アマチュアでの石川遼プロの優勝。
この頃から、子供にゴルフをさせる親御さんって本当に増えましたね。
親としての正直な気持ちとしては、折角始めたのだから、我が子に飽きさせず早く上手くなってほしいと思うのではないでしょうか。
その方法の1つとして動画を使う事は非常にメリットがあります!
子供の時に始めるゴルフとは
スポーツは出来るだけ早く始めた方がよい。
これは、ゴルフに限らず、他のスポーツ(野球、サッカー、テニス、バレーボールなどなど・・・)でもみんな同じです。
とくに小学校中学年から高学年にかけてはゴールデンエイジ世代と呼ばれ、技術、センスが大きく伸びる時期と言われています。
子供の身体が成長し、ゴルフスイングもこの時期から徐々にクラブが振れる様になってきます。
また、出来るだけよいスコアで回りたい!
他の子供に勝ちたいと闘争心が芽生えるのもこの時期ではないでしょうか。
そんな時、親としては技術的なアドバイスや子供のスイング動画を撮影しスイングチェックを行う事でサポートを行えるのではないでしょうか。
とくに子供は関節が柔らかく、スイング中の動きに柔軟性があるため、いつも同じスイングを行うには動画の活用は非常に有効です。
ただ、この時期は競技ゴルフを目指すだけでなく、ゴルフ本来の楽しさも教える、知らせる事も大切なのではないでしょうか。
子供と一緒にゴルフで動画を撮影しよう!
我が子と一緒にラウンド!
ゴルフをたしなむ親(とくに父親)としては、これほど楽しい事はありませんよね。
小さい子供、小学生、中学生くらいまでなら一緒にラウンドしても楽しめるのではないでしょうか。
さすがに高校生位になると飛距離では勝てなくなってくる為、負けたくない親としては一緒にラウンドする事も減ってくるのかもしれません。
しかしです。
ゴルフは上がってなんぼ、の競技です!
パワーだけでは決してよいスコアが出せないものなのです。
飛距離で子供に勝てなくても、100ヤード以内を鍛えましょう!
そうです。
すべてのゴルファーにおいて比較的練習量が少ないアプローチとパターです。
子供だけでなくご自身の動画も撮影して、短い距離のスイングを固めましょう。
スイングだけでなく、パッティングもちゃんと目の下の延長線上にボールがセットされているか?
左腕とシャフトが一直線になっているか?
など、効果的な練習にはもってこいの動画撮影です。
自分のスイング動画を撮影する人増えました
今ではゴルフ練習場のあちこちで見られるスマートフォンによるスイング動画の撮影。
一昔前までは、ゴルフ練習場にビデオカメラを持っていき、三脚も設置しなければ、動画の撮影が出来なかったので手間がかかる分、撮影している人は少なかったのですが、スマートフォンの普及により手軽に撮影できる様になりました。
しかも、カメラメーカーからスローモーションを撮影出来るカメラが発売されたかと思ったのもつかの間、スマートフォンのカメラ機能がどんどん高機能化されていき、今では超スローモーション動画も撮影出来る様になりました。
自分も子供もスマートフォンで撮影して一緒にチェックする。
なんて事も手軽に出来る時代になりました。
撮影した動画をスローモーションや一時停止して、プロのスイングと比較する事も簡単に出来る様になったので、どんどん動画撮影を活用してスコアアップしてしまいましょう。
ゴルフ動画を使って効果的な練習をしよう
折角スイング動画を撮影するなら、効果的に行いたいですよね。
皆さんは通常、飛球線の後方から撮影されると思います。
この撮影方法で、アドレス、頭の位置、グリップの位置、左腕と右腕の位置関係、スイングプレーンなどスイングにおける大事な要素のほとんどを網羅できます。
さらに、正面からの撮影。
この撮影方法でアドレス時のスタンス、体重移動、ダウンスイングのタメ、更にインパクト時の頭の残り方(ヘッド・ビハインドザ・ボール)などが確認できます。
