう心がけましょう。