女性にゴルフ上達のための練習が必要なのはな違いありませんが、体格の違う男性と同じ練習をして、同じ効果を見込むことができるのでしょうか?
男性と比べ女性は筋力がない代わりに柔軟性があると思います。
そのポイントを押さえて女性専用の練習法を続ければ絶対効果抜群です。
そこで今回は女性のゴルフと練習法についてまとめたいと思います。
女性と男性のドライバーの飛距離の差とティーグラウンドの違い
ティーグラウンドはバックティー・レギュラーティー・レディースティーとあります。
暗黙のルール的に、プロや上級者はバックティー、一般アマチュアはレギュラーティー、女性はレディースティーでプレーとなっています。
日本国内にあるゴルフ場の平均距離は6,703ヤードです。
となると、Par4の平均距離は約372ヤードということになります。
レギュラーティーはそこから10%程度減になると仮定して、レギュラーティーは1ホール平均335ヤード程度になります。
レディースティーはそこから更に15%引く計算になるので1ホール平均285ヤード程度ということになります。
女性と男性で約50ヤードの差があるということです。
ではドライバーの飛距離でいくとどうでしょう。
女性の平均ドライバー飛距離は165ヤードです。
対して男性の平均ドライバー飛距離は220ヤードです。
その差は55ヤードです。
もちろん男女共に個人差は出てきます。
しかしこの飛距離で考えると女性は2打目がウッドかUTになります。
男性は9Iか8Iで打てるでしょう。
男女が2打目を同じ番手で打てることを条件にするとレディースティーは更に35ヤード前でよいということになります。
女性のドライバーの平均飛距離と長さや重さ
一般的に女性用のクラブは
①軽い
②シャフトが柔らかい
③短い
④グリップが若干細い
といった特徴があります。
女性のドライバーの平均飛距離はキャリーで165ヤードです。
ドライバーのスペックに関しては、シャフトの硬さは基本的にはLです。
力がある人はAを使用する人もいます。
またヘッドスピードによってはRや男性用ドライバーを使う人もいます。
シャフトの長さは長すぎず振りやすい44インチくらいです。
平均以上飛距離がある人はシャフトの硬さ同様、レディース用よりも長くて重い男性用ドライバーを使います。
ヘッドの重さは180g程度です。
上記はあくまでも平均的なレベルの女性ゴルファーの場合です。
初心者で力がない方や、上級者で力強くヘッドスピードもある方では数字が全然変わってきます。
平均飛距離の165ヤードというのは女性にしては結構飛ぶ方だと思います。
ですので平均飛距離くらい飛ぶのであれば、初心者用のクラブから変えていくことをおすすめます。
女性の体の特徴を活かすにはパワーではなく柔軟性!
女性は男性より力がありません。
男性用のドライバーを使うのも飛距離を伸ばすための1つの手段ではありますが、筋力がなければなかなか扱いにくいです。
だから飛ばすことを諦めましょう!なんてことは言いません。
女性には女性に合った飛距離を伸ばす方法があります。
女性には男性にはない『柔軟性』を活かしたスイングで飛距離を伸ばすことができます。
アマチュアの男性とプロの女性で考えてみて下さい。
プロといえどもアマチュアの男性よりは力はないでしょう。
しかし飛距離はどうでしょう。
女子プロの飛距離はアマチュア男性と同じくらいかそれ以上です。
彼女たちは上手く柔軟性を活用しているのです。
柔軟性を活かすことで力を効率よくインパクトの瞬間に伝えられます。
女性ならではのバネ、回転力を上手く利用しましょう。
しかし柔軟性があるからこそ注意しなければならないのが、手打ちとオーバースイングです。
体の軸を意識しながら体重移動をスムーズに行い、力を上手く伝えることを心がけましょう!
女性がドライバーの飛距離を伸ばすための練習法①
女性がドライバーの飛距離を伸ばすための練習法として自宅でもできる良い方法は、”タオルスイング”です。
長さ1メートルほどのタオルを準備します。
バスタオルよりは少し小さめのスポーツタオルくらいのサイズが最適です。
その先端を真結びします。
結んだ部分を垂らし、結んでない部分をグリップのように持って素振りをします。
あまり場所がない方は普通のサイズのタオルでも大丈夫なので挑戦してみてください。
ポイントは、ゆっくりとタオルに振られるようにすることです。
正しくスイングしないとタオルがうまく動かないので意外と難しいです。
慣れるまで行ったり来たり繰り返し振ります。
切り返しのタイミングはポンッと背中に結び目が当たったときです。
背中に結び目が当たったら反対側に反りましょう。
リズムが同じになるように意識するとともに、フォロースイングとバックスイングのときに毎回同じ所に結び目が当たるように意識しましょう。
この練習によって、力まずにヘッドスピードをあげることができ、スイングのリズムが掴めてきます。
ヘッドスピードとリズムが飛距離アップに繋がります!
女性がドライバーの飛距離を伸ばすための練習法②
女性ドライバーに多いのが、テンプラ(高くボールが上がりすぎる)と打ち込んでしまう方です。
それでは飛距離も伸びませんよね。
そんな方は低いティーアップでドライバーを練習しましょう。
軌道も安定し、体が上下に動いていたらすぐにわかるのでオススメです。
本当は直にボールを置いての練習がいいのですが、ダフって手首を痛めたり、ドライバーを折ってしまう可能性があるので、低いティーアップで練習をしましょう。
また、アイアンでも同じような練習が雑誌などで書かれていますが、ハーフスイングでの練習です。
アイアンの練習との違いは、フォローを取ってクラブに引っ張られてフィニッシュをするという感覚でしっかりと取って下さい。
薄い当たりでなく、重い当たりになるように意識しましょう。
そうすることでドライバーで最も大切なミート率が上がります。
ポイントは、クラブを上げるときにグリップエンドがへそを向きながら上げることです。
このハーフスイングから少しずつ振り幅を大きくしてフルスイングに近づけていきましょう!
ドライバーの理想の放物線を知っておこう!ズレが大きいと損している!
女性ドライバーで多い勘違いなのですが、ランが出て転がった先を飛距離と思っている方です。
確かにそれも飛距離ではあります。
しかしそれはキレイに芯に当たってますか?
理想の放物線で飛んでますか?
きっと芯に当たらずこすり球のようにあたり低い球で多くランが出ての飛距離でしょう。
もちろん打ち下ろしのホールでアゲインストという状況などのであれば低い弾道でランが出た方が有利なこともあります。
しかしトータル飛距離よりもキャリーで飛距離をしっかりと出したほうがいかなる状況においても強いです!
ですから理想の放物線とは、”大きな放物線を描く弾道”です。
それこそが高さとキャリーがしっかり出るドライバーショットになります。
プロのドライバーショットの球の最高到達点は一般アマチュアの最高到達点と20ヤードくらい差があると言われています。
その差が飛距離の差を生んでいるといってもいいです。
そこには打ち方はもちろん、使っているドライバーのロフト角も関係してきます。
どうしてもドライバーが高く上がらないという方は一度ゴルフショップ等でクラブ診断をしてもらうといいかもしれませんね。
女性”だから”ではなく女性”だけど”の精神で!
「女性だからこのくらいでしょうがない」なんて諦めてしまってはもったいないです。
もちろん飛ばし屋の男性ゴルファーに立ち向かうのはちょっと難しいかもしれません。
しかし、アベレージの男性なら…遠い目標ではありません!
女性の平均飛距離で満足していてはダメです!!
自分に合うクラブを見つけ、自分のスタイルに合う練習法を見出し、ドライバーだけでなくアイアンにも必要なヘッドスピード、ミート率を確実に上げていくことが大事です。
男性には真似できない女性ならではの特徴を活かして男性ゴルファーを圧倒するくらいのドライバークイーンになりましょう!