ゴルフで左手人差し指にマメができるのは間違っている証拠!

最終更新日:2018/07/31

ゴルフ練習をしていると手にマメができることがあるでしょう。

そのマメのできる位置でゴルフの上手い下手が判断できるのをご存知ですか。

マメの位置にも正しい位置と言うのがあるのです。

マメを練習を頑張った勲章のように思っている人がいますが、間違った位置にできていればその練習は無駄であったことになります。

特に左手人差し指(右打ちの場合)にマメができている人は要注意です。

ゴルフで右手にできて良いマメの位置は

ゴルフで右手にマメができても良い位置は1か所しかありません。

それは人差し指だけです。

左手人差し指にマメができるのはダメですが、右手人差し指はOKな位置になります。

しかも右手人差し指の付け根から第2関節の側面だけとピンポイントに位置が決まっています。

これは右手でボールを押し込むことによってできるマメになるので許容範囲内と言うことです。

基本的には右手では人差し指にマメができること自体良いこととは言えません。

ゴルフのグリップでは右手は添えるだけと言われているからです。

ですから力を入れないはずの右手にマメができることは良くないことなのです。

右手のマメで要注意なのは親指です。

右手親指にマメができるのは、下半身主導のスイングができておらず手打ち気味になっている可能性が高いです。

手打ちをしてしまうとスイング軌道がアウトサイドイン軌道になってしまうので、スライスのミスが出てしまうでしょう。

右手の親指にマメができる人は右手を使いすぎている証拠です。

そのようなゴルファーはもう一度自分のスイングを見直してみましょう。

ゴルフで左手にできて良いマメの位置

ゴルフで左手にできて良いマメの位置は、小指と薬指、そして中指とその付け根と右手よりも多いです。

それは先にも話したようにグリップでは右手は添えるだけで基本的に左手を使ってスイングをするからです。

正しいゴルフグリップの握り方では、小指と薬指、中指の3本でクラブを握ります。

右手にできるマメは不要な力が入っているからなのですが、左手にできるマメは力を入れなければならないので、できて当然と考えて良いです。

しかし左手のこれ以外の場所にマメができるのは問題です。

左手人差し指と親指にマメができるのはNGです。

そこにマメができると言うことはグリップに問題があることがほとんどです。

説明したように左手でクラブを握るのは小指、薬指、中指なのに、それ以外にマメができるのは不自然なこととなります。

ゴルフにおいてグリップとは、人とクラブを繋ぐ唯一の接点となるのでとても大切です。

グリップが間違っていたら良いショットは絶対に打てません。

左手人差し指や親指にやマメができるゴルファーは、正しいグリップができているか一度見直してみましょう。

左手人差し指の第一関節から付け根のマメ

それでは要注意と話した左手人差し指のマメについて詳しく説明していきましょう。

まずは左手人差し指の第一関節から付け根にできるマメについてです。

この位置にマメができてしまうゴルファーは、手のサイズにグリップが合っていない可能性があります。

サイズが合わないことで手の中でグリップが動いてしまうことで間違った位置にマメができるのです。

またグリップの仕方によっても対応が変わってきます。

パームグリップをしている人は、手のサイズにグリップが合っていないと手の中でグリップが動きやすくなってしまいます。

パームグリップは手のひらを使うグリップなので、太目のグリップにすると指先に力が入りグリップが安定しマメができるのを防ぐことができます。

対してフィンガーグリップをしている人は、グリップを細めにすることで指先が手のひらにしっかりと付くので、指先に力が入りやすくグリップが安定します。

またフィンガーグリップの場合は、ストロンググリップが相性が良いです。

このことから、左手人差し指の第一関節から付け根にマメができる人は、使用しているグリップサイズを見直す必要があるでしょう。

左手人差し指の第二関節付近のマメ

左手人差し指のマメの原因は、右手を使い過ぎていることが原因の一つとして考えられます。

テイクバックの際に右手でコックすることでヘッドスピードが上がります。

しかし同時に左手でヘッドを目標方向にフォローする動作が加わらないと左手の中でグリップが動いてしまいます。

グリップは両手で一体感を持ち動かさなければしっかりとクラブを振ることができず、飛距離が出ない上に間違った位置にマメができてしまいます。

マメができないためにはインパクトゾーンでの手の使い方を注意しなければなりません。

まず右手のコックを戻すのはインパクトゾーンに入ってからです。

その際に左手もヘッドを目標方向に送るよう意識しなければなりません。

コックを伸ばす時がリストターンの始まりになるのですが、右手だけでなく両手でヘッドを送るようにしてください。

ここを右手だけでしてしまうと右手を使い過ぎることになり、左手人差し指にマメができてしまいます。

最初にお話ししたように、右手にできるマメも右手の使い過ぎが原因でした。

基本的に間違った位置にマメができるのは右手の使い過ぎが原因となります。

左手人差し指の第二関節の外側のマメ

左手人差し指の第二関節の外側にマメができるのは、グリップを強く握りすぎていることが原因です。

ゴルフグリップを握る強さは、緩すぎると手の中でグリップが動きますし、強すぎると手を使い過ぎてしまうのでダメです。

またゴルフスイングでは両手を使うのですが、右手を使い過ぎてもダメ、使わなくでもダメ、また左手も同様のことが言えます。

このように考えるとゴルフスイングの両手の力加減と言うのは非常に難しいものと感じられるでしょう。

しかし左右の手の役割をしっかり理解すれば、うまく調整できるようになります。

左手の役割は飛距離を出すため、右手の役割は方向性を良くするためです。

方向性を出すのにそこまで力は必要ないので右手は添えるだけど言われているのです。

程良い力加減でグリップするための握り方は以下のようにしましょう。

左手は中指と人差し指、そして小指のみで握ります。

左右共に親指と人差し指でV字を作ってグリップを固定させます。

右手の他の指は添えるだけでOKです。

そうすると余計な力を入れることなくクラブを振ることができるでしょう。

ゴルフ上級者はマメすらできない

できて良いマメの位置とダメなマメの位置、そしてその原因をお話ししましたが、実はゴルフ上級者はあまりマメができません。

右手や左手人差し指、親指にマメができているようではゴルフはなかなか上達できないということです。

マメができないことが理想ではあるのですが、せめて正しい位置にマメができるようにグリップやスイングを改善していきましょう。

ゴルフ上級者がマメができないのは正しいグリップの握り方をしているからです。

またそれだけでなくグリップを握る強さも正しくなければなりません。

グリップは軽く握りすぎても、強く握りすぎてもダメなのです。

またグリップと指の間に隙間ができるような握り方もNGです。

どの指であってもマメができてしまう人は、グリップの改善から取り組み、その次にスイングの改善をしましょう。

グリップを変えると違和感が大きく、しばらくはクラブを振ることすら難しいでしょう。

逆を言えば、スイングにとってグリップとはそれだけ重要な役割を担っていると言うことになります。

マメは努力の証と言うのは大きな勘違い

マメができることでたくさん練習したと感じている人がいます。

ただそれは大きな間違いです。

ゴルフ上級者は何千球とボールを打ってもマメはできません。

ゴルフではマメができなくなることが努力の証だと思ってください。

マメができているうちは改善すべき点がまだまだたくさんある証なのです。