石川遼はどうしておばさんに人気なの?その秘密とは…

最終更新日:2017/10/28

「ハニカミ王子」として彗星のごとく登場し、日本の男子ゴルフ界を牽引する存在であるプロゴルファー石川遼。

実力のほうは「頭打ち」状態とも囁かれていますが、その人気は現在も高いものがあります。

そんな石川遼は、おばさん世代に人気があると言われています。
それは一体どうしてなのでしょうか?

今回はそんな石川遼の生い立ちや、おばさん人気の秘密について解説していきます。

日本ゴルフ界随一の人気者・石川遼のおばさん人気に迫る

日本男子ゴルフ界でもっとも人気のあるゴルファーである石川遼。
6歳の頃からゴルフを始めた石川は、地元の埼玉県北葛飾郡松伏町から千葉県野田市のゴルフ練習場に父親とともに通い、研鑽を重ねます。

ゴルフの練習をしつつ、小学校時代はサッカークラブに所属。
そして中学時代は足腰と体力を鍛えるため、陸上部に入部し、短距離走の練習を重ね、プロゴルファーに必要な下半身を鍛え上げます。

もちろん、小学校時代からゴルフの大会に出場。
全国小学校選手権横尾要カップ優勝、全国中学選手権春季大会優勝など、輝かしい成績を残します。
ゴルフ界では「天才少年」として知られており、密かな注目を集めていました。

当時は後に出てくる石川遼ファンの熱烈なおばさん応援軍団は存在していませんでしたが、日本ゴルフ界を背負って立つ存在になるだろうと目されていました。

石川遼のおばさん人気は高校時代にあり?

石川遼は高校生時代の2007年、アマチュア選手としてマンシングウェアオープンKSBカップに出場。
最年少でありながら抜群のプレーを見せ、なんと見事優勝してみせます。
プロの大会に15歳と245日の選手が優勝するのは、史上初の出来事で、後にギネスブックにも掲載されることになります。

そんな彼のプレーは、スポーツ番組やワイドショーで大々的に取り上げられることになります。
その様子を見た女性たちが、石川遼に注目。
特に中高年層からの人気が高く、「石川遼ファンはおばさんが多い」と言われるほどになります。

アマチュア高校生ながらプロゴルファーと互角以上に渡り合う姿は、日本男子ゴルフ界にニュースターが誕生したことを予感させました。

世のおばさんたちは、その愛くるしい笑顔に、参ってしまったのかもしれません。
『ハニカミ王子』の愛称も親しまれていましたね。

ある番組で石川遼の「親衛隊」が取り上げられた際には、そのギャラリーの男女比が9:1で女性であること、そして平均年齢が30代から40代とみられることが話題になりました。

石川遼のおばさん応援軍団も登場

石川遼は2008年にプロへと転向し、今日までプレーしています。
ツアーでひときわ目を引くのが、石川遼のおばさん応援軍団たち。
緑色のハンチング帽、ベルト、サンバイザー、スポーツバッグを身に着けていることから、「メロン軍団」などと呼ばれています。

その存在はひときわ目立つもので、1番ホールから18番ホールまで常に石川遼に帯同、一挙手一投足を見つめます。
今や、日本の男子プロゴルフ界の名物と言っても過言ではありません。

もちろん若い女性ファンも多いのですが、石川遼の場合はなぜかおばさんが多いという定説があります。

実際、彼がツアーに出場する際のプレーを見ると、ギャラリーは石川遼「おばさん」ばかり。
理由はいまいちよく分かっていませんが、そのハニかむ様子や可愛らしいルックスが、年上女性にウケるのかもしれません。

