ドライバーの飛距離アップには動画を撮って自己分析しよう

最終更新日:2017/07/23

ゴルファーであれば老若男女を問わずドライバーをもっと飛ばしたいと思うのではないでしょうか。

飛距離アップを狙う方法は2つあります。

ただ自己分析は必要なので、自分のスイングを動画に撮って、なにが必要なのかを知ってから対策を打ったほうが結果的に早道だと思います。

ドライバーを飛距離アップに必要なポイントを動画で探す

「ドライバーの飛距離アップ」は、ゴルファーであれば誰もが望むことです。

そこで飛距離アップを目指すのであれば、自分にとって何が必要なのか、自分のスイングを動画撮影して分析しておくことが大切です。

効率のよいスイングでヘッドスピードを上げて飛距離アップを目指すか、もしくは新しいドライバーに買い換えることで飛距離アップを目指すというのが一般的だと思います。

確かにドライバーの買い替えは効果的な方法です。
新しいドライバーを打ち始めると必ずと言っていいほど飛距離は伸びます。
ただ不思議なことに、そのドライバーに馴染む頃になると、また以前の飛距離に戻っていることが多いようです。

実はこれ、慣れていないドライバーを振ることで、確実に当てようと無理なスイングをしていないからと言われています。
確実に当てることが主目的になっていて、結果的にスイートスポットでボールを捕らえることができ、飛距離アップに繋がっているわけです。

ちなみに打ちやすさについては個々の感覚で違いはありますが、飛距離に重要な役割を持つフェースの反発力は規制されているので、クラブの違いで極端な飛距離アップはないと思った方がいいと思います。

ドライバーの飛距離アップはスイングスピードを速くする?

ドライバーの飛距離を伸ばそうと思うのであれば、やはり効率的なインパクトを迎えることです。
テークバックからトップ、そしてダウンスイングからインパクトという一連の流れが、すべてより良いインパクトのためにあれば、飛距離アップを望むことができます。

最初に飛距離アップをするために、自分のスイングを動画撮影して確認します。

方法は2つあり、1つはスイングスピードを上げることです。
スイングスピードを上げるというのは簡単なようでかなり難しいものです。
個々のスイングだけではなく、性別や年齢またそれまでの運動能力(筋力など)によっても違いがあります。

手元(グリップ)よりも先(ヘッド)のほうが速いスピードで動いているものですが、これだけを見ると支点はグリップのような気がすると思います。
でも本当は、手でクリップを握っていて、その手は肩まで伸びています。
そして肩は左右が正反対の動きをしながらスイングしているので、実際には身体の中心軸が基点になるわけです。

つまり基点を中心にスイングすることが、ヘッドスピードを上げるために必要なことと言えます。

飛距離アップするにはドライバーのインパクトゾーンが大事

ところで身体の軸を速く回すと飛距離は上がるのでしょうか?

答えはNOです。

コマのようにクルクル回っても飛距離アップになりません。
ドライバーのヘッドを速く動かす、つまりヘッドスピードを上げるのは効果的なダウンスイングが重要となります。

トップからダウンスイングに入るとき、左肩を後ろに引くようにすると、軸を中心に身体は回転します
このときグリップを思いっきり振り下ろす必要はなく、ゆったりしたスイングでも十分に飛距離アップは可能です。
動画で確認しましょう。

それにはスイング全体のバランスを考えてみると分かります。
ドライバーの場合、トップからダウンスイングすると、インパックトの少し手前が最下点ですから、その辺りがヘッドの最高速になっていると思います。

でもこのスイングでは飛距離アップはできません。
インパクトゾーンと言う言葉を聞いたことがあると思います。
インパクトを点で捉えるのではなく、インパクトを通過点に前後も含めたゾーンで捉える考え方です。

イメージとしては、インパクト前よりも通過した後の方がヘッドスピードは速くなっているという感じです。
これだけでも、なんとなく飛距離アップしそうな気がしませんか?

