ゴルフで左手首の痛みはインパクト時の衝撃が原因の事が多い

最終更新日:2017/06/04

ゴルフで左手首の痛みを抱えているゴルファーは多いですよね。

なぜ、ゴルフをすると左手首が痛くなるのでしょうか。
それは、インパクト時の衝撃を左手首が受け止めるからなのです。
特にゴルフスイングで左手首は引く動きとなるので、押す動きの右手首と比べて元々痛めやすいと言えます。

では、どの様な場合に左手首を痛めるのか、ケースを見ていきましょう。

ゴルフで左手首の痛みが走る瞬間はほぼインパクト

ゴルフで左手首に痛みが走る理由の第1位はインパクトとなります。

ゴルフスイングは1秒にも満たない時間の中で、ゴルフクラブを高速で振りますよね。
いかに軽いゴルフボールを打つと言っても、その衝撃たるや普通の生活の中ではあまり感じる事の無い物と言えます。

インパクトの瞬間、左手首へかなりの衝撃が加わっているのです。

そして、ゴルフは上手くなる為に1回の練習で何百球というボールを打ちますよね。
この打数の蓄積が左手首への負荷の蓄積となり、ある日左手首の痛みとなって現れます。
スポーツが上手くなる為には、ゴルフに限らず練習量が必要になるので、継続して負荷をかけ続けると、痛みとなって現れるのはある意味仕方のない事と言えます。
ですので、多くのプロが怪我との闘いを強いられるのです。

アマチュアゴルファーも練習量の多い方は、左手首に限らず腰や肩など体のどこかに痛みがある方は少なくないのではないでしょうか。
ゴルフは特に左手首と腰に負荷がかかる為、ここに痛みを持つ方が多いスポーツと言えます。

ゴルフで左手首に痛みが発生する別のケース

ゴルフではよく、林の中に打ち込んでしまい、そこからのリカバリーショットで左手首を痛めるというケースがあります。
木の根元にボールが止まり、アンプレヤブルせずにそのまま打って、後悔するゴルファーもいますね。

ゴルフクラブで木の根元を打てば、まず左手首を怪我します。
素直に諦めて1打払って他の安全な場所から打てばよいものを、無理して木の根元からそのまま打ってしまうのもゴルフというスポーツなのです。
しかも、左手首だけでなく自分の大切なゴルフクラブも壊してしまう事にもつながりかねません。

それでもやってしまうのがゴルファーであり、やはり、1打でも少なく上がりたいからなのですよね。
後になり冷静に判断すれば、同じことは絶対しないのでしょうが、左手首の痛みがなければ気づかない事だったりします。

こうなってしまうと、大好きなゴルフの練習もできないですし、症状によっては治るまで数か月かかってしまう事もあります。

やはり、無理をしないほうが長い目で見たとき得をするのはゴルフに限った話ではなさそうですね。

ゴルフで左手首の痛みは治りが遅くなりがち

ゴルフスイングで左手首の痛みがある場合、治るのが遅くなりがちです。
それは、ゴルフでの左手首の怪我というのは、ゴルフスイングをし続ける限り左手首に負荷をかけ続けることであり、一定期間ゴルフをやめない限り痛み続ける可能性があるからです。

普段ゴルフをあまりしないゴルファーの怪我であれば、半年から1年程クラブを振らなくても大丈夫なのでしょうが、左手首をゴルフで怪我する様なゴルファーというのは大体ゴルフ好きですよね。
そういった方が長期間クラブを振らないとは考えにくく、治ったと思ってフルスイングしてまた怪我を再発させてしまう事が多いのです。

左手首の痛みは骨や軟骨に障害が発生する為起こることであり、筋肉の痛みではない為怪我が長引く傾向があります。

整形外科にいって治療しますが、医師からはしばらくクラブを振らない方が良いと間違いなく言われるでしょう。
しかし、ゴルフは練習やラウンドしないとどんどん下手になってしまう為、我慢できずにクラブを振りボールを飛ばすゴルファーが多いのですね。

