タイがどれだけゴルフが盛んがご存知ですか?
タイの富裕層や駐在の日本人たちは毎週末ゴルフに行くのが当たり前の習慣みたいです。
そして驚くことに必ず1人のゴルファーに1人のキャディが付くということです。
日本ではありえないですよね。
そこで今回はタイのゴルフ事情についてお話ししたいと思います。
タイ出身の強いプロゴルファーが誕生!
タイ出身の強いプロゴルファーと言えば、最近世界を騒がせているのはアリヤ・ジュタヌガーン選手です。
まだ20歳なのにLPGAツアーで5勝、ヨーロッパツアーで2勝をあげています。
2007年にホンダLPGAタイランドでなんと11歳で優勝し最年少出場記録を作りました。
積極的で大胆なプレーが彼女の特長です。
最近はドライバーの調子が悪いのでクラブセッティングからドライバーを抜き2番アイアンを使用しています。
ここからも大胆さがわかりますよね。
また日本ツアーでもP・チュティチャイ選手が今年ヨネックスレディースで優勝を飾りました。
ジュタヌガーン選手と違って飛距離もなく控えめな選手ですが、アプローチのテクニックは抜群です。
タイ出身のゴルフ選手が伸びてきているのは、タイのゴルフ環境にもあるでしょう。
タイは年間通して気候もよく最高の環境でゴルフができます。
またゴルフ場でのラウンドでは専属キャディが付くのでゴルフだけにも集中できます。
また日本のようにカートを使わず歩いてのプレーになるので足腰が鍛えられます。
幼いころからベストな環境でゴルフをできるのも強い選手が育つ理由でしょう。
タイのゴルフ場のキャディの仕事は何するの?
タイのゴルフ場ではワンバック・ワンキャディです。
必ず1人につき1人キャディが付くのです。
日本では嘘みたいなシステムですよね。
しかし、日本のゴルフ場のキャディのようにキャディ教育を受けていないので、コースを良く知っていたり、グリーンを読めたり全然わからないキャディもいたりします。
中には経験などを積み重ねていく上で多少わかるというキャディもいます。
ですので、1人の専属キャディが付くといってもお手伝いさんと思ってラウンドする方が良いです。
タイでのキャディの仕事はバッグを運んでくれたりクラブを拭いてくれたりはもちろんなのですが、日傘をさしてくれたり、飲み物を準備してくれたり等身の回りのことまでしてくれます。
ですから日本の女性ゴルファーには「お姫様ゴルフ」と呼ばれているのです。
しかし日本のキャディのようなラウンドに関する知識を求めてしまってはそんな環境も楽しめなくなってしまうので期待しないようにしてください。
そう考えると過剰なサービスはないですが、1人で4人のゴルファーのプレー進行を管理している日本のキャディってすごいですよね。
日本のゴルフ場のキャディの仕事はつらい?
日本のゴルフ場のキャディは、タイのゴルフ場のキャディに比べると何倍もつらいです。
そんなこともあって最近はキャディ不足が問題になっています。
最近はセルフプレーをする人も増えていますが、やはり伝統あるゴルフ場などはキャディ付きでのラウンドしかできないところもまだまだ多いです。
日本では1組に1人のキャディなので大変なのは予想つきますよね。
4人のボールの行方からクラブの管理、グリーン上でのライン読み等など1ホールだけでもたくさんの仕事があります。
またグリーンまでの距離、エッジからの距離なども聞かれるので、ただ手引きカートを運んでいるのではなく、運びながら歩測もしているのです。
調子の悪く気性の激しいお客さんに当たると、距離やラインの読みに苦情を言ってきたりすることもあります。
仕事内容の大変さだけでなく、メンタル面でも大変な仕事です。
ただそんな大変なキャディさんにもメリットはあります。
お客さんのラウンドが終了したあとに手引きではありますが、そのゴルフ場を無料でラウンドできます。
ですので、キャディをしている方の中にはプロを目指しているゴルファーも多いです。
タイのゴルフはキャディが付く以外にも日本といろいろと違う!
