ゴルフに限らず『百聞は一見に如かず』と言うように、視覚から入ってくる情報は上達に必ず役立ちます。
昨今のネット社会では無料の動画はいくらでも見られます。
ゴルフはレッスンだけでなくプロのスイングもたくさん見られます。
そして是非とも自分のスイングも動画にとって見てください。
頭で分かっていても、体の動きには大分ズレがあることに驚くかもしれません。
ゴルフのレッスン動画を見てみましょう
あなたは、どうやってゴルフを覚え、そして上達してきましたか?
「ゴルフ練習場でやっているレッスンを受けて上達した」または「ゴルフの上手な知り合いに毎日教えて貰った」という方もいれば、「雑誌などを見て独学で上手になった」という方もいらっしゃると思います。
ゴルフに限ったことではありませんが、やはり最初は、インストラクターにレッスンを受ける方が上達の近道だと思います。
ですが、ゴルフ練習場でレッスンを受けるのは緊張もするし抵抗がある。といった方もいらっしゃると思います。
その点インターネット上の無料のレッスン動画は、何の抵抗もなく視聴出来きるのでお勧めです。
youtubeには、沢山のレッスン動画やプロのスイングがUPされていて気軽に見ることが出来ます。
同じように手軽に読むことが出来るゴルフ雑誌ですが、記者がプロに取材した後、読みやすいように少しアレンジして説明されている場合があり、プロが実際に伝えたい内容から若干ズレた文章になっている内容もあります。
その点、レッスン動画は、インストラクターの自身の言葉で説明されていますのできっとあなたのゴルフ上達につながると思います。
まずは数ある動画をいくつか見比べてみるのも面白いですよ。
レッスン動画が自分にとって分かりやすいかどうか
レッスン動画のよい点は、気軽に見ることが出来、インストラクターがスイングをしながらポイントを絞って説明をしてくれるところです。
しかし、習い事ではないので、自分のスイングをチェックしてもらえませんし、質問したいことがあってもレスポンスは返ってきません。
(有料ですが、動画を撮影してスイングチェックしてくれるサイトやアプリはあります。)
もしあなたが初心者で、レッスン動画を見た方が良いかと尋ねられたら、私は是非見て下さいとオススメするでしょう。
しかし、あなたが中上級者だった場合は、次のことを気にかけながらレッスン動画を見るようにオススメします。
それは、インストラクターが言っていることが100%当てはまるとは限らないということです。
もちろん、間違ったレッスンをしているというわけではなく、あなたに当てはまるかどうか分からないということです。
身体の硬い人に、柔軟性がないと出来ないような動きをするように指導しても、それは出来ません。
何とか出来るようになるまで努力しようと無駄に時間をかけても、結局出来ないでしょう。
レッスン動画を自分にとって分かりやすくするかどうかは、あなた自身の視聴の仕方です。
インストラクターの説明を聞くときは、こういう方法もあるのだな。といった具合で聞くことで動画を有効に活用できると思います。
ゴルフのレッスンは言い回しが違うので注意しましょう
レッスン動画でスイングを学ぶときは、病気で医師に受診するとき以上にセカンドオピニオンが有った方が良いです。
ゴルフスイングの説明をする場合、インストラクターによって表現方法が違います。
なぜなら、ゴルフスイングは感覚によるところが多いためです。
例えば、アドレスからクラブヘッドを30cm始動させるための同じ説明をした時、Aインストラクターは「30cmまっすぐ上げて下さい」と説明し、Bインストラクターは「30cmまっすぐ引いて下さい」と説明したとします。
聞き手のあなたは同じ説明をしていると思いますか?
手取り足取り指導してもらっていれば分かる場合もありますが、その人の感覚で表現方法に若干違いが出てきて、聞き手の解釈が大きく変わることもあるので注意してください。
レッスンする人はどんな人でしょうか。
身長・体重・筋力・柔軟性など全く同じ人はいません。
また、感覚派の人もいれば、理論派の人もいます。PGA、NGF、USGTFなど、ティーチングプロの資格は色々あります。
そのティーチングプロの方々は、スイングの勉強をしてレッスンを行っていますが、説明方法は人それぞれ違います。
自分との相性がありますので、レッスン内容を聞いてもなかなか理解できない場合は、相性が悪いと割り切って別のインストラクターのレッスン内容を聞いてみて下さい。
自分のスイングを動画で撮ってみよう
ご自身のゴルフのスイング動画を撮影したことがありますか?
動画はビデオカメラはもちろんのこと、スマートフォンでも簡単に撮影できます。
とはいえ、自分の動画を普通に撮影し、スイングを見てもなかなかわかりにくいものです。
私のお勧めは、ゴルフスイングのアプリを使った動画撮影です。
iPhoneを使っているなら、App Storeにある「Best Swing」がオススメです。
スイングを撮った後に線を引いてスイングチェックをしたり、プロのスイングと比較したりできます。
また、1人で動画をチェックする場合は、次のことを試してみてください。
①いつも通りのスイング。
②意識しているポイントを変えたスイング(例えばオーバースイングになっている人がトップの位置をコンパクトにするなど)。
撮影した2つのスイングを比較した時、自分自身では随分違うスイングをしたつもりでも、映像では違いがあまりないことに気づく方も多いと思います。
自分の感覚では大きく変化させたつもりでも、スイングはそれほど大きく変わっていません。
時々動画を撮影しながら練習することで、どんどん良いスイングに変わっていくことができます。
ゴルフはスイングが個性的でも球筋が揃えば問題ないかも
日本のゴルフトーナメントで活躍しているプロゴルファーは、どれぐらいいるか知っていますか。
季節によって試合に出場できる人数が変動するのですが、出場人数が多い試合でも150名程度です。
そのうち前年の賞金ランキングの順位によって出場権利を得ている選手いわゆるシード選手は、男子だと60名(準シードを合わせると75名)、女子だと50名です。
このツアーのトップレベルの選手達ですが、一人も同じスイングをしていません。
皆が憧れるような綺麗なスイングをする選手もいれば、とても個性的なスイングをする選手もいます。
ツアーのシード選手ですら多種多様なスイングをしていますので、アマチュアは個性的なスイングでも何ら問題ありません。
自分の思い描いた球筋を安定して飛ばせることが出来ればグッドショットです。
スイングではある程度の基本的な動きはありますが、細かい部分はあまり気にせずにイメージ通りの球筋を打てるように練習するとよいと思います。
無料のレッスン動画でよき指導者に巡り合いましょう
レッスン動画に興味を持っていただましたか。
ゴルフ上達には、良いショットを打てるスイング作りが必要です。
レッスン動画は、あなたを上達へ近づけるためのツールの1つです。
ですが注意も必要です。
体型や筋力が人ぞれぞれ違うように、ゴルフのスイングも人それぞれタイプがあり、個性があります。
無料で視聴できるレッスン動画はたくさんありますので、1つのレッスン動画(インストラクター)に固執せず、理解しやすく、またあなたに合ったものを見つけてゴルフの上達に役立てて下さい。