ゴルフボールにラインを引くことで3パットの確率が激減する

最終更新日:2017/04/12

「パット・イズ・マネー」
ゴルフでパターが一番大事なことは誰しも感じていることでしょう。

現在目指しているスコアを出すには、3パットは絶対に避けなければいけませんよね。

実は、ゴルフボールにラインを引くことで3パットを無くすことができます。
しかし単にラインを引くだけではダメなのです。

ゴルフボールへのラインの引き方やその活用方法を覚えましょう。

ゴルフボールにラインを入れるメリットとは

ゴルフボールにラインを入れるのを試したことがある人は多いでしょう。

実際にゴルフボールにラインを引くことは多くのプロゴルファーも実践していることです。

タイガー・ウッズをはじめ、松山英樹選手や石川遼選手もラインを入れてプレーしています。(最近はしていないようにも見えます。)
どちらかと言うと、男子プロゴルファーよりも女子プロゴルファーの方がゴルフボールにラインを入れている選手が多いようです。

ゴルフボールにラインを入れる目的は、パッティングで狙った目標にラインを向けることで、ガイドラインにするためです。

パッティングは打つときに後方からは打ちません。
あくまで打ち出しラインの横から打つので、その際の打つべき方向のガイドラインにすることができるのです。

打ちたい方向が明確になることでカップインの確率が上がります。
またある程度距離のあるパッティングでは、距離感に集中することができます。

もしラインを目障りに感じるのであれば、ラインを下にしてしまえば隠すこともできるでしょう。

ゴルフボールに入れるラインのタイプ

ボールに書かれているラインは色々なタイプがあります。
1本線だけのもの、横と縦の両方引いてあるもの、さらに複数のラインが引いてあるものとあります。

こんなに様々あるのですが、実はどのタイプでも効果は同じです。
強いて言えば、線が多い方が方向性への安心感が高まることではないでしょうか。

たまに1本だけだとボールを上から見た時に斜めになってしまう!という人がいますが、そうなる人は、ラインの数を増やすよりも、パッティングスタイルを修正した方が良いでしょう。

これはもちろん、ボールをきちんと置くことを前提にしての話です。
マークの後ろからカップを見るのと、実際構えた際にカップを見るのとでは、受けるイメージが全く違いますよね。
マークの後ろからカップを見つめ、正面から見た状態で打つ方向を決めてください。

構えた時に惑わされそうになりますが、絶対にゴルフボールのラインを信じるようにしましょう。

パッティングの時の基本は、ボールは目の真下というのが理論です。
ボールが目の真下にあれば線は斜めからは見えないはずです。

ですから、ラインの本数は自分で色々試してみて、自分に合うラインの引き方にすると良いでしょう。

ゴルフボールに色や本数が自由に選べるライン引きグッズ

ゴルフボールにラインを引くグッズは驚くほどたくさんあります。

どの製品にも大差はないのですが、重要なのは書くのに使うペンです。
安いものもあるのですが、ペンがあまり良くないと、色落ちしたり、インクがクラブフェースに付着したりしてしまいます。

また使ってみるとよく分かるのですが、使いづらいものもあったりします。

その中でオススメのラインマーカーを紹介します。
ジャパーナ社の「ボールラインマーカー」という商品です。
赤色と青色のペンが付いており、様々な形でラインを入れることができる専用カバーもあるので、どのラインが自分に合うかを見つけ出すこともできます。

目標に集中するために矢印1本のラインにしたり、目標に集中すると同時に、目標に対してアドレスとクラブヘッドをスクエアに構えやすくするために十字ラインにしたり、目標により合わせやすくするために矢印1本と平行ラインにしたり、すべてをミックスした矢印1本と平行ラインと十字ラインとたくさん挑戦してみてください。

また色分けすることもできるので非常に便利です。

500円程度でも販売しているマーカーですが、この商品は1,280円と少し高めではあります。

ゴルフボールの芯を見つければ真っ直ぐ転がる

人気番組等で話題になった「Check Go Pro」です。

ゴルフボールにラインを引くグッズとしては少々値段が高めで、3,000円前後です。

これは、ただ単にゴルフボールにラインを入れるだけでなく、ボールの芯を見つけてラインを入れることができます。
ゴルフボールは、重心がずれていることがあるので、実際にボールを転がすと真っ直ぐに転がらないことがあるそうで、真っ直ぐ転がる向きというのが存在していると言うのです。

このグッズの謳い文句が、

「まさにボールのスパイン調整!やっぱり曲がらないボールに、いや曲がらないボールの方向を見つけ出すこと。実はとっても重要なことです♪」

なのです。

ゴルフボールを高速回転(毎分10,000回転)させ、ボールの回転軸を探し出して、最適なボールラインを見つけ出すのです。

ただ線を引くグッズではないので、グリーン上でその線に沿ってボールをセットすればよりパターの精度が上がると言われています。

楽天ショッピングサイトではたくさんのレビューが書いてあるので、それを読むとさらに商品の良さが分かり、欲しくなるでしょう。

ラインを引く必要のないゴルフボール

最近はゴルフボールに2~3cmの矢印が最初から入っているものや、メーカーのロゴをラインのようにしていたりと、ラインを引かなくても目標となる目印が付いているものがほとんどです。

しかし2~3cm程度の矢印では、目標を定めるには若干限界があります。
自分が思うラインよりも少し誤差が出てしまう可能性があるのです。

やはりゴルフボールを1周するくらいのラインであった方が、正確性は増すでしょう。

ここ数年人気が出てきているのが、ゴルフボールの色が半々違うものです。
「KIRALINE」というキャスコから出ている商品があります。

半分に色が分かれているのでラインを引く必要がありません。
また女子ゴルファーがウキウキしてしまうような、KIRAボールらしいカラフルなデザインになっています。
とても派手なデザインになっているので、ボールを見失うこともないでしょう。

色が半々になっているだけなのですが、様々なことが便利になります。
カラーボールを好まない人には魅力を感じないかもしれませんが、一度は使ってみる価値があると思います。

どうしてもラインがあると集中できない人

ゴルフのスタイルは千差万別です。

パターともなると人によって違う点というのはもっと多いです。

ゴルフボールにラインを引くことで、パッティングが安定する人もいれば、そうすることでどうしても集中力が欠けてしまったりして、逆に不安定になる人もいるでしょう。

後方から見るラインの方向と上から見るラインの方向では、方向性が違うように感じるので、構えた時に違和感を持つ人がいます。
そうなると、ラインを信じて打つことができないので、インパクトが緩んでしまったり、距離感が合わなかったりしてしまいます。

そういった人は思い切ってラインを入れるのを止めた方が良いでしょう。
ラインがあることで線にばかり集中してしまうのも問題です。

ではラインを引く代わりにどうすればよいでしょうか。

そんなゴルファーはラインを決めたらアドレスをして、ボールを上から見たら、ボールからカップまでのラインを目でなぞって、そのラインに乗せるように感覚だけで打つのです。

「打つ」と言うイメージより、「ラインに乗せるように転がす」と言うイメージを持った方が良いでしょう。

パッティングはセンスだけどガイドラインは作れる

パッティングはカップインするべきラインが複数あるので、バランスが重要視されるために、センスが必要と言われています。

しかしボールにラインを引くことで方向性のガイドラインを作ることができます。
これにセンスは関係ないですよね。

毎回同じパッティングをする為の手助けになることは間違いないです。
ラウンドで集中力を欠いてしまう人は、パターの練習のときだけでも使用してみると良いでしょう。
その結果がラウンドに現れるはずです。