石川遼ファンのおばさんたちが問題行動をとることも…

そんな石川遼ファンのおばさんたちですが、迷惑行為をするケースも多々発生しています。

2009年にはティーショットが林の中に入ったのを見るやいなや、ファンのおばさんが猛ダッシュ。
なんとボールを取って持ち帰ろうとしてしまいます。

周りの良識あるファンに注意を促され、元の位置に戻すことになりましたが、そのマナーの悪さが問題になりました。

一部報道によると、そのファンはショットしたボールを持ち帰ってはいけないということを知らなかったそう。
もちろん、どのような理由があろうとも、ボールがなくなればロストボールとなり、ワンペナルティとなります。

ちなみに、当該ファンはボールを持ち帰ることを咎められ際、何が悪いのかを認識していなかったそうです。

このほかにもシャッター音や話し声などで石川遼が集中力を持続できず、イラ立ちを見せることも発生しています。
その原因は、ゴルフというスポーツをよく分からず、石川遼という選手だけに興味を持ちコースに来てしまうのが原因であると思われます。

石川遼ファンのおばさんが他のプレーヤーに嫌がらせ?をするケースも

更に問題になっていたのが、石川遼ファンのおばさんたちによると他のプレーヤーへの嫌がらせ行為。
2009年には同じツアーに出ている選手に大して石川遼ファンと見られる女性がショットの際に奇声を発するなどして、プレーを妨害したことがありました。

もちろん石川遼ファンのほとんどが良識を持って観戦しているとは思うのですが、一部におかしな認識を持つファンがいることも事実。
ゴルフという競技は独特のルールや、「マナー」が多く存在するスポーツだけに、そのような一部の良識が欠落しているファンが目立ってしまっているのが現状です。

そしてそのようなファンに対し、ゴルフそのものを愛する人々から厳しい批判の声が根強く上がっています。

石川遼という選手個人を目当てにツアーを観戦に訪れることは決して悪いことではないのですが、やはりマナーくらいは認識してほしいもの。
マナーを認識できない一部の「石川遼のおばさん応援軍団」については、迷惑視されてしまっています。

石川遼ファンのおばさんの影響で成績も低下?

そんな石川遼ですが、2012年頃から徐々に成績が低迷。
2016年はRIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメントに優勝したものの、かつて天才プロゴルファーと呼ばれた面影はなくなりつつあり、現在が正念場と言われています。

海の向こうの天才で、石川遼と同じような経歴でトップスターとなったタイガーウッズが、現在故障や飲酒運転など度重なる不祥事で没落してしまっているのはご存知のとおりです。
石川遼も不祥事こそ起こしていないものの、日本男子ゴルフ界のトップ戦線からは脱落しつつあり、このままフェードアウトしてしまうのではないか、という声もあります。

迷惑行為も多かった石川遼おばさんたちも、最近の不調には頭を抱え、「復活」を願っていることでしょう。

色々と言われても、やはり彼の人気は高いもの。
日本男子ゴルフ界の発展には、彼の力がまだまだ必要です。
石川遼ファンのおばさんたちも、きっと彼の復活を望んでいるはずです。

かつてハニカミ王子と呼ばれ、彗星のごとくゴルフ界に登場した石川遼も現在25歳。
2016年には一般人女性と入籍し、ゴルファーとして、そして人間としても岐路にたっていると言っても良いでしょう。

石川遼に限らず、若くしてその道を極めたスポーツ選手が情熱を失い、若い年齢で引退することは多々あります。
ゴルフはシニアトーナメントなども開催されており、スポーツの中ではかなり競技年齢が長いことで知られていますが、情熱を持続させるのは、難しいものがあります。

2017年シーズンでの引退を決意した宮里藍も、32歳とまだまだ「これから」のゴルフプレーヤーでしたが、「モチベーションの低下」を理由に挙げており、「気持ちを持続させる難しさ」を世に問う結果になりました。

石川遼についても今後気持ちを持続していけるのか、不安視する見方もあります。

石川遼ファンのおばさんを燃えさせるような活躍を

最近成績的には「パッとしない」石川遼ですが、おばさんを始めとする人気はいまだに高いものがあります。

今後また、石川遼がおばさんファンたちを再び喜ばせるような活躍ができることを期待したいものですね。