ゴルフラウンドで重要!カップの大きさはメンタルで変わる!

最終更新日:2017/09/19

大事な大事なバーディーパットやパーパット。

入れたい!
入れなきゃ!
入るかな…入らなかったらどうしよう!?

あれこれ考えているときは、どうもカップの大きさが小さく感じてしまうものです。

ゴルフはメンタル!と言われるのはグリーン周りではっきりと分かります。

それではメンタルを強くするにはどうすれば良いのでしょうか。

カップの大きさはゴルフ規則で決まってる

その時の気持ちによってカップの大きさが違って見えるかもしれませんが、カップの大きさはゴルフ規則で直径108mmと決まっています。

それはセントアンドリュースのコース管理者をしていたトム・モリスと言う人が、水道工事で使用する排水管でホールにはめ込んでカップを作ったことが始まりと言われています。
その排水管がたまたま直径108mmだったのです。

それが元で1891年にゴルフの総本山であるR&Aが、カップの直径を108mmと正式に定めたのでした。

それから約120年経った今でも大きさは変えられていませんし、誰も変えようと言い出しませんでした。
それほど108mmが程よく難しさを持つ絶妙なサイズだったのです。

実際ゴルフボールと比べると決して小さな穴でもないのですが、少しラインからズレるとカップを舐めて入らなかったりします。
だからこそ入った時の喜びは大きいですよね。

これがどこからでも入るような大きなカップであったり、ゴルフボールと大きさの変わらない小さいカップであったら、きっとゴルフの面白さは半減するでしょう。

ゴルフラウンド中にカップの大きさが小さく感じるとき

ゴルフラウンド中のパッティングの際に、なんとなくカップの大きさがいつもよりも小さく感じてしまうことありませんか?

それはパッティングに緊張していたり、入るかどうか不安に感じていたり、パッティングが不調続きで頭の中で悪いイメージが思い浮かんだりしている時です。

このような状況が続くと、「パターイップス」と言うプロゴルファーをも引退の危機に陥らせる病気になってしまうのです。

ロングパットであればカップまで距離もありますから、心なしカップの大きさが小さく感じてしまうのはしょうがないことだと思います。
しかしロングパットを絶対入れる!と意気込む人はそういないでしょう。
ですからショートパットの方がメンタルに左右されることが多いのです。

1.5mのパッティングがゴルフでは一番難しいと言われています。
短いからこそ絶対入れる!入れなきゃ!といった気持ちが大きくなるからです。

ですから「外れるかも」ではなく「入る」とイメージするようにしましょう。
入ると思うことで、必死になってそのラインを探そうとするし、その時の集中力はピークに達していると言っても良いでしょう。
入らないイメージを捨て、「どんなパットも入る」イメージでパッティングしてください。

ゴルフラウンド中にカップの大きさが大きく感じるとき

逆にゴルフラウンド中のパッティングの際に、なんとなくカップの大きさがいつもより大きく感じるときもあります。

これは先ほどと違って非常に良いことです。
その日のパッティングの調子が良いことも関係しているでしょうが、心にとても余裕があると言うことです。
そのような日は、パターを外す気がしないでしょう。

そんな気持ちを常に持てるようにすることが大事ですね。
「今日はたまたま調子が良いから」ではゴルフスコアは絶対に伸びません。

パッティングは心の持ちように最も大きく左右されます。
もちろん技術も必要ですが、最後にモノを言うのはメンタルなのです。
ですから「たまたま調子が良い」ではダメなのです。

常に平常心でいることが大切です。
パッティング技術が上達すると自信がつくので平常心を保て、カップの大きさが大きく感じると言うよりもいつも変わらないサイズに見えます。
そして自信がついてくるとパッティングへの恐怖心なども消え、「入る」イメージを常に持てるようになるでしょう。

パッティングに対して”自信”を作る

カップの大きさがいつもと変わらないサイズに見えることが、平常心でパッティングに挑めていると言う話をしました。

ではそうなるためにはどうすれば良いのでしょうか。

それはパッティングに対して「自信」をつけること。
自信とはパッティングだけでなくゴルフの全てにおいて大事なことです。

パッティングの際にヘッドアップ厳禁とされていますが、それは自信のなさからボールを追ってしまうことが原因です。
ヘッドアップするとインパクトでフェースがズレやすくなり、ミスパットになってしまいます。
パッティングに慣れていないことで不安が生まれるのが理由で、ヘッドアップやインパクトで緩んでしまいミスパットになってしまいます。

そこで、その自信や慣れを養うドリルを紹介します。

まずは50cmのショートパットをより簡単な上りラインで練習します。
入らない確率がかなり低いパッティングなので自信をもってカップインすることができるはずです。
慣れてきたらその距離を10cmずつ伸ばしていきましょう。

この練習で気をつけることは、カップインするときのスピードを一定にすることです。
常にジャストタッチできるスピードで入るように意識してください。

パッティングに対して”慣れ”を作る

「自信」も大事ですが、それだけで常に平常心にカップの大きさが変わることなくパッティングできるわけではありません。

もう1つ「慣れ」を作ることも必要なのです。

先ほど紹介した50cmの上りパットを10cmずつ伸ばして繰り返し練習することで自信だけでなく、パッティングをした回数も増えるので「慣れ」も養えます。
また距離を伸ばしていくことで自分が外しやすい距離が分かってくるので、その距離を更に重点的に練習します。
すると苦手な距離のパッティングを克服できます。

こうして上りのラインに慣れてきたら、他のラインも練習しましょう。
それはフック、スライス、下りのラインです。

ゴルフをされている方なら分かるでしょうが、下りのラインは上りのラインに比べて圧倒的に難しいです。
上りよりもラインとタッチの正確さがより必要になってくるからです。

カップを外し続けると練習にも飽きてしまうので、こちらも最初は50cm程度の短い距離から練習を始めてください。

こういったライン違いを練習することで、パッティングの練習量が格段に増えるので、自信と慣れだけでなく技術も同時に養うことができます。

小さいカップでの練習が効果的

自宅で行うパッティング練習ではパターマットを使う方が多いのではないでしょうか。

しかしそんなパターマットにも種類が沢山あります。

その中でもオススメなのが、カップの大きさが2つあるパターマットです。
1つは通常のカップの大きさ(108mm)で、もう1つはゴルフボールがやっと入るくらいの大きさのものです。
容易に想像できると思いますが、小さい方のカップに入れるのはかなり難しいです。
運よく入ることがあるかもしれませんが、確実に入れるには方向性や距離感など全てが完璧でなければいけません。

大きい方のカップを通常の練習で使い、小さい方のカップはその日の締めくくりの練習に使うと良いでしょう。
「連続○回入ったら練習終わり!」と言ったように目標を決めましょう。

絶対に入れたい最後のパッティングは、バーディーパットやパーパット、ベスト更新を決めるパットと同じくらいの緊張感と似ています。
この練習を続けることでその緊張感を楽しめるようになったら、あなたはパター名人に近づいていること間違いなしです。

毎日数分でも触れることが一番大事

パッティングに必要なメンタルについてお話してきました。

それと同じくらい大切なのが、毎日少しでも良いのでパッティングの練習をすることです。

あるゴルフ漫画ではパターを手のように感じられるようにと、普段の生活で手の代わりにパターを使うと言うものがあります。
さすがにそこまでする必要はありませんが、手でボールを転がす感覚でパターができるのが一番良いので、毎日の練習を欠かさないようにしましょう!