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ドライバーの速いスイングを分析するスローモーションの活用

2017.8.26

ドライバーの速いスイングは分析が難しいので、できればスローモーションで確認して、修正箇所を見出したいものです。

撮影するときのポイント、練習場での撮影箇所や自宅でもできる撮影法などを紹介し、またその修正法について確認していきます。

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ドライバーのスイングミスをスローモーション動画で確認

飛距離を求めるならばドライバーに勝るクラブはありません。
ゴルファーにとっては飛距離と同じくらい、スイングフォームが綺麗でありたいと願う特別なクラブでもあります。

そこで理想のスイングを達成するためには、自分のスイングを分析してみることが大切です。
分析する方法はいくつかありますが、自分のスイングを動画で撮影して確認することがもっとも早い方法だと思います。
例えキャリアが浅くてスイングに対する詳しい知識はなくても、自分の動画を見るだけでスイングの欠点が分かるものです。

動画は通常の速度で再生して、打席の入り方やスイングスピードを確認します。
またスイングの細部については、スローモーションで再生すると微妙な変化を確認することができます。

正しいスイングを知らないのに、なぜ欠点が分かるのでしょう。
もともとゴルファーは理想のショットを頭の中に描いているので、大雑把ですが理想のスイングで振っていると思っています。
ところが、すでにそのスイングをしていると思っているのに、動画に映る自分のスイングがイメージと違うために、一瞬にしてダメな部分が分かってしまうのです。

ただし、スイングを修正するのであれば漠然とした欠点を確認するのではなく、修正ができるように細部の欠点とその修正法を確認しておくことが大切です。

スローモーションでドライバーのスイングを分析する

最初にスローモーションで確認する箇所はスイングプレーンです。

ドライバーのスイングプレーンを撮影するときは、飛球線の後方線上にカメラを置きます。

その撮影するときに気をつけることは、スイングするときのクラブヘッドが映っていることです。
もちろんヘッドを始動する最下点から、トップの少し前のシャフトが立っているときのヘッドまでが納まっていなければいけません。
クラブ全体の動きが撮影できたら分析を開始します。

スイングプレーンの基本は楕円の弧です。
理想のスイングとはテークバックとバックスイングが同じであることですが、実際には同じ軌道を通ることは難しいものです。
特にグリップの動きは、意図する球筋によって全く違う動きになることが多いものです。風や雨などの自然の状況や、樹木や池などのレイアウトを攻略するために、ドローやフェードなど通常とは違う軌跡によって球筋を変えるのが実践では一般的です。

そこでスイングプレーンを確認するときは、トップからフィニッシュまでを再生します。
後方から見たとき、ヘッドが描く円の動きが斜めであることが大切です。
ヘッドが最下点になったとき、肩から伸びてくる腕と振り下ろすシャフトが1本の線になっているかをスローモーションで確認しましょう。

スローモーションでドライバーのスイングプレーンを分析する

次は打席を正面から撮影します。
しかし練習場で撮影する場合には、隣の席が空いていないと撮影できません。
もし撮影のチャンスがなければ自宅、クラブが振れる環境があれば屋外でもOKです。

ただしボールはスポンジ(ウレタン)の練習ボールを購入してください。
撮影する箇所は肩から床までで大丈夫です。

確認するのはグリップの動きなので、スローモーションで再生できるように撮影してください。

ドライバーのインパクトゾーンのスイングを確認します。
時計の針を想像して、クラブヘッドが6時でテークバックが始動します。
体の前面にあったグリップが側面に移動したとき、時計の針は3時を指しています。
この時点で左手の親指は上を向き、コックが作られ始めています。

ここからダウンスイングに移ります。
テークバックで通ってきたグリップを再現するように振り下ろしていきます。
体の横にあるグリップは体の正面に来たとき、インパクトの姿勢になっているはずです。
ティーアップしたスポンジボールを打ち、体は飛球線と並行のままでフォロースルーに入りますが、スローモーション再生で、つま先、両膝、両腰、両肩が飛球線と並行であることをチェックします。

大事なことは、素振りではなくボールを打ったときを撮影することです。
素振りのときには欠点がないのに、ボールを打つときだけ悪いクセがでるのがゴルファーの性(さが)というものです。

