ゴルフの疲労回復のためのマッサージの方法を知っておこう!

最終更新日:2017/02/16

ゴルフには激しいスポーツというイメージがありません。
ですから練習へ行ったり、ラウンドしたりしてもあまり疲れていないと勘違いしやすいです。

気づいていないだけで、体は疲れています。

そんなゴルフの疲労を回復させるマッサージ方法を一緒に勉強しましょう!

マッサージをする前に、疲労の原因を知ろう

ゴルフは腕や足、腰や背中など身体全体を使うスポーツです。

その分楽しいプレーの後には筋肉痛や疲労が残ります。

ゴルフでは長時間歩くし、前傾した姿勢から瞬発的に力を入れて、身体の回転を素早くしてスイングをします。

この一連の動作をとっても全身使うのは分かるのですが、特定の筋肉に多くの負荷がかかり、その部分だけが筋肉痛になることもあります。

覚えていて欲しいのは、身体は各所連携して動くので、使っていないようで実は使っているという筋肉はたくさんあるのです。
ですから筋肉が張ってると感じる部分だけをマッサージするのではなく、身体全体をマッサージするようにしてください。

また循環改善を考えると「リンパマッサージ」も良いです。
関心の高い女性の方は多いと思いますが、男性の方では興味の薄い方が多いでしょう。

リンパマッサージとは詰っているリンパの流れを良くするマッサージなのですが、目的によって様々なマッサージの方法があります。

これが、やりすぎも良くないというなんとも塩梅が難しいです。

雑誌やネットなど情報はたくさんあるので、リンパマッサージも勉強してみると良いでしょう。

 

ゴルフに多い肩こりのためのマッサージ方法

とても効くマッサージ方法なのですが自分自身には出来ないので、誰かにしてあげる、もらうマッサージ方法です。

肩甲骨と背骨をつないでいる筋肉にコリを酷く感じる人は、大菱形筋が原因でしょう。
肩甲骨を背骨に近づける動作はゴルフスイングには必須ですから、この大菱形筋はかなり使っているはずです。

コリコリとした塊が肩甲骨と背骨の間に見つかると思います。
それをしっかりと押し潰してください。
その塊を潰して小さくすることで、毛細血管が流れやすくなり新陳代謝が促され、健康な筋肉を作ることができるのです。

また腕の付け根にコリを感じる人は、小円筋が原因です。
腕の付け根をゆっくりと押すのですが、この部分はマッサージするとかなり痛いので、強さの加減に気をつけなければいけません。

次のマッサージは自分でもできますのでぜひ挑戦してみてください。

腕の付け根から力こぶくらいに臂臑(ひじゅ)と言うツボがあります。
二の腕の反対側になります。

触ってみると分かると思いますが、かなりの硬さです。

しかしそれほど力を入れる必要はありません。
可能な力で1分ほど揉むと柔らかくなります。

自分でするので痛気持ちよい加減を自分で見つけましょう!

 

誰でも出来るラウンド後のお風呂でするマッサージ方法①

マッサージと言っても、誰でも簡単に、そして短時間で出来る効果的な方法を知りたいですよね。

筋肉に疲労を蓄積しないためには、ラウンド後のストレッチやマッサージが効果的です。
ゴルフは、ラウンド後にお風呂へ入ります。

入浴後に、手軽にできるセルフマッサージを覚えましょう。

まずはセルフマッサージの基本です。

末梢から心臓に向かって揉みます。
服の上からでなく、皮膚に直接行ないます。
適切な力加減は「気持ち良い程度」です。

長時間歩くことで負担のかかる脛(すね)は、踝(くるぶし)の上から膝の下に向かって下から上へ30秒くらい擦ります。

手の付け根を使って脛の外側を円を描くように踝の上から膝まで60秒揉みます。

両手親指の腹で、脛の外側を2~3秒掛けて押して離すを60秒します。

疲労を溜めたままだと肉離れが起きやすい太腿は、両手で脹脛(ふくらはぎ)の全体を踵から膝裏まで下から上へ30秒擦ります。

親指と人差し指の間を使い、踵から膝裏まで下から上へ60秒揉みます。

脹脛の内側を両手親指で円を描くように45秒揉みます。

最後に脹脛を手で包んで、小刻みに45秒振るわせて下さい。

 

