ドライバーは1回のラウンドで多くても使用するのが14回です。
ですからドライバーの練習よりもアイアンを練習した方がスコアアップに繋がると言われています。
確かにアイアンも重要ですが、各ホール1打目のドライバーが左右に大きく乱れ、OBや林の中に入ってしまったら、アイアンやパターに悪影響なのは間違いないでしょう。
練習量の少ないドライバーのゴルフスイングが安定しない人が結構います。
その原因と対策を教えます!
なぜドライバーのゴルフスイングが安定しないの?
安定して100を切れないゴルファーは、ドライバーのゴルフスイングが安定していません。
例え左右に曲がったとしても、スイングが安定していればそれなりの対策を取る事ができます。
それでは何故、ドライバーのゴルフスイングが安定しないのか考えて見ましょう。
その理由の1つは、スイングを気持ちよく振り抜けてないことです。
スイング中に、いろいろなことが頭の中を巡り、練習場で打つようなショットができないのです。
スライスやフックでOBすることを恐れていませんか?
恐れるあまりに、無意識に手をこねたり、インサイド軌道やアウトサイドスイングに振ろうとしてしまい、自分らしいスイングができなくなっているのです。
スイング中に不安を感じ調整してしまう癖がついてしまうと、スイングは絶対に安定しません。
そして初心者ゴルファーに多いのが、スイングの最終地点がインパクトになっている人です。
スイングはフォローまで振り切って安定したスイングにすることが大切です。
スライスを意識するあまり、インパクトでのフェースの向きだけ合わせようなどと意識してしまいスイングが詰ってしまうのです。
ゴルフスイングが安定しないなら意識を変えよう
ドライバーのゴルフスイングというものは、技術的なこと以外にもメンタル的なものが大きく影響します。
まずティーグラウンドに立ったときに、ゴルフボールを意識し過ぎるのはNGです。
ボールを意識してしまうとインパクトばかりに集中してしまい、身体が硬くなってしまうことでスイングが安定しないのです。
「スイングの途中で勝手にボールが当たる」と考えるように意識を変えましょう。
何よりもゴルフはイメージが大切です。
以前のミスショットをいつまでも覚えていると、ミスへの恐怖心が出てきます。
そんなミスを恐れると自分のスイングを信じることができないので、スイング中に悩みが頭の中に思い浮かび、スイングが安定しないのです。
ミスショットのイメージを振り払うくらいに、ドライバーの練習をして良いイメージを植えつけましょう。
そしてドライバーショットで振り切ることができない人は、振りきれた時の気持ちよさを知らない人が多いです。
どんな打球になっても良いので、一度練習場で思い切り振り切ってみて下さい。
ゴルフに大切なのは良いイメージです。
スイングを安定させるためにも良いイメージを植えつけるようにしましょう!
スイングが安定しないなら、まずは短い距離で!
ドライバーのゴルフスイングが安定しない人にオススメの練習方法は、打ち分け練習です。
まずはドライバーで50ヤードの距離を打ってみます。
ドライバーで50ヤードを狙うのは意外と難しいのに気づくでしょう。
グリーン手前のアプローチのような感覚でスイングしてみてください。
そしてできるだけゆっくり振ることで50ヤードに抑えることができます
そうして50ヤードが上手く打てるようになってきたら、次は100ヤードを狙います。
ゆっくりとしたハーフスイングで打つと良いでしょう。
最初はシャンクしたりしてしまいますが、しっかりと安定したスイングをするように心がけて下さい。
ハーフスイングはドライバーに限らず、全てのショットにおいて要の部分です。
ここをしっかりと打つことができないと、フルスイングの安定性を望むのは難しいでしょう。
最後に150ヤードを狙います。
女性ゴルファーならフルスングかもしれませんが、男性ゴルファーであればこれもハーフスイングで達成できるはずです。
ここで意識するのは、同じハーフスイングであってもヘッドスピードを上げたハーフスイングを意識すること。
腕の力でなく、しっかりと身体の力を使ってしてください!