この様に2方向からの撮影で、ゴルフスイングのほとんどを確認できる事になります。
さらに、後ろ(背中側)からの撮影も行ってみてはいかがでしょう。
背中側から撮影する事で、スイング軸がはっきり分かります。
よく、1軸スイング、2軸スイングという言われ方をしますが、ゴルフスイングは軸を基本にして左右に回転します。
1軸は胴体(背中)を意識した軸であり、2軸は両脚(脚の内側)を意識した軸になります。
1軸でも2軸でも、左右への軸のぶれが曲がりなどのミスショットにつながります。
背中からの動画で、自分のスイング軸がどの様に保たれているのか、はたまた保たれていないのかが、すごく分かりやすいですよ。
一度、ご自分の子供のスイングだけでなく、ご自分も後ろから撮影してもらってみてはいかがでしょうか。
もしかすると、今までにない気づきが得られるかもしれません。
子供がゴルフをする事のメリットとは
当たり前の事ですが、ゴルフは個人で行うスポーツです。
コースに行き、1番ホールから18番ホールまで最大で4人と一緒に回り、スコアをつけながら、時にはおしゃべりをし、時にはスコア以外で飛距離を競うドラコンや、ホールまでの距離を競うニアピンなども行いながらラウンドします。
1ショットごと自分でボールのライ、飛距離、風などの判断を行い、ルールに従って競技を行います。
もちろん、ラウンド中に動画は見れません。
スコアも基本自分でつけます。
競技なんかでは決められた同伴競技者につけてもらいますが、ショット数の最終判断は自分で行います。
この様に個人で行うスポーツが故に、時に甘えや誘惑が襲ってきたとき、誰にもその状況が分からず、一人で悩み、それらに負けてしまう事もあるかもしれません。
チームスポーツであれば、チームメイトに相談し、時にサポートしてくれる時もあるでしょうが、ゴルフはそうはいきません。
もちろん、キャディさんがいるので、相談できるのでしょうが、テクニカルな部分はキャディさんでは分からない為、自分で判断です。
この様に、ゴルフというスポーツは、普段の生活だけでは得られないルールやマナーといった人間性、精神力の部分を育んでくれます。
ゴルフというスポーツも子供の成長に役立つと思いますよ。
子供にゴルフを教える時に気を付けたい事
練習場やコースで子供とゴルフをする時に、やたらと教えたがる親が時々おられます。
たしかに、小さな子供はふざけたがるし、クラブを振るという事は危険も伴います。
でも、楽しめないと続かないのが子供達であり、基本的なルールやマナー、やってはいけない事だけを伝えて、見守ってあげるというのはいかがでしょうか。
ちゃんと当たれば喜びますよね。
飛距離や方向性はまだまだでも、クラブの芯をとらえたボールが打てた時の感触はきっと子供でも楽しいはずです。
スイングの細かな部分がどうのこうのという前に、ゆっくり大きく振らせてあげる。
実はこれだけで結構当たるものなのです。
腕がどう、バックスイングがどうのこうのという事より、先ずは楽しませてあげましょう。
小手先で当てにいくようなスイングよりも、背中の筋肉を使ったスイングへの近道だったりします。
その時、後ろから動画を撮影して後で見せてあげるのもいいですね。
子供はちゃんと当てたいと思ったら、自分から聞いてきますし、自分で情報を探しにいくと思いますよ。
子供とゴルフを楽しむには
ゴルフってハードルが高いスポーツだと思うのです。
ゴルフクラブを買って、ちゃんと当たるようにする為に練習場に通って、といった様に他のスポーツに比べて気軽に取り組むのが難しく感じるのではないでしょうか。
ましてや、子供と一緒にラウンドなんて無理!
いえいえ、そんな事はないと思いますよ。
今では中古クラブも充実していますし、先ずはショートコースでもいいと思うのです。
撮影した動画を将来見た時に、きっとよい思い出になるはずです。
楽しめるゴルフが子供の成長の一助になる事を願っております。