皆さんは高橋勝成プロをご存知ですか?
今でもシニアツアーの第一線で活躍しているプロゴルファーです。
昔から高橋勝成プロの中高年向けのゴルフレッスンは評判良かったのですが、今でもテレビ番組でレッスンやっているみたいです。
やっぱりレッスンは分かりやすいのが一番ですよね。
そこで今回は高橋勝成プロの輝かしい歴史やレッスンの詳細などまとめたいと思います。
ゴルフレッスンで人気の高橋勝成プロとは
プロゴルファー高橋勝成プロは1950年生まれ北海道出身、ゴルフの名門日本大学出身でゴルフは14歳から始めました。
アマチュア時代には日本アマで3位になっています。
プロに転向する前に1年間の会社勤めの経歴もあり、高橋プロの紳士的な物腰や丁寧なファンへの対応もこの頃の経験が大きく影響しているようです。
好きな言葉は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」で実に高橋プロの人柄を現しています。
83年にツアーで初シード入りして以来15年連続でシードを取り続け、マッチプレーでは多くの名勝負を繰り広げ「マッチプレーの鬼」と異名を取るほどです。
シニア入りした年には「日本プロシニア」と「日本シニアオープン」のメジャー2冠を制覇してシニアツアー賞金王に輝くと、4年連続賞金王の座に君臨しました。
練習熱心でゴルフ道具に関する造詣も深くこれらの素晴らしい実績と経験、知識からTV、DVD、レッスン会等幅広いレッスン活動は非常に分かり易いと評判で多くのゴルファー、とくにシニア世代に絶大な支持を受けています。
高橋勝成選手のゴルフレッスン番組
高橋プロのゴルフレッスン番組と言えば、元プロ野球選手(阪神タイガース)で監督も経験された真弓昭信氏と出演している「真弓&勝成のExpert GOLF」が人気です。
真弓氏のゴルフの腕はハイレベル(ハンディキャップ:3)で以前からゴルフ番組の出演も多く、アマチュアとしてプロのトーナメントに出場されている位です。
ドライバーもロングヒッターで時にはプロ顔負けのショットが放たれ非常に見ごたえがあります。
レッスン細かなシチュエーション毎に対応するショットの数々をわかりやすい説明と映像で解説されています。
ロケ地は関西のゴルフ場が多いですが、CS等でも放送していますので関西圏以外でも視聴できます。
更なるレベルアップを目指し高橋プロのレッスンを受け、懸命にボールを打つ真弓氏の様子は見ていても勉強になります。
番組内のトークコーナーではトップアスリートの二人ならではのスポーツ全般幅広い見解、ジュニア育成や若手プロゴルファーのマナー向上に力を入れている高橋プロの実直な厳しい意見、また時にはゲストの裏話も聞けて楽しみです。
高橋勝成プロのゴルフレッスンの特徴
高橋プロのゴルフレッスンの特徴はとにかく丁寧です。
これからプレーするホールに対しての攻め方、絶対に行ってはいけない方向を避ける為の目標の取り方、持ち球がドローやフェードによってティーグランドの使い方も違ってきます。
その場合のそれぞれの方向の決め方、スタンスの取り方、アドレスの注意点などを時にはツアースティック(練習器具)やティーペグなどの道具を使いながら細かく解説しています。
グリップの位置やその際の手首の角度など、実際にプロが手本を見せながらですので違いも分かり易く非常に参考になります。
バンカーやライが平でない所でのショット練習もスタンス幅をどれくらい広げたり狭めたりするのか、またボール1つ分中に入れるなど具体的な説明が多く、見ているだけでも感覚がつかみ易いので、後で一人で練習する時にも役立ちます。
ゴルフのレッスンにありがちな少し広くとか、やや中央にと言う曖昧な表現は少ないです。
この辺りも相手の気持ちになって解説をする高橋プロの丁寧さが出ています。
そのほかにも距離を出すためのバンカーショットのクラブの抜き位置をレーキやクラブを使って、実際にそれに当たらないように振りぬく練習など、即練習場でも試せそうなメソッドが数多く取り入れられています。
高橋勝成プロのYouTube動画も見てみよう
YouTubeで”高橋勝成”と検索するとたくさんの動画が出てきます。
距離のあるバンカーショットや、池越えのバンカー、前下がりや、左足下がりなど、どれも多彩な場面に対応するショットを丁寧に解説されています。
中には「えっ、そんな打ち方でいいの?」とはじめは思ってしまう打ち方をレッスンしている動画もありますが、解説を聞いていて実際にショットを画面で見ると「なるほど!」と目からうろこの場合がよくあります。
自身の打ち方と比べてみて修正したり、磨きをかけたり、まさに動画ならではのよいところです。
YouTubeの動画では高橋プロが色々なゲストにレッスンしている所も見る事ができますので、ゲストのショットの悩みの原因を探り理論的に解決して行き、実際に試して打ってどう変わるのかまで見れます。
同じ悩みを持つゴルファーには大変分かり易く心強いと思います。
またYouTubeの動画は短いいくつかのゴルフレッスンが1本にまとめられた物もあり、繰り返し見ることも簡単なのでとても便利ですね。
高橋勝成プロが出場するシニアツアーとは
PGAシニアツアーは、日本プロゴルフ協会 (PGA)が運営するシニアゴルフツアーの名称です。
PGA会員で満50歳以上のプロゴルファーが参加できます。
日本のシニアゴルフツアーが始まったのは、1988年で、1988年には11試合、賞金総額1億9092万円で開催されました。
1991年には年間25試合、賞金総額8億3300万円まで増えますが、その後は減少し1999年には年間3試合にまでに減りました。
けれど2014年に11試合だったPGAシニア競技は、2015年には13試合、そして2016年には17試合にまで増えているのです。
(参考:男子JGTOツアー/28試合・女子LPGAツアー/38試合 ともに2016年)
では、ここまで発展してきたシニアツアーの魅力とはなんでしょう。
実際にプレーを見るためにゴルフ場に足を運んだ観客が口々に言うのは、レギュラーツアーとはひと味違う面白味があると言う事です。
シニアの選手たちのサービス精神は旺盛で、磨き抜かれた話術もツアー観戦の醍醐味です。
しかもシニアと言えどもレギュラーツアーには負けない迫力で、高橋勝成プロ以外にも往年のスタープレーヤーである、尾崎直道、室田淳、芹澤信雄、井戸木鴻樹、中嶋常幸といった人気選手たちが全盛期と変わらぬ闘争心で見せる迫力のプレーは、いつしか見ている方の心も熱くなるはずです。
強くシニアツアーの観戦をオススメします。
ここに挙げた選手たちのゴルフレッスンも面白くとても参考になりますよ。
シニアにはシニアなりのゴルフを楽しみましょう!
プロゴルフの世界ではシニアと言えども、いまの時代「もう50歳」という言葉よりも「まだ50歳」という表現の方がふさわしいような気がします。
ゴルフは生涯スポーツの優等生と言われるほど競技寿命が長いスポーツです。
確かに50歳を超えると飛距離が落ちる、感性が鈍くなる、関節が硬くなる、筋力が落ちる等の避けて通れない現実があり特に集中力を持続するのは大変です。
けれど、だからこそ楽しめるゴルフのプレースタイルがあるのではないでしょうか。
以前ならパーオンをひたすら狙い攻めて怪我をしていたコースも寄せてパーを拾う醍醐味もあります。
闇雲に攻めていたコースも、シニアならではのコース戦略があり、それを実践できた時の達成感と充実感。
経験から繰り出される多彩なショット、年齢と共に失ったものを十分に補えるものがあるのです。
シニアにはシニアのゴルフでこれからのプレーを充実したものにしましょう。
高橋勝成プロのレッスンを見てまだまだ伸びるシニアのゴルフ
このように高橋勝成プロのレッスンは分かり易いのですが、実際にレッスンを受ける側にも経験と知識が豊富であれば鬼に金棒です。
解説がすっと頭の中に入ってきて理論をより実践に持って行きやすいからです。
いくら丁寧に解説してもその内容が理解できなければ意味の無い物になってしまいます。
レッスンの内容を身につけてこそ価値があるのです。
近年ではゴルフクラブやボールと言った道具類の進化もシニアのゴルフを内容の濃いものにしてくれます。
軽く振りぬきやすく楽に打てるシニア向けのクラブは数多く販売されています。
もちろんストレッチや筋肉トレーニング等も効果的で必要以上に負荷を掛けるのはよくありませんが、健康維持や体力増進にも役立ち、これからまだまだ伸びる可能性はたくさんあります。
時間的にも金銭的にも若い頃より余裕のある人が多いシニア世代は、のんびりと楽しくゴルフを楽しむこともできます。
この心の余裕が益々ゴルフを上達させベストスコアの更新も夢ではないかもしれませんね。