これからゴルフを始める子供には、基本からしっかり教えたいですね。
ゴルフクラブと唯一の接点はグリップだけです。
まず最初はグリップの握り方から教えていきましょう。
ですが、子供の手は小さいので無理のない握り方を教えていきたいですね。
子供が握るゴルフのグリップはどんな握り方が良いか
グリップの握り方は主に3種類有ります。
1つ目がオーバーラッピンググリップです。
この握り方をしている人が1番多いのではないでしょうか。
2つ目がインターロッキンググリップです。
オーバーラッピンググリップだと手がずれるという人や手が小さい人などに向いていると言われています。
また、手の大きさに関係なく世界的に有名なプロゴルファーなどがこの握り方をしているケースもありますね。
3つ目がベースボールグリップ(テンフィンガーグリップ)です。
力のない女性や年配の人に向いていると言われますが、このグリップをしている人の割合は少ないようですね。
さて、子供が握るグリップはどれが良いか。ですが、子供と言っても年齢が幅広いですね。
例えば幼児の場合だと、ベースボールボールグリップで握る子が多いと思います。
手が小さいのでオーバーラッピングやインターロッキングで握るのは難しいでしょう。
そして、そこから成長して行くときにどのタイミングでグリップを変えると良いか。
ですが、小学校に入ったら、頻繁に3つのグリップで握らせてボールを打たせてみてはどうでしょうか。
その時、握る形はきちんと整えて下さい。
どの握り方をさせるかは親が決める必要はないです。
ボールを打ちながら、子供がしっくりくる握り方を選んでいくと思います。
ゴルフクラブのグリップの太さって色々あるの?
グリップと言えば黒色が多いですが、カラフルな色のグリップも沢山有りますね。
そのグリップですが太さは気にしていますか。
太めのグリップは方向性、細目のグリップは飛距離重視などと言われたりしています。
グリップの内側にサイズ表記されているものを見たことはありますか。
M60やM58など表示されています。
この58や60というのは、0.58インチ、0.60インチのことを表していて、グリップの内径サイズになります。
そして、外径は同じサイズになっているので、内径が0.58インチのグリップは0.60インチのグリップより肉厚があるため、握った時に太く感じます。
また、シャフトにグリップを装着する時は、シャフトに両面テープを巻くのですが、この両面テープを多めに巻くことで、より太くすることも出来ます。
この0.58インチや0.60インチはどこからきているかというと、シャフトの外径サイズになります。
シャフトの外径サイズも0.58インチやもう少し外径サイズが大きいものもあるので、それに合わせてグリップを選び標準のままで良いのか、それとも太くした方が良いのか。という選択になっていきます。
子供のクラブを手作りしようと思っている人は女性用のグリップなどもチェックしながら子供が握りやすいグリップを装着できる方が良いですね。
グリップの次はアドレスを教えよう
子供にゴルフを始めさせる時、グリップを教えたら、次はアドレスを教えてあげて下さい。
といっても、小さい子供の場合は、無理やりやらせようとしても素直にアドレスが出来るとは思えません。
まずはボールを打つ楽しさを感じてもらいながら少しずつアドレスを教えていける方が良いですね。
グリップとアドレスはゴルフの基本だというのは皆さんも良くお分かりだと思います。
ツアーで活躍している多くの選手は、力みのないバランスのとれた綺麗なアドレスをして構えています。
逆にアドレスに違和感があると、あまり良いスイングに見えてこないのではないでしょうか。
ゴルフを始める時、可能であればティーチングプロに基本を習えてもらえる方が良いです。
ですが、子供が遊びから始めるゴルフに対して、お金を払って習わせようとする人は少ないと思います。
特に、親御さんがゴルフをしていて教えることが可能であれば尚更です。
教える側の親御さんは、基本となるグリップとアドレスを書籍や動画で再度確認してから子供に教えてあげて下さい。
子供用のゴルフクラブは色々あります
お父さんやお母さんが使わなくなったゴルフクラブを短く切って子供用にしています。
というのが一昔前の子供用のゴルフクラブでしたが、今ではジュニア用のゴルフクラブが沢山発売されています。
例えば、価格ドットコムにもゴルフクラブのジャンルの中に子供用クラブという項目があり、ヨネックスやミズノ、ブリヂストンなどをはじめいくつものゴルフメーカーのクラブが表示されます。
子供用クラブの良いところは、ウッド、アイアン、キャディバックまでがセットされていて、尚且つ安価であるところでしょう。
最初はドライバー、7番アイアン、SW、パターだけで良いのであれば1万円を切るメーカーもあります。
一番小さい子供向けだと3歳から5歳ぐらいを対象にした商品もありますね。
練習場では、多くの大人が思い通り飛ばないと悩みながら練習していますが、小さい子供は当たるだけで楽しそうです。
それを見ているだけでも笑顔になってきますので、子供にゴルフを覚えさせようと考えている親御さんは、ゴルフ1回分程度の予算でクラブセットを用意できますので、子供用クラブを購入して一緒に練習場へ行ってみてはいかがでしょうか。
子供は褒めて伸ばすorスパルタどっちが良いか
2013年の年末に発行された「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」通称「ビリギャル」という本はご存知ですか。
映画化もされていますね。
高校2年生で小学4年生レベルの学力だった女子校生が現役で慶応に合格したのですが、これを見た時に親の育て方が顕著に分かる内容だと感じました。
というのも、この主人公は、母親と塾講師が褒めて伸ばすことを行いました。
その反面、プロ野球の夢を断念した弟は父親のスパルタで育てられていたようです。
プロゴルファーやプロ野球選手の中には、スパルタで育てられた人もいれば、褒めて育てられた人もいます。
どちらのタイプも大成した人はいますが、その競技を好きになるのは、褒めて育てられた人だと思います。
プロ野球やプロゴルファーになることが目標で、その達成だけが目的であればスパルタも良いかもしれませんが、そればかりが目標ではないと思います。
スポーツを教えていくには、褒めて伸ばせる方が良いように思えるのですが、あなたはどのように思われますか。
スナッグゴルフって知っていますか
スナッグゴルフは元PGAツアープレーヤーによってゴルフの基本を学ぶために開発された用具です。
小学校のクラブ活動などでも使われ始めていて、JGTOやLPGAなども普及に努めています。
小学校毎の団体戦で全国大会も行われています。
スナッグとはくっつくの意味があり、テニスボールを一回り小さくしたサイズのボールを使い、ランチャーというクラブのようなものとローラーというパターのようなものを使っていきます。
ティーショットを打ち、アプローチをして、パットする流れはゴルフそのものです。
日本女子オープンゴルフでアマチュア優勝した畑岡奈紗さんもスナッグゴルフ経験者だそうです。
グリップの握り方は、どこを握れば良いか印がついているので、ゴルフクラブを握った時に違和感なく持てるようになるようです。
今ジュニアで活躍してプロを目指している、若しくは既にプロになった若い世代は、複数の人が子供時代にスナッグゴルフを経験しているのではないでしょうか。
ツアー会場でスナッグゴルフの体験会をやっている時もありますので、あなたの子供がスナッグゴルフを楽しむ機会があれば是非一度トライさせてあげて下さい。
子供がゴルフを楽しめるようにしたいですね
子供がゴルフに興味を持って、楽しく練習をして欲しいですね。
その為には、余り細かい事は気にせず、気持ちよくスイングさせて下さい。
ただ、基本となるグリップとアドレスはチェックしてあげながら、将来的に綺麗なスイングが出来るようにサポートしてあげて下さい。