ドライバーで球が上がらない!フックが止まらず狙えない!

最終更新日:2016/11/25

ドライバーはとにかく遠くへ飛ばしたい願望がありますが、アマチュアで一日一回そんな当たりが出ればOKと思っている方もいるのではないでしょうか?

ドライバーで球が上がらない場合、フックが強い傾向があります。

そこで今回はドライバーの球筋が低い、フックするといった方のためにお話ししていきたいと思います。

ドライバーが上がらない方の原因はフック?

ドライバーになると球が上がらないという方は、フックが原因です。

ボールを上げるためににティーアップを高くして、下からあおるように打っても上がらない方がいます。

インパクトでロフトが立ってしまっているのです。

ドライバーはロフトはだいたい10度前後ですが、インパクトでロフトを立ててしまうと7度とかになってしまっているということです。

そうなるとボールは上がりません。

フックボールというのは、インパクトでフェースが閉じてしまうと出るボールです。

フェースを閉じるとロフト角が減ります。

アイアンではダウンブローするためにロフトを立てるのが有効ですが、ドライバーではロフトを立ててしまうと球が上がらないので飛距離が思うようにでません。

逆にフェースが開くとボールは高くあがりスライスボールになります。

上げるためにロフト角があるのに、それを閉じてしまい上げなくしてしまってはもったいないです。

フックボールを直すことで思うような高さで飛ぶドライバーショットができるようになるでしょう。

ドライバーで上がらないフックはどうしたら止まるの?

いつもではないけど、ドライバーで上がらないフックがラウンド中に出だした時のフックを直す応急処置は、手首を固めてグリップすることです。

グリップは揺るめにとよく言われますが、この場合は強めに握って下さい。

硬くグリップすることで手首の動きを抑えることができます。

手首の動きを抑えることでフェースをかぶせてしまうのを防いでくれます。

またいつもフックが出てしまうという方は、スイング軌道を修正してください。

過度なインサイド・アウトからインサイド・インに修正します。

最初はプルフックがひどくなる場合がありますが、その段階ではあまり気にしないでください。

軌道を修正することができてきたらフェースが閉じてしまうことの修正です。

グリップの握り方が原因です。

フックグリップで握っている方がほとんどだと思いますが、スクエアグリップに握り替えて下さい。

スクエアグリップだとスライスが出やすいのですが、フックが癖になっている方には逆にストレートボールが出ることでしょう。

フックしないのにドライバーが上がらないのは何で?

フックしないのにドライバーが上がらないのは芯を捉えていないのが原因です。

ドライバーにはロフト角が10度前後あるので芯を捉えれば嫌でもボールは高く上がる設計になっているのです。

ですからまずはドライバーのフェースの真ん中でボールを捉える練習をしてください。

フェースの下側に当たるとボールは上がりません。

フェースの真ん中、もしくは少し上くらいに当たればボールは上がります。

その際できるだけ高めにティーアップします。

しかしそれは一概には言えないので、打った後にフェースを見てボールがどこに当たっているかを確認してその日のティーの高さを決めるといいでしょう。

ヘッドを地面から浮かせ、ボールの真後ろに来るように構えます。

インパクトでヘッドがその位置に戻るように意識してください。

練習の際はヘッドスピードを上げることをあまり意識せず、6割くらいのヘッドスピードで芯を捉えることに意識を持って行って下さい。

最初は違和感があるかもしれませんが、ヘッドを浮かせることがヘッドスピードを6割位の力にできるので、練習の時は飛距離はあまり気にせずに、芯に当てることを最優先にしましょう。

もしかしたらスライサー向けのドライバーでは!?

ドライバーで、芯にも当たってるしフックになる原因が見当たらない方は、ひょっとしたらスライサー向けのドライバーを使っている可能性があります。

スライサー用のドライバーはアドレスした時にすでにフェースが最初から左を向いています。

スライスしてボールが右に行ってしまう人が修正するために使用するドライバーなので当然です。

ストレートフェースであればフェースはターゲット方向を向いています。

アドレスした際にフェースがどちらを向いているのか確認してみてください。

真っすぐボールを打てる方がスライサー用のドライバーを使ってしまっては、芯に当たってもきれいなスイングをしても低く左にいってしまいます。

ドライバーというのはフェースが開きやすくなっています。

クラブヘッドが大きくなると重心距離が長くなり更にフェースが開きやすくなるのです。

そうならないように工夫されたものなのでボールがつかまりやすくなっています。

上がらないでフックになる原因がどうしても分からないという方は自分のドライバーのフェースの向きを確認することをオススメします。

その上がらないお悩みはドライバーだけですか?

ドライバーはフックが原因だけど実は上がらないのはドライバーだけではないという方は右体重でインパクトを迎えている方です。

右足体重だとスイング最下点をボールの手前で迎えてしまいます。

そうなるとクラブヘッドが上がり始めているときにインパクトを迎えてしまうのでバックスピンが思うように掛からずボールは上がりません。

払い打つタイプならスイング軌道の最下点はボールの下、打ちこむタイプなら軌道の最下点はボールの手前に来るように意識しましょう。

もう一つの原因は、クラブが重くてヘッドが走っていないことです。

ゆえにクラブが合っていないのです。

女性ゴルファーが無理に男性クラブを使っていたり、男性が充分な力がないのにスチールシャフトを使っているとボールは上がりません。

重たいシャフトだと力が負けてしまって、シャフトのしなりも引き出せずヘッドスピードが全然出ません。

そのために芯に当たってナイスショット!と思ってもヘッドスピードが足りず上手くスピンも掛からないので低く上がらない弱い弾道になってしまいます。

アイアンショットでは力強いショットが大事ですよね。

球筋が低いことは時には武器になります。

ドライバーでフックを打つと球筋が低いボールになるのですが、激しくフックでなければドローになります。

そうなるとボールのスピンが前に進んでいく方向になるのでボールが着地してから結構ランがでます。

また上がらない低いボールだと風に負けないのでアゲインストの日には強い武器になります。

スライス、フェード系の球筋はボールは高く上がってキャリーでは距離が出るかもしれませんが、ドロー系とは逆のスピンになるのでランが出なく距離があまりでません。

また高くボールが上がる分風の抵抗を受けやすいのでアゲインストの場合風に押されてしまいます。

球筋が低いことは距離を出すことや、風に負けないことでは非常に強い武器になります。

一番良いのは、高い球と低い球を打ち分けられることです。

アイアンでは高い球の方が止まるのでグリーンでぴたりと止める場合は有利です。

しかしパー5などで距離を出したいウッドやロングアイアンなどでは低い球でランを出した方が有利になります。

自分の持ち球を理解して有効に使える大きな武器になるといいですね。

持ち球によってクラブとマネジメントを決める!

フッカーでもスライサーでも多少修正すればドローかフェードという自分の持ち球になります。

持ち球にするとそれは自分の強い味方になります。

持ち球が分かってきたら使用クラブも変わってきます。

自分の持ち球に有効なクラブを使わないとゴルフで大事な方向性を養えません。

また持ち球を知ることでコースマネジメントもしっかりできてきます。

なかなか距離が合わないなと思っている方は、ランを計算に入れてなかったり、逆に転がってこのくらいとランが出ないのにランまで入れてしまったりとマネジメントは絶対にうまくいきません。

シングルゴルファーの人たちは自分の持ち球をしっかりと把握しています。

自分の持ち球を知ることであなたのゴルフは大きく変わるでしょう。