ゴルフを好きな事は大いに結構ですが、左手首に痛みがある場合、ゴルフはしばらく休んだ方が賢明と言えるでしょう。

普通のゴルフ練習でも左手首に痛みが発生するのはなぜか

木の根元のボールを打った訳でもなく、極端にダフった訳でもないのにゴルフでは左手首が痛くなる事があります。

それは、恐らくスイングが悪い事が原因かもしれません。
特に手に力を入れて振るゴルファーは、毎回強いスイングになり、必然とインパクトでの衝撃も強くなります。

こうしたいつも力んだスイングを行うと、体や左手首に疲労が蓄積して、ある時痛みとして発症してしまいます。
特に左手首の痛みは、インパクトの衝撃を左手首が受け続けた結果発症した可能性が高いですので、スイングの見直しが必要だと言えます。

力の入ったスイングは、左手首の痛みだけでなく、ゴルフスイング全体に悪影響を及ぼしますので、力の抜けた軽い感じのスムーズなスイングへ変更してください。

また、ちょうど左手首に痛みがある為、力を抜きやすいのではないでしょうか。

この手の力を抜くスイング練習を行うと、ヘッドを走らせる感覚も養う事ができる様になる為、逆に今までよりも飛ばす事ができる様になる可能性が高いと言えます。

力を抜く事により、怪我の予防とスイング改造、2つのメリットが生まれます。

ゴルフで左手首の痛みがあってもサポーターができない苦しみがあります

ゴルフスイングでインパクトの時などに左手首に痛みがあっても、サポーターができなくてつらいのではないでしょうか。

左手首と右手首はクラブヘッドを走らせる為に柔軟性を持たせておかなければならず、痛みを抑止する為のサポーターができないですよね。
左手首や右手首を固定した状態でスイングを続けると、変な癖がついてしまう恐れがあるからです。

また、左手首を固めてしまうとフィニッシュもままならなくなってしまいます。
しかも、右打ちの場合左手にグローブをはめますので、サポーターをするとグローブが入らなくなったりします。

左手首の痛みのなかゴルフを行わなければならない場合、結構つらいと言えますよね。

サポーターが駄目で湿布を貼ってプレーする事なら出来ますが、夏場の場合汗をかく為かぶれたりします。

結局何も付けずにゴルフをするしか方法がなく、怪我を悪化させてしまう事につながります。
やはり、左手首を痛めた場合はゴルフは休んだ方がよさそうですね。

ゴルフ全英オープンのリンクスコースは左手首を痛めやすい

ゴルフ世界4大メジャー大会の1つ、全英オープンの開催されるコースはリンクスコースですよね。

このリンクス、地面が非常に硬い事でも有名です。
海沿いに作られたコースの為、地面が締まっており、ダウンブローに打つとかなりの衝撃が左手首に加わるのです。

プロでも毎年何名かは全英オープンの厳しい4日間競技の中で左手首を壊す方がいます。

普段使用される林間コースやリンクスコースでは、地面が全英オープン程硬いコースというのはまずなく、結構ダウンブローに打っても左手首への衝撃は強くありません。
対して全英オープンのコースでは、グリーンも硬く締まっている為スピンをかけないと止まらないので、その分いつも以上にダウンブローに打つ必要があるのです。

しかし、ダウンブローに打ち過ぎると地面からの衝撃で左手首を痛めやすくなります。
左手首から左腕にかけて痛みを抑える為にテーピングをしてプレーするプロがいるくらいです。
それだけメジャー大会である全英オープンのコースセッティングは厳しいのです。

左手首が痛いのであれば、思い切ってゴルフは休んだ方がよい

ゴルフで左手首の痛みは治るまで時間がかかり、慢性化する恐れがある為、痛みが治るまではゴルフをしない方がよいと言えます。
しかも、左手首が痛い状態では楽しいゴルフを楽しむ事もできないでしょうし、スコアも上がらなくなる可能性があります。

無理してプレーするよりもしっかり治してからプレーする方が楽しいですし、長い間ゴルフを楽しむ為には必要な事と言えます。

左手の故障や痛みがある場合は医師に相談して、ゴルフで悪化させない様にしましょう。