タイのゴルフ場ではキャディの給料はキャディフィーだけになっています。
ですので暗黙の了解的にチップを払うことになっています。
チップをもらわなければただ働き同然になってしまうのです。
だいたいチップの金額は200バーツくらいと言われています。
日本でもたまに裕福な方とかはチップをあげるのを見ますが、あまり日本ではチップ制というのは定着しているものではないです。
また日本との大きな違いは、プレーは1ラウンド18ホール完全スループレーになります。
日本のように途中で昼食休憩というのがありません。
午前のラウンドが6:00~12:30、午後のラウンドが11:30~18:00というようにわけられています。
しかしほとんどのコースで3ホールごとに茶屋があるのでそこで飲み物や軽食、ロストボールなどを買うことができます。
タイのゴルフコースはウォーターハザードが多いのでボールは余分に必要です。
またタイのゴルフ場では日本のように最後に精算ではありません。
プレー料金をはじめ茶屋なども全部前払いになります。
タイへ行くならどこのゴルフ場がオススメ?
タイのオススメゴルフ場は、タイの国名の入った「タイカントリークラブ」です。
フェアウェイやグリーンのコンディションが非常に良いです。
1997年にタイガー・ウッズ選手が海外初の優勝を飾ったゴルフ場です。
ツアーが行われるのですから、もちろん名門コースです。
このゴルフ場では、名門ということもあってキャディの教育もなされていて、日本のキャディまではいきませんが、ある程度のゴルフコースのことを理解しています。
難コースに挑戦したいなら「アルパインゴルフ&スポーツクラブ」です。
ここでも2000年にタイガー・ウッズ選手が25アンダーの大記録で優勝しています。
その後も他の一流選手たちが戦ったゴルフ場です。
池やバンカーが随所に配置され、バンコクで一番難しいコースだと言われています。
しかし高級ゴルフクラブなので少々お値段は張ります。
タイは有数のゴルフ場天国と言われていますので、上記したゴルフ場もオススメですが、自分のホテルの近くや要望にあったゴルフ場がまだまだたくさんあります。
長期滞在される方は毎日ゴルフ場を変えて楽しむのもいいですね。
ゴルフだけでなく観光も満喫しましょう!
もちろんゴルフもいいですが、せっかくなので観光も楽しんでください!
タイ旅行なら、ビーチや寺院巡り、山岳リゾートなど観光地はたくさんあります。
歴史的な建造物の数々、古代遺跡など歴史に触れてみるのもオススメです。
水上マーケットのように日本とは違う地元民の暮らしを垣間見ることもできます。
水上マーケットはバンコク市内に大きなものが3つあります。
運河の上に住むなんて日本にはないのでぜひ行ってもらいたいです。
また定番と言えば活気ある屋台です。
辛くて刺激的な食べ物とエネルギッシュな人々と共に熱い夜を過ごせます。
タイの秘島に行ってみるのもいいでしょう。
その中でもピピ島諸島がオススメです。
映画『ザ・ビーチ』の舞台になった島です。
映画を見た方ならおわかりだと思いますが、白い浜砂が透明の海に映えて青白く見えてとても神秘的な雰囲気です。
波や流れもほとんどないのでのんびりとダイビングやシュノーケリングを楽しめます。
テレビで良く目にする「首長族の村」もタイです。
ちょっと行くまでに時間がかかるのですがツアーなどが組まれているので気軽にはいけます。
世界的にも有名な部族なので行く価値はあります!
夢見る海外ゴルフの最初はタイがいいかも!
日本の中にもたくさんゴルフ場があって、行ってみたい県外のゴルフ場もありますよね。
でもやっぱり海外でのゴルフってちょっと夢です。
アメリカやヨーロッパ、アジアといろいろな国に素敵なゴルフ場はたくさんあります。
移動距離やリーズナブルさを考えたら、トップバッターにはタイに行くことをオススメします。
空港や市内から車で1時間圏内にたくさんのゴルフ場があり、自分のレベルに合わせたゴルフ場を見つけられるのも魅力です。
まぁ、1番の魅力はやっぱりなんといっても「お姫様ゴルフ」ですよね。
日本ではなかなか味わえない贅沢感満載のゴルフができるので良い経験になると思います。