ゴルファーのみなさん、ティーアップの高さに気を付けていますか?
良く飛ぶと評判のドライバーを購入したのに、全然効果を感じない!
なんて人は、もしかしたらティーアップの高さが原因かもしれません。
せっかくのドライバーの効果を出すために、正しいティーアップの高さや状況に応じた高さをここで学びましょう!
ゴルフのティーアップとは
ティーアップとは、ティーグラウンドからショットを打つ時に、ティーペグ(ティーとも言います)を使って地面よりも高い位置にボールを置くことです。
ティーには、プラスティック製や木製など様々な素材や長さ、形状があります。
ティーアップすることでのメリットは、
・地面の状態を気にせずにショットが打てます。
・ボールの位置を高くすることで、アッパーブローで球を打つことができ、飛距離アップすることができます。
ティーグラウンドや特設ティーであれば、ドライバーに限らず、フェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンでも使用することができます。
元々ティーアップとは、地面に土を盛っただけのものでした。
その後のゴルフの歴史を経て、飛距離アップやボールへの抵抗を減らす工夫が徐々に施され、現在のようなティーを使用するようになったのです。
またスイングタイプなどによって、様々な形状のティーがあります。
形状だけでなく、カラフルなものであったり、キャラクターや柄が入ったお洒落なものもあり、選ぶ楽しみも増えています。
このティーアップの高さはティーショットに影響してくるので、自分にはどの高さが良いのか知っておくことが大切です。
ドライバーでナイスショットになるゴルフのティーアップの正しい高さ
ゴルフのティーアップには基本とする高さがあります。
それよりも高くティーアップすると、球筋が高くなったり、左へ行きやすくなったりします。
逆に低くティーアップすると、球筋が低くなったり、右へ行きやすくなります。
このようにティーアップの高さによって、同じスイングをしても球筋が変わるのです。
この違いを上手く利用して、自分の癖に合うようにティーアップの高さを変えると良いでしょう。
ドライバーのティーアップの高さは、フェースのトップからボールが半分見えるくらいが理想です。
そこを基準に自分の打ちやすい高さに微調整すると良いでしょう。
そしてドライバーの際は、ティーを左脇の真下に置きます。
クラブの中でも一番長さのあるドライバーは、ボールを一番左に置きます。
一般的には、左足のつま先を基準と言われることが多いのですが、足の位置は毎回ずれてしまうので、あまり変化のない脇を目安にすることをオススメします。
ボールの位置は両足の真ん中から左脇の間で、クラブが長くなるに連れ、徐々に左脇の方に移動させていきましょう。
ゴルフのティーアップの高さにはFWとアイアンでも違いがある
フェアウェイウッドやユーティリティでは、ミドルティーを使います。
ミドルティーでは、地面からボールの下が1cmくらいになるようにしましょう。
多くのアマチュアゴルファーは、ダフるのを恐れて、コースではティーアップを高くしすぎる傾向があります。
しかしティーを高くしすぎてしまうと、飛距離が落ちてしまうので注意してください。
またティーを使うことはルールではないので、フェアウェイウッドやユーティリティであれば、ティーを使わずに地面に直接ボールを置いても問題ありません。
ティーアップしない方がスピンを得やすく打球が上がり、番手なりの飛距離をしっかりと出すことができます。
次にアイアンのティーアップの高さです。
ミドルアイアンであれば、地面から1cm程度、ショートアイアンであれば、地面から1~2mm程度です。
ショートアイアンに関しては、ほとんど地面にくっついているような状態です。
ヒットする場所がフェースの上過ぎても下過ぎてもミスヒットになるので、自分で試して合う高さを微調整してください。
ゴルファーのスイングタイプ別に正しいティーの高さがある
ゴルフスイングの傾向によって、出やすいミスも変わってきます。
そのために、2つのタイプに分けてオススメのティーアップの高さを紹介しましょう。
「アウトサイドイン」のスイングタイプの方は、低めのティーアップがオススメです。
クラブの入射角が鋭角になるので、ティーアップが高いとテンプラなどのミスが出やすくなるからです。
またアウトサイトインの方は、左への引っ掛けミスが多くでるので、ティーを高くするとそのミスを誘発する可能性もあるのです。
また「インサイドアウト」のスイングタイプの方は、高めのティーアップがオススメです。
インサイドアウトの方は、すくい上げるようなスイングになる傾向があるので、低いティーアップだと地面をダフってしまったりする可能性が出てきます。
また右へのプッシュミスが多くでるので、ティーを低くするとそのミスを誘発する可能性があるのです。
しかしティーアップの高さに決まった高さはありません。
その日の1発目のティーショットを基準に、その日あなたに最適なティーの高さを微調整していくと良いでしょう。
その日のゴルフ場の状況に合わせてティーの高さを変えよう
ゴルフのティーアップの高さは、その日の風の状況でも変えていかなければなりません。
向かい風の時は、
・ティーアップを高くしてフェース上側でヒットさせ、バックスピンを減らすことで飛距離のロスを最小限にします。
・ティーアップを低くして、低い球を打ち出すことで風の影響を減らします。
どちらも正解なのですが、いつもと違う高さのティーアップなので、慣れていないとミスショットに繋がる可能性があります。
ですから、初心者の方にはこの対策はまだ難しいので、向かい風に負けることをあきらめて、いつも通りのティーアップの高さで行なった方が確実でしょう。
また追い風の時は、弾道の高さと適度なバックスピン量が重要です。
そのためにティーアップは高めにした方が良いです。
低い弾道やバックスピンが足りないと、風に上から押されたり、乗りきれずに急に落下してしまうことがあります。
向かい風と違って、追い風は飛距離を出す絶好のチャンスなので、力まずに普段通りのスイングをするようにしましょう。
ティーの選び方
ゴルフ初心者の方にオススメなのが、毎回同じ高さに設定できるティーです。
上部と下部が段差で分かれているタイプの形状で、ティーでは上の部分の長さが決まっているので、可動域の下までを地面に刺すことで、毎回同じ高さにティーアップすることができます。
これによって人的ミスによるティーの高さの調整のばらつきを無くすということです。
このタイプのティーは、上部分が稼働するものが多いので、インパクトの際に抵抗が少なくなり振り抜きやすいという特徴もあります。
ドライバーで使用する場合は、エキストラロングという長いモデルもあるのですが、高すぎてもテンプラになりやすいので、通常のロングを使用することをオススメします。
ゴルフの中級者から上級者になると、その日のスイングの調子や状況に合わせてティーアップの高さを微調整する必要があります。
ですから、自由に調整できる一般的なプラスティック製や木製のティーを使用することをオススメします。
しかし木製のティーは非常に折れやすいので、1回のショットに1個と考えた方が良いでしょう。
経済的に考えると、プラスティック製のティーがオススメです。
この場合には、調整幅が広がるように、エキストラロングティーの使用が良いでしょう。
自分にベストの高さを知っておこう
ティーアップの高さとボールの位置は非常に大事です。
基本を覚えたら、練習場で自分に合うように微調整をするようにしましょう。
適切なティーアップをすることで、ショットへの安心感にもつながり、ナイスショットに一役買ってくれるはずです。
朝一のドライバーショットは、誰しもドキドキするものです。
安心感があり、朝一にナイスショットを打てたら、その日のラウンドが幸先よく感じるでしょう!