誰でもできるラウンド後のお風呂でするマッサージ方法②

股関節や膝の動きに係る筋肉が集中しているのが太ももの裏です。
ここは入念にマッサージしましょう。

太腿裏の外側と内側を両手で膝から足の付け根に向けて30秒擦ります。

親指以外の指の腹で円を描くように60秒圧力をかけながら揉みます。

親指の腹で円を描くようにしっかり圧力を掛けながら60秒揉みます。

 

次に前腕部から上腕部も肘や肩の動きに係る筋肉が集中しているので入念にマッサージをしましょう。

親指以外で手首の親指側から二の腕に向かって15秒擦ります。

次は同様に手首の小指側から力こぶに向かって15秒擦ります。

手首の親指側から二の腕に掛けて手のひらで円を描くように60秒揉み上げます。

動揺に手首の小指側から力こぶに掛けて手のひらで円を描くように60秒揉み上げます。

この後にさらに15秒擦るバージョンをもう1セットすると良いです。

 

マッサージ効果をよりアップさせる方法として、保湿成分やオイルが配合されたボディークリームを使用すると良いでしょう。

ボディークリームの中にはスキンケアやエージングケアの効果を持ったものも多いので、疲れた筋肉のためのマッサージと同時に、お肌のケアまで出来て一石二鳥です!

 

ゴルフの疲れをゴルフボールでマッサージ

足ツボマッサージと言うのを聞いたことがありますか?

バラエティ番組でよく芸人さんが悶絶しているのですが、気持ち良い足ツボマッサージもあります。

足の裏は全身の縮図と言われていて、全身のツボが足の裏にあるのです。
違和感があるところやしこりを揉み潰すと、デトックス効果が高いのです。

そんな足ツボを簡単にする方法は、「ゴルフボール」を使います。
立ったまま足で転がすだけで良いというなんとも優れもののゴルフボールです。

しかし素足のままだと皮膚を摩擦するので、薄めのソックスを履いてすることをオススメします。

ゴルフボールは大きさと硬さが丁度良く、優しく揉むこともしっかりほぐすことも出来ます。
慣れてきたらゴルフボールを2つ同時に両足で転がすことで時間短縮できるでしょう。

毎日していると身体も慣れてしまいマッサージしてる感が薄れますが、それだけほぐれたという証拠。
1週間ぶりに行なうと、鈍くて重たい痛みが走ること間違いなし。

これなら両手を自由に動かすことができるので、歯磨きをしながら、読書をしながらと「ながらマッサージ」が出来て、忙しい人でもできるのではないでしょうか。

 

気持ち良いからとやりすぎは禁物

セルフマッサージで注意しなければならないのは、気持ち良いからとマッサージをやりすぎてしまうことです。
どんなに正しい方法でマッサージをしていたとしても、やりすぎてしまっては逆効果になってしまいます。

セルフマッサージもそうですが、家族や恋人、友達などにしてもらうマッサージは「気持ち良い」の一言に尽きますよね。

しかしマッサージもやりすぎると身体に悪影響を及ぼしかねません。

マッサージをすると血流が良くなり、疲労物質が流れやすくなります。
筋肉がこわばると血液が流れにくくなりますが、身体を伸ばしたり、揉んだりすると筋肉が緩んで血液がスムーズに流れ、溜まった疲労物質が回収されやすいのです。

痛気持ち良いくらいにグリグリと揉みほぐし続けてしまうと、強い力を筋肉にかけ続けることになるので、損傷を防ごうと身体が無意識に収縮してしまいます。
結果、血行がよくならず、かえって疲労を溜めるだけの結果になってしまうのです。

気持ち良くて、ついつい「もう少し!もう少し!」と言ってしまいますが、