有村智恵選手と言えば、長年VIVA HEARTとウェア契約をしていました。
VIVA HEARTと言えば秋にはモンスター、冬にはスノーマンと言った遊び心満載でカラフルなイメージです。
そこから一転して有村智恵選手が契約を結んだニューバランスジャパンのウェアとシューズに注目してみましょう!
まずは有村智恵選手についてのいろいろ
有村智恵選手は、2006年のプロテストで2位に7打差をつけてトップ合格しました。
このときVIVA HEARTとウェア契約しましたね。
その年にシード権を失ってしまいましたが、ファイナルQTで3位になり、2007年のシーズンはほぼ全試合の出場が認められました。
そんなシーズンを乗り越え、2008年のプロミスレディーストーナメントで初優勝を飾ったのはやはり実力でしょう。
翌年の2009年、賞金女王こそ逃しましたが、何とシーズン5勝をあげました。
そして今後ずっと語り継がれるであろう伝説を2011年に記録したのです。
それは、スタンレディーストーナメントで1日にアルバトロスとホールインワンを達成したという快挙!
女子の世界主要ツアーで初、日本プロゴルフでは男女通じて初めてでした。
そしてもちろんこのツアーは完全優勝でした。
さらに2012年に悲願のメジャー初制覇!
同年、アメリカ女子ツアーの予選を通過したことで、翌年から米国進出することになったのです。
しかしその勢いが続かず、残念ながらアメリカでの大きな活躍はありませんでした。
そして昨年、故郷の熊本地震をきっかけに、再び日本ツアーでの活動を決めたのです。
2016年は思うような結果を出せませんでしたが、ウェア契約も一新したことですし、2017年は心機一転がんばって欲しいところです。
以前有村智恵選手とウェア契約していたVIVA HEART
VIVA HEARTと有村智恵選手はプロになってからずっと契約していました。
VIVA HEART自体、有村智恵選手の人気上昇とともに成長してきた国内ウェアブランドといえます。
VIVA HEARTと言ったら有村智恵選手を思い浮かべるくらいイメージは強いものでしたね。
そんなVIVA HEARTのウェアコンセプトは、
「身にまとうプレーヤーはもちろん、周りの仲間たちまでハッピーになれる!」
です。
そのコンセプト通りに、きちんとした上品さとカラフルな遊び心を両立させデザインされたウェアです。
有村智恵選手も可愛らしいデザインからカチッとしたデザインまで、お手本の着こなしを毎回見せてくれていました。
公式オンラインストアもあり、手軽に購入できるのも魅力の1つです。
また、公式オンラインストアではコーディネートの写真もたくさん載っているので、自身のコーディネートの参考にも使えます。
たくさんウェアが欲しい人に最も嬉しい情報は、アウトレット販売までしていて公式オンラインストアなのに安く購入することができますことでしょう!
新たに有村智恵選手とウェア契約したニューバランスジャパンとは
2017年から有村智恵選手とウェア契約をしたのがニューバランスジャパンです。
ニューバランスはランニングシューズのブランドと言うイメージが強くありませんか?
しかし長い歴史の中でランニングを中心に培ってきたフィット感とテクノロジーを活用してゴルフウェアとシューズを出しました。
ウェアもシンプルデザインですが、形やカラーの使い方などスポーティーでとてもお洒落です。
有村智恵選手も、
「今シーズンから、シューズ、アパレルを着用してプレーできることを大変うれしく思います。ゴルフをする上で必要な機能性はもちろん、スポーティーでカッコいいスタイルや華やかなでかわいらしいデザインなど、いろんなバリエーションがあり、ゴルフ場に行くのが今からとても楽しみです」
と話しています。
昨年に続き日本メインでのプレーを決めた彼女のツアーでの活躍も楽しみですが、VIVA HEARTとは全く違ったデザインのニューバランスジャパンを、彼女がどう着こなすかを見るという楽しみも増えましたね。
注目はウェアだけじゃない!シューズが有村智恵選手を強くする
ニューバランスは、1906年に扁平足などを治す矯正靴メーカーとしてアメリカのボストンで誕生しました。
それからランニングや野球など各スポーツのシューズとアパレルを展開していきます。
2014年よりアメリカでゴルフシューズを販売を始めましたが、2016年ついに日本に上陸したのです。
その後、藤田寛之選手や芹澤信雄選手とシューズ契約をしました。
スイングをした時の足の動きに最適化されたアウトソールと、軽量でクッション性のあるミッドソール素材REVLITEを搭載し快適な歩行とスイング時のスムーズな体重移動を実現した、夢のようなシューズが最新モデルです。
また扁平足などを治す矯正靴メーカーとしての始まりと言うだけあって、耐摩耗性に優れたスパイクレスのシューズもあります。
デザインは、ニューバランスの代表的デザインで横に「N」が入ったもの。
シンプルなデザインではありますが、赤やゴールドと言ったゴルフシューズにはなかなかないようなカラーがあります。
ウェアだけでなく機能性が優れた上にお洒落なシューズで、今シーズンの有村智恵選手に期待できるかもしれませんね!
有村智恵選手の新たな契約はウェアだけじゃない!
ウェアとシューズの契約が一新と言うお話をしました。
しかし実は一新するのはウェアとシューズだけではないのです。
クラブはドライバーからアイアン、ウェッジまでプロ入りからずっと契約していたブリヂストンを使用していました。
しかし今シーズンからYAMAHA(ヤマハ)との契約が決まりました。
今シーズン初のツアーとなる沖縄のダイキンオーキッドレディースツアーでのドライバーは、昨シーズンのブリヂストンJ015ドライバーからYAMAHA RMX 116ドライバーに変わりました。
ボールは変わらずブリヂストンのようです。
アイアンはまだ未発表ですが、YAMAHAが有村智恵選手との契約目的を
「飛距離を復活させたい全てのゴルファーの気持ちを後押しするブランドであるinpresのシンボルとして、日本ツアーで復活を目指す有村プロにブランドを担っていただきたいと考えています。」
と話しています。
ドライバーはRMXですが、アイアンはimpresの可能性がありそうですね。
いろんな意味で新たなスタートを迎える有村智恵
昨シーズンは予選落ちが多く、賞金ランキング80位に終わった有村智恵選手。
しかしプロ2年目の時にシード権を失ったにも関わらずほぼ全試合の出場権を獲得したように、ファイナルQTで17位になり、リコーカップまでの全37戦、ほぼ全試合出場できることになりました。
そして彼女は、プロになって初めてウェアやシューズ、ギアを変更する決断をしました。
本人が30歳を迎える節目の年に、自分の気持ちをしっかりと切り替えたかったのが本心ではないでしょうか。
プロ11年間愛用してきたものを変えることは、気持ちを新たにするだけでなく、肉体的な変化をもたらすものでした。
年齢的にも自分ひとりの力だけでなく、シューズや道具など頼れる力はどんどん借りて、いろいろなサポートを受けながら戦っていきたいと考えているようです。
また彼女が今シーズン見据えているのは、賞金ランキングうんぬんではなく、「優勝」のようです。
2012年以来優勝のない彼女。
今シーズンは気合いを感じる上に、一皮も二皮もむけたようなので、5年ぶりの優勝を見られるかもしれません。
プロゴルファーにとって何でも変更することは大きなこと
有村智恵選手が11年もの間愛用していたウェアやギアなどを変更したことは、大変大きな決断だったと思います。
ウェアの変更はイメージ的なものくらいですが、ギアの変更は大変なことです。
1打、1試合に生活のかかっているプロゴルファーが慣れないギアでツアー参戦なんてあり得ません。
ギアに慣れるまで相当な練習を積まなければならないでしょう。
これは練習量の少ないアマチュアでも同様なので、慎重なクラブ選びが大切だといえるのではないでしょうか。