ドライバーのインパクトの瞬間をスローモーションで撮影する

せっかく正面から撮影できるのであれば、ドライバーでのインパクトの瞬間を撮影できると、さらに分析を進めることができます。

撮影するカメラに「ハイスピード動画」や「なめらかスロー動画」などの機能が搭載されていると、スローモーション再生のときに、自然の動きでヘッドを確認することができます。

確認する箇所はインパクトの場面です。

スローモーションで撮影したいのは、ヘッドのトゥ側からのインパクトの瞬間です。
ボールがインパクトされる瞬間を撮影するには、時速150キロくらいのヘッドスピードに対応できる性能が必要となります。
そのため普通モードで撮影すると、後からスイング分析することは難しいかもしれません。

基本はスクエアにインパクトされているかをチェックします。
飛球線に対してクラブフェースが正対していれば、まっすぐボール当たるので横回転を与えることはありません。
一方でトゥ側が遅れてくると、クラブフェースは開いた状態になり、スライスボールの原因になります。
反対にトゥ側が先行していると、クラブフェースは閉じた状態になり、フックボールの原因になります。

時速150キロで動くヘッドの微妙なずれは、スローモーション再生でしか確認することはできません。

頭上から撮影したドライバーのスイングで分かること

そして最後のポイントは頭上からの撮影です。

昔はかなり難しい撮影ポイントでしたが、現在はスマホを使えば誰でも映せる自撮り棒があるので、真上から簡単に自分のスイングを撮ることができます。

真上から見えるドライバーのスイングは体重移動です。
背骨を中心軸に、左右の動きがないスイングでも、実際に上から見るとテークバックでは右に寄り、インパクトの前にはかなり左に移動していることが分かります。

ただ、この左右の動きはあまり問題ではありません。
唯一問題があるとすれば、真上から見たとき両足を越えて頭が動いているかです。
もし越えていれば上体が傾いていることになるので修正が必要です。

そして真上からのスローモーションを確認して、もっとも大切なことは前後の動きです。テークバックでは頭が前面に動き、ダウンスイングでは後ろ側に動いていると、左肩が不自然な動きをしている兆候です。
また膝や腹筋など下半身に近い筋肉の緩みがあるかもしれません。

症状としてはスイートスポットに当たらない、ウェッジでもダフリやトップがあるといったものです。
もしかするとスタンスが狭いかもしれません。
肩幅の外側に両足の内側がくるように構えると前後の揺れは解消できるはずです。

正面からスローモーションで確認するドライバーのスイング

正面からのスローモーション再生の確認で、一番大切なポイントはドライバーのグリップエンドの向きです。

グリップエンドが体の中心軸を指しているとき、ヘッドスピードは速くなっています。
もしもグリップエンドが体の左側を指しているようなら、フェースがスクエアな状態にならずにインパクトを迎えることになり、ボールは右方向に飛んでいきます。
またグリップエンドが体の右側を指しているようであれば、ボールはフックするか打ち出しから右方向に飛んでいきます。

ダウンスイングでヘッドスピードが上がるということは、飛距離アップになるかもしれません。
インパクトの前後でグリップエンドがおヘソを指しているだけで、ヘッドスピードは上がります。
実際には一連の動きなので、インパクトのときのグリップエンドを確認する前に、クラブは体の前を通過しているかもしれません。

そこで撮影した動画のスローモーションで確認します。
たぶん早い動きで確認がしにくいこと、しかもグリップエンドの反対側からの映像なので分かりにくいかもしれません。

撮影ポイントとして打席に入る前に、おヘソの位置にマークを付けます。
印をつけたことでグリップエンドの方向性を分析するとき分かりやすくします。
わずかこの作業だけで、ヘッドが正しい位置でスイングできるポイントを知ることができるはずです。

ドライバーの速いスイングを分析したときの驚き

ドライバーのスイングスピードは速くて分析がしにくいものです。

もし家庭の撮影機材でスローモーション分析ができるようでしたら、全体映像と部分映像を撮って確かめてみると良いと思います。

初めて自分の声を録音して聞いたときの驚きの衝撃に匹敵するほどの体験ができると思います。

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