ドライバーヘッドが加速する飛距離アップの方法

では次に飛距離アップするために、加速するインパクトゾーンを確認したいと思います。
インパクトを点(瞬間)ではなく、一定の範囲と考えるのがインパクトゾーンです。
しかもこのゾーンでは初速よりも終速のほうが速くなっているイメージです。

頭の中では「ボールに強い衝撃を与える」のではなく、「ボールを打ち抜く」ような感じでドライバーを振るわけです。

実際のスイングに置き換えてみます。
少し分かり難いですが、スイングをイメージして理解してください。

最初にトップの位置からダウンスイングを開始します。
右腿の当たりにグリップが下りたところで、上から下の動きはほぼ終了です。
この右腿の先からがインパクトゾーンとなります。

インパクトゾーンに入るとき、左手の親指と腕が90度の角度(直角)であることを確認してください。
手首が直角の状態、いわゆるコックをほどきます。
90度の角度を、最初に構えたときのようにフラットな手首の状態に戻すわけです。

そうするだけでヘッドは「走る」ことになります。
腕の動きに手首の動きが加わり、ヘッドスピードは増していることになります。

このまま右腕を飛球線に向けて真っ直ぐに伸ばしていくと、インパクトゾーンでヘッドスピードは増していきます。
できればこの部分を動画で撮って自分の目で確認できると早く修正できると思います。

ドライバーの飛距離アップするための2つ目の方法とは

インパクトの瞬間にヘッドスピードが最速であるためには、インパクトゾーンという考え方が理解しやすいと思います。

ただ結果的にヘッドスピードが速くなっても飛距離アップに繋がらないことがあります。それが飛距離アップするための2つ目の方法に繋がる原因です。

前項で、新しいドライバーを使うと飛距離アップするという話をしましたが、これはインパクトゾーンで捕らえているからです。
逆に考えると、普段のスイングではインパクトのポイントにバラつきがあると言うことです。

バラつきの原因は個々によって違いますが、多いパターンとしては、テークバックでの上体の揺れが原因で手元がブレる。
トップの位置でオーバースイングになり左手首が甲側に返ってしまったことで、ヘッドが遅れてインパクトゾーンに入ってくる。
左サイドが開く。
スイングプレーンがバラバラ……。
と、まだまだ原因となるものはありますが、自分の原因を見つけるためには動画を撮って目で確認することが一番の近道です。

ドライバーを芯で打つための練習法と動画撮影の効果

どの場合にも言えることは、「飛ばそう」という意識が強いからスイートスポットに当たらないと言うことです。

極端な例ですが、飛ばす必要がないパッティングの場合には、確実にボールをヒットすることができるはずです。
同じことはショートアイアンにも通じ、もしかするとミドルアイアンまでなら確実にボールを捉えることができているかもしれません。

そのためドライバーでも飛距離アップはひとまず置いておいて確実に打てるよう練習が必要です。
練習方法は自宅でもできます。

座布団かマットレスを壁(窓ガラス等がないところで)に立てかけて、ティを挿すために硬めのスポンジか発砲スチロールを用意しておき、インパクト場面をチェックできるように動画で撮ります。

ドライバーのフェースはピカピカして、ボールは使用済みのものが良いです。

いつもと同じようにドライバーを構えますが、振り幅は両腿の内側です。
握りこぶし2~3個分の振り幅で、確実にスイートスポットに当たるように練習します。
これを1か月も練習すると同じ場所にしか当たらなくなるので、そこにだけ黒っぽい痕が付くようになります。

もっと続けると目を閉じて振っても確実にスイートスポットで打てるようになります。

そうしたら練習場に行き、小さな振り幅から徐々に広げてスイングをすれば、間違いなく飛距離アップしているはずです。

動画を観て自己分析することが成功への近道

ドライバーの飛距離をアップさせるには、確実に芯で打つこと、ヘッドスピード上げることの2つがもっとも早く達成できる方法です。

ただ自分のスイングは、頭で思い描いていると通りに振っているつもりが、動画でチェックするとまったく別人のように見えることがあるものです。

まずは自己分析することが、早く達成するための近道であることは間違いありません。