身体を使ったゴルフスイングを身に付けよう
スイングが安定しない人は、何よりもしっかりとしたスイングを身に付ける練習が必要です。
打ち急いだり、手打ちにならないように普段の練習でしっかりと意識して改善していきましょう。
ヘッドスピードを上げようとして打ち急いでしまうと、ダウンスイングの始動が腕からになる人が多いです。
腕から始動してしまうとアウトサイドインのスイングになってしまうので、スライスやダフリの原因になります。
ダウンスイングの始動は意識して体重移動から始めるように練習や素振りをしましょう。
体重移動から始動するイメージとしては、腰をそのまま左にスライドさせることで感覚を掴むと良いです。
しかし左に流れてしまってはダメなので、左に流されずに重心を移動させるイメージを保つようにしましょう。
体重移動が上手くできるようになると、トップに持ってきた腕が自動的にスッとそのまま落ちるという感覚が分かってきます。
以上のことを意識しながら、ゴルフ練習場や自宅で素振りを繰り返してください。
意識してスイングすることでしっかりとしたスイングが身に付き、安定したスイングに必ず繋がります!
スイングの安定にはリズム&テンポ
ドライバーだけでなく、アイアンのスイングも安定しない人に意識してもらいたいのが、スイング時のリズムとテンポを整えること。
スイングが安定しないのは、スイング時の力の強弱やスイングスピードのリズムが整っていないからです。
力まずにゆっくり丁寧にゴルフクラブを振り始め、インパクトから一気にフィニッシュまで持っていくリズムを知ることでスイングは必ず安定します。
スイングのテンポと言えば「チャー・シュー・メン」が有名ですね。
スイング時のテンポを常日頃から一定にすることは、スイングを安定させるには重要です。
あくまで「チャー・シュー・メン」は一例で、実はスイングテンポに決まりはないのです。
スイングテンポは人それぞれなのです。
普段の練習時に、どんなテンポが合うのかを確認し、実際ラウンドでも同じテンポで打てるように心がけましょう。
プロゴルファーもスイングを安定させるためにスイングのリズムとテンポをとても大切にしています。
練習の際にメトロノームを使う選手もいるくらいです。
うまく自分のリズムやテンポが分からない人は、スマホアプリでメトロノーム機能があるので使ってみると良いでしょう。
一時ブームになったルーティン
スイングが安定しない理由にメンタルを上げましたよね。
もちろん日頃の練習でしっかりとしたスイングを身に付けたり、自分のスイングに自信を持つことも大切です。
しかしそこはメンタルのスポーツ「ゴルフ」です。
いかに練習場と同じ気持ちでラウンドできるかがカギになってきます。
一時ブームになった”ルーティン”にスイングを安定させる効果があるのです。
一般の人たちにとって一時のブームだったかもしれませんが、アスリートたちには前から注目されていたことなのです。
アドレスをする前に、決めた行動や振舞いを決めることです。
これはドライバーやアイアンに限らずパターでも効果的です。
普段の練習時から自分なりのルーティーンを決めておき、1球打つごとに同じリズムでルーティーンを繰り返すなどして身体に染み込ませると良いでしょう。
ジェイソン・デイのルーティンは、ショットの前に目を閉じて自分の思うショットをイメージしてから打つというもの。
もちろんルーティンにも決まりはありません。
自分がゴルフで高いパフォーマンス力を出せるものを練習している中で見つけると良いでしょう。
毎回スイングが安定するのはプロでも難しい
スイングが安定しない人へ向けていろいろなことを話しましたが、もちろん毎回というのは難しいです。
「そう意識する」というのが一番大事ですね。
とくにドライバーは出番が少ないとはいえ、多くのホールで最初に打つクラブです。
ドライバーを安定させるとその後のスコアメイクが楽になるので、アイアンばかりに集中しないで、ドライバーの練習もがんばって下さい。
1打目がナイスショットだと気持ちも上向きになりますからね!