最近のトッププロのスイング分析をして自分に合わせてみよう

最終更新日:2017/03/21

ゴルファーなら誰しも憧れるトッププロがいますよね。

憧れのプロのスイング分析をして、自分のスイングに生かしたいゴルファーも多いのではないでしょうか。

では、様々なプロのスイングを分析してみましょう。

トッププロのスイングはシンプルです

アベレージゴルファーに比べ、プロのスイングはシンプルです。

これは、年間を通して賞金を稼いでいかなかればならない為、複雑な要素を取り入れるとスイングの反復性が失われるからですね。

賞金を稼ぐためのスイングを作り上げるために何千、何万回とスイング練習を行うのがトッププロです。

そんなプロのスイング分析をし、極論すると上げて下ろすだけに行き着きます。
いつも同じアドレス、グリップ、スイングプレーン、リズム、どれを取っても同じか同じくらいにしか見えない事がほとんどです。

逆に、アベレージゴルファーはボールに当てる為に余計な手の動きを加えてスイングがぎこちなくなったり、バックスイングからトップにかけて変なクセみたいなものがあったりします。

スイングはシンプルに越したことはないので、こういった余計な動きの付いたスイングは矯正するほうが、スコアは安定するはずです。
とくに腕と身体が一体となって動作する流れる様なスイングを身につける必要があります。

韓国人プロのスイング分析をすると日本ツアーを席巻する理由が分かる

今や、男女日本ツアーを席巻する韓国人プロですが、そのプロのスイング分析をすると強さの理由が見えてきます。

まず、男女韓国人プロに共通するのがベタ足スイングです。
男子だと金庚泰プロ、女子だとイ・ボミプロやアン・ソンジュプロ、申ジエプロが代表的です。

ベタ足スイングの良さは、身体の正面でボールを捉えられる確率が上がる事です。
ダウンスイング時、右足の蹴りを弱める事によって軸がしっかり保て、バランスを保ちやすくなります。
いつも同じタイミングでボールを打つ事が出来る様になる為、ドライバーからアイアンに至るまで、曲がりの少ないボールが打てます。

逆にベタ足スイングのデメリットは、右足の蹴りによるヘッドの加速が出来ない為、飛距離が落ちる事です。
しかし、韓国人トッププロは飛距離のロスを上回るボールコントロールを行い、フェアウェイキープ率やパーオン率が常に上位となっています。

ボールが曲がらない、曲がりにくいというのは勝てるゴルファーにとっては必須の条件となるので、曲がらないスイングを行う韓国人プロの強さは当面続きそうですね。

小柄なプロでも300ヤードドライブを放つスイング分析をする

170cm台のプロでも300ヤード以上のビックドライブを放つプロは多いですね。
彼らのスイング分析をすると、上下の捻転差が見て取れます。
バックスイングで身体を捩じり上げ、トップで蓄えたパワーを余すことなくボールに伝えている様子が動画から見て取れます。

腰は45度程なのに肩が90度以上回っています。
すごいパワーの蓄えですね。

蓄えたパワーを一気にフィニッシュまで持っていく為、スイングスピードが50m/sを超えてきます。
軸がしっかりしているのでそれ程振っている様には見えないのですが、確実にスイングスピードはアマチュアゴルファーのそれを凌駕しています。

アマチュアゴルファーは、プロのスイングを真似る事は難しいので、300ヤードのビックドライブを目指すよりもグリーン周りのアプローチを磨いた方がよさそうですね。
とくに捻転差を作り出し、ボールを正確にヒットするには練習量が必要となります。
我々サラリーマンゴルファーには難しそうですね。

女子プロのスイング分析をするとアマチュアゴルファーの手本となります

男子プロに比べ、女子プロのスイング分析をすると、アマチュアゴルファーの手本となる要素が沢山あります。
スイングスピードも300ヤードをぶっ放す様な50m/s以上という事もないですし、パワーでゴルフをする様なケースもあまり見られません。

女子プロのスイングからは、ボールを正確にまっすぐ飛ばす為のエッセンスが多く見て取れますね。

スイングも2軸スイングが多く、身体を捩じり上げる動きではなく、バックスイングとダウンスイングの間で捻転差を生み出している女子プロが多いです。

これは、アマチュアゴルファーにも手本となる動きで、バックスイング、ダウンスイングという別々の物、動きではなく、バックスイングの動きの中にダウンスイングがあるといったイメージになるでしょうか。
バックスイングはしっかり右足で体重を受け止め、トップにクラブが収まる寸前に身体を左方向に動かしダウンスイングに入ります。
すると、上下の捻転差が自然に生まれ、タメのあるダウンスイングが行える様になります。

この動きが出来る様になれば、インパクトを意識する必要はなく、フォロースルーまで一気にスイングする事によって、ナイスショットを放つ事が出来る様になります。

USGAプロのパワースイング分析をすると、日本人には真似できない要素が沢山ある

USGAプロ、とくにアメリカのプロゴルファーは、そのスイングからパワー感が半端ないですよね。

スイングスタイルも比較的メカニカルな日本人プロに比べて腕や上半身のパワーを使ったスイングの選手が多くいます。
いわゆるパワーで持っていくと言ったらいいのでしょうか。
身長も185cm以上ある高い選手も多いですよね。

また、欧米人はパワーがある選手が多い為、全身を使ってスイングしなくても十分スピードとパワーを得る事が出来、日本人プロの様にスイングが綺麗でなくともメジャートーナメントで優勝したりする選手がいますよね。
とくに、深いラフの打ち方なんかは、時として日本人には真似できないケースが多々あったりします。

高いスイング軌道から、圧倒的なパワーでロングアイアンでも打ちこなしたりします。
全米オープンの深いラフからロングアイアンを使えるなど、普通では考えられません。

しかし、よく見てみると身長やパワーだけではないテクニックを使ってスイングしている事が分かります。

ラフはさすがに芝が絡むため、カット軌道で意図的に抵抗を減らしたり、グリーン周りのアプローチも芝が荒れているケースが多いので、ピッチエンドランが基本です。
それでも転がす距離感は抜群だったりします。

この辺のスイング分析をすると面白かったりします。
テクニックと経験にパワーが加わっている為、なかなか日本人が追いつくのは容易ではない気がしますね。

プロのスイング分析が出来る様になるとゴルフは上達します

プロのスイング分析が出来るようになると、自分のスイングも分かる様になる為、ゴルフは上達します。

最近ではスマートフォンで自分のスイング動画を撮影出来る為、打ったらすぐに確認できますよね。
プロのスイング分析を行い、自分のスイングと比べてどこが違うのかや何が悪いのかといった比較が行えます。

2つの動画を並べて再生しても面白いかもしれません。

自分と身長や体格が似ているプロのスイングは大変参考になるのではないでしょうか。

細かい所は感覚の要素が大きい為、難しいと思われるので、スイング軌道やリズムを参考にしたり、ヘッドの角度は動画から判断出来る為、大いに参考になったりします。

ただし、スイング分析を行う事も大切ではありますが、上達するには練習の量が必要ですので、雑誌や動画を見る時間よりも、ボールを打つ時間の方が大切な事は言うまでもありません。

プロのスイングを分析し、自分のゴルフに生かしましょう

プロのスイングはゴルフクラブの進化によって変わってきているので、その時の勝っているプロのスイング分析を行うようにしましょう。

ドライバーのヘッド体積やシャフトの種類によって打ち方は違う為、自分が使っているクラブセッティングに近いプロのスイングを分析できれば、多いに参考になるのではないでしょうか。

ただ、男子レギュラーツアープロのクラブセッティングはハードなものが多い為、アマチュアゴルファーに扱える代物ではない事が多い事も付け加えておきます。