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藤田寛之の軸がぶれないスイングとアイアンの精度の関係性

2017.9.25

小柄な藤田寛之選手がトーナメントの一線で活躍できているのは、中心軸がぶれないスイングに徹しているからと言われています。
特に精度の高いアイアンのショットから、その軸がぶれないためのスイング法を確認していきたいと思います。

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藤田寛之選手のアイアンを使用するときの基本スイングとは

藤田寛之選手と言えば、トーナメントでは小柄な身体にもかかわらず、大きな選手に引けをとらない飛距離で戦い続けているプロゴルファーです。
特にアイアンのボールコントロールは他の選手を寄せつけないほど精度が高く、粘り強いプレイヤーを印象付けてくれます。

そこで藤田寛之選手のアイアンからスイング法を学んでいきたいと思います。
まずは藤田寛之選手のスイングの基本からです。

軸を中心とした回転が基本になり、捻転を元にアイアンはダウンブローに打ち込むタイプです。
このときスクエアなフェースでボールを捉えることをもっとも重要視しているようです。
逆に言うとスクエアにボールを捉えるために、すべてのスイング動作をしているとも言えます。

ではそのスクエアにフェースを合わせるために、どんなことをしているのかを確認していきます。

藤田寛之の肩を回すアイアンのスイングのポイントとは

まずはアドレスについてです。

藤田寛之選手はアイアンを構えるとき、スタンスの幅は小さくその分だけ両膝を深く折ってボールに向かいます。

バックスイングでは左肩を十分回すように意識しているようですが、同時に右肩を背後に引くことで中心軸を真っ直ぐに保つようにしています。
この軸のぶれない姿勢が重要になってきます。

その軸をぶれさせないために、両肩を地面と平行に回すようなイメージを持っているようです。
実際には両膝を折り前傾の強い姿勢をとっているので、左肩を回すと沈み反対に右肩は上がるはずです。
ところが右肩を背後に引くことで、肩の上下運動を抑えることができています。
ただし右肩を後ろに引いたことで、バックスイングの軌道とトップの位置は低くなり、横振りを想像させてくれます。

そしてもっとも他の選手と違うとこところは腰の使い方です。
本来は肩を90度回転させれば、腰も40度程度は回転するものです。
ところが藤田寛之選手の腰はトップの位置までアドレスのときとほぼ変わりません。

ただ腰の回転がないことから体重移動もなく、軸は最初の位置から変わっていないことが特徴と言えます。

藤田寛之のアイアンはスリークォーターでスイングする

藤田寛之選手のバックスイングはどちらかと言うと上半身だけで捻転しているように見えます。
しかも腰を回転させずにアイアンを引くため、スリークォーターでトップの位置まで持っていくことになります。

この状態だと確実に横振り、つまり払い打ちになるはずですが、藤田寛之選手のこだわりはダウンブローに打ち込むことです。
ダウンブローについてはさまざまな考え方はありますが、基本的には弧を描くスイングで最下点に達する前にボールをヒットする打ち方です。

仮にクラブヘッドが上から下に下りてきたのであれば、そのスイングで真っ直ぐ飛び出すことができます。
でも実際にはインサイドからヘッドが入り、ボールをヒットしたらまたインサイドに戻っていくのが通常のスイングプレーンです。
つまり払い打ちがスイングの基本的な動き方なのですが、藤田寛之選手は敢えて上から下に打ち込む打法をとっています。

このダウンブローのメリットは、アイアンのロフト角を生かしたままバックスピンをかけられることです。
プロゴルファーにとってはターゲットを点で捉えられることは、トーナメントでは重要な武器になるはずです。

藤田寛之はアイアンを使うとき頭を残すスイングにこだわる

では肝心のダウンブローについて確認していきます。

藤田寛之選手のスイングの基本は軸を保つことです。
軸をぶれさせないことで、アドレスで構えたヘッドの場所に振り下ろすこと、つまりヘッド軌道の再現性を重視しています。

ただダウンブローの場合、ボールの位置よりも前方に最下点を求めるのが通常ですから、アイアンのヘッドを置いた場所よりも前に打ち込むことになります。

そこでヘッドはボールと密着しているのではないか、と思えるほどの場所に置いてアドレスします。

そしてトップから振り下ろすときには、右サイドよりも左サイドがリードします。
左サイドを背後に引くことで身体を回転させるため、体重移動をしないでインパクトすることができます。

一般的にはグリップの動きとともに身体は左サイドに動くことになり、同時に右サイドにあった体重も左サイドに移動して、最終的にフィニッシュポーズまでの流れになります。ところが藤田寛之選手のスイングは、頭の位置を変えずにバックスイングして、トップの位置からのダウンブローでもインパクトまで変わりません。

この頭を残すスイング「ヘッド・ビハインドボール」が小柄な藤田寛之プロの真骨頂と言えるものなのです。

藤田寛之の基本スイング!アイアンはダウンブローに打ち込む

頭の位置を変えないことで、左側に流れる動きを抑制できます。
もちろん軸を移動することがないので、インパクトではフェースの再現性が高まることに繋がるはずです。

そして頭の位置を動かさないスイングのポイントは右肘にあります。
スリークォーターのバックスイングにしたことで、右肘を身体から離さずにトップからのスイングができるのです。
アイアンのヘッドが3時の方向を示した時、右肘は右脇腹についた状態になっていて、この姿勢を保つためには頭を残さざるを得ないわけです。
しかもスイング自体は左サイドで回転していますから、右肘が窮屈になることもなく振り下ろすことができます。

もう1つ、頭を動かさないスイングのポイントに右手首があります。
藤田寛之選手はバックスイングの早い段階で左手首のコックを形成しているため、トップで形成される右手首のヒンジ(親指と腕の内角)も早くに形成されます。

右肘を身体につけたダウンブローで、右手首の角度を変えずに振り下ろせば、身体が左側に流れることはありません。
つまり頭は最初の位置から動くことなくダウンブローに打ち込むことができるわけです。

藤田寛之のライン出しのスイングでアイアンの精度が上がる

頭を動かさないことで中心軸をぶれずにスイングができる、当然フェース面は当初構えた通りにスクエアに入ることができるのが藤田寛之選手のアイアンの打ち方です。
もちろんダウンブローでボールをつかまえるためのスイング法です。

実際に藤田寛之選手の話に出てくるキーワードは、「ダウンブロー」以外に「ライン出し」があります。

たまに解説者が「ラインが出ています」ということはありますが、その多くはグリーン上でありフェアウェイなどではあまり聞く機会はないかもしれません。

アイアンの打ち方でもパッティングと同じことで、思い描いた飛球線通りの球筋の時に「ラインが出ている」と言います。
ターゲットまでのボールの動きを飛球線と言いますが、「ラインが」と言う時にはストレートボールが一般的で、ドローやフェードの球筋の時には「ラインが出ている」とは使わないほうが多いと思います。

藤田寛之選手の「ラインを出す」はストレートボールの打ち方として、フェースを飛球線に対して直角に当てるスクエアなショットのことを言います。
あくまでもスクエアなフェースの入りがスイング全体を占めていて、それがアイアンをコントロールするための絶対要件であるというのが、藤田寛之選手のスイング理論と言うことになります。

小柄な藤田寛之選手のアイアンのスイングはお手本になる

誰もが受け入れやすいシンプルな考え方である「スクエアなフェースで捉える」ことですが、実際にはほぼ全選手が同じことを考え実行しているわけです。

ただそれぞれにスイング法が違うだけですが、小柄な藤田寛之選手であるからこそ、多くのプレイヤーが参考にできるのではないかと思います。

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