ゴルフでは希少!?レフティはクラブもない?練習場も隅か?

最終更新日:2016/12/15

ゴルフでは野球やその他スポーツと違い、レフティ(左打ち)にアドバンテージはなくゴルフ競技人口も少ないのでしょうか?

クラブ選択の少なさや練習場の打席数を見てもそう考えられます。

そこで今回はレフティゴルファーに焦点を当ててお話ししていきます。

レフティのゴルフ競技人口はどれくらい?野球と同じくらい?

少数派と言われている「左利き」は、世界的には全人口の約10%が左利きとして生まれてくると言われています。

この割合は、人種や民族と関係なくほぼ一定とされています。

ゴルフでレフティの人は割と少ないイメージがあります。

実際、ゴルフ競技人口の5%くらいしかいません。

プロゴルファーでの割合でいくと、およそ4%しかいません。

野球のレフティは65.3%と意外にも多いです。

半数以上がレフティということになります。

しかし野球の場合は、右利きだけどメリットのために左打ちをしていると野球だけ左利きという人もいます。

レフティが5%というのは練習場を見ればよく分かります。

左打席の数は練習打席の5%ほどしかないはずです。

ですから、レフティの方は打席が限られていたり、中古のクラブを探すのに苦労したりと不便なことが多いです。

左利きは10%なのにゴルフのレフティになると5%になるのは不思議ですよね。

実は左利きであっても最初から右打ちしたり、意識的に右打ちに変更したりしている人が結構います。

ゴルフの練習を始める最初の段階で右打ちを伝授され、右打ちで習い始める人が多いので、左利きの人口比率よりも少ない比率になってしまうのです。

レフティはゴルフクラブを選べるものが限られている!

レフティの人の悩みは、試打の機会がなかなかなく、クラブ選びやシャフト選びに困るということです。

実際レフティ用のクラブフィッティングというのはほとんど用意されていないことが多いです。

しかしキャロウェイやピン、テーラーメイドなどの外国系メーカーはレフティクラブが充実しています。

これらのメーカーには、フィル・ミケルソンやババ・ワトソン、マイク・ウィアといったレフティの広告版となるレフティゴルファーがついています。

このように海外の男子プロはレフティが少しはいますが、日本のプロは圧倒的にレフティがいないので、国内メーカーだとレフティのラインナップはかなり限られます。

故にレフティクラブはマイナーな市場と言えます。

インターネットなどで検索すればレフティ用はたくさん出てきます。

キャンペーンやセールなどのオススメ品では残念ながら右利き用のゴルフクラブが多いです。

ゴルフクラブはセットで準備しなければいけません。

これからゴルフを始めようとする人は中古品から初めてください。

慣れてきてから自分のためのゴルフクラブを購入するのがいいでしょう。

練習場で何度も練習してからコースに出るのが一番です。

レフティの方は全てが左右逆になります。

レフティの練習打席は限られている!

レフティの方は練習場でももちろん左右逆の打席になります。

レフティ人口は全体の5%と言われているだけあって、練習場の打席数も全体の5%くらいに限られています。

しかも、だいたい打席の端っこ側に固めてあります。

レフティの人が少ないこともあって、練習場がいっぱいでもレフティ打席だけ空いているというラッキーなこともあります。

レフティ率が高い日は、打席が少ない分すぐに埋まってしまうという可能性もあります。

またレフティ用の打席は正面の右利き打席の人と対面してしまうため、目が合うので気まずいというからも多いようです。

レフティ用打席に人が来た瞬間に、打席を変えるなんて人もいてとても気まずいムードになってしまうこともあります。

慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、まだゴルフを始めて間もない場合は、思い切って右に変えてしまうのも1つの手段かもしれません。

世界的に有名なプロゴルファーの中にもレフティにも関わらず右で打っている人が数多くいます。

最初は苦労するかもしれませんが、試してみる価値はあるでしょう。

どうせゴルフを始めるなら右打ちで練習するほうがいい?

左利きの人にとってゴルフをレフティで始めると言うことは、その時点で不利な状況になってしまっていると言えます。

レフティ用のゴルフクラブはとても少なく、メーカーも限られているため選択肢がほとんどないと言っても良いです。

極端に力がある人や、逆に極端に力がない人にとって中古クラブを購入するのはかなり難しいでしょう。

クラブに限らず、ゴルフ用のグローブであってもかなり種類が少ないため、限られた中から選ぶしかありません。

ゴルフ仲間のクラブを試し打ちすることもできませんので、自分に向いているクラブを探すのにも非常に苦労します。

新品でしか希望のクラブが無い場合はお金もかかってしまいます。

長くゴルフを続けたいのであれば、ゴルフを始める段階で右打ちで始めた方がのちのち色々と有利になります。

もちろん左利きの人でも、器用な人と不器用な人がいるので、慣れるまでにかかる時間は様々です。

しっかりと練習すればそのうち絶対に慣れてきます。

プロゴルファーの中でも左利きで右打ちをしているという選手はたくさんいます。

韓国のゴルフ選手は幼い頃から利き手に関係なく右打ちから始めさせられるようです。

挫折しそうになっても諦めずに右打ち練習をがんばってください!

世界で活躍するレフティプロゴルファーたち

レフティプロゴルファーで代表的はフィル・ミケルソン選手です。

史上最高のレフティと呼ばれています。

PGAツアー42勝、メジャー5勝というすごい選手です。

ゴルフ界で史上最強のレフティと言われている彼は、実は右利きなのにゴルフだけ左打ちなのです。

右打ちだった父親のスイングを鏡に写すように向かい合いながら練習しているうちに、左打ちになってしまったという逸話があります。

父親のスイングを真似していたのはまだミケルソン選手が3歳のころです。

そんなおもしろいきっかけで誕生した最強レフティが、世界のタイガー・ウッズの最大のライバルとしてアメリカゴルフ界のスターになったのです。

飛ばし屋ゴルファーではババ・ワトソン選手です。

彼は20~30ヤード曲げながら飛ばすことで有名です。

奇抜なピンク色のドライバーが印象的です。

彼もまたマスターズを2度制覇するなどたくさんの成績を残しています。

ドライバー平均飛距離は314.3ヤードです。

プロゴルファーの中にも右打ちだけど私生活では左利きという選手がたくさんいます。

新しいゴルフ界の主役となったジョーダン・スピース選手も実は左利きです。

女性のレフティはほほ皆無!?クラブもない?

女性のレフティって練習場でもツアートーナメントでもほとんど見ることがないですよね。

左利きであっても右打ちをしている人が多いのです。

種類の豊富な男性用ゴルフクラブですらレフティ用になると種類が激減します。

女性用クラブで考えてみてください。

女性用クラブ自体の種類が少ないのに、それに加えてレフティとなると自分に合うクラブを見つけ出すのが宝探し状態になってしまいます。

ですので、最初に教えてもらう時にほとんど右打ちで教えてもらう人がほとんどだと思います。

女性ゴルファーこそ長い目で見たら、右打ちで練習を始めるのがベストです。

女子プロゴルファーでレフティの多田純子選手も「右で打てるなら、右がいい」と言っています。

プロになればレフティであってもクラブ選択に困ることはないでしょうが、それまでの苦労とプロになってからの苦悩を考えるとプロでも思わずそう言ってしまいたくなるのかもしれません。

安く売っている女性用初心者クラブハーフセットでも右利き用です。

ひょっとしたら女性ゴルファーはレフティという選択をしづらい状況に最初からあるのかもしれないです。

ゴルフは選択肢が多い方が良い!

利き手を変えるというのは非常に難しいかもしれません。

しかしゴルフを初めてする時ならまだちょっと変えやすいでしょう。

レフティが悪いということは決してないのですが、需要が少ないためにゴルフメーカーもレフティ用のゴルフ用品をたくさん準備していません。

ゴルフでは自分の合ったクラブを使うことはとても大事なことです。

それなのに選択肢が少ないとなるとそれだけでちょっと損していることになります。

またレフティ用で自分に合ったものを揃えるとなるとお金もより掛かってしまいます。

まだ間に合うなら、右打ちに挑戦してみるのも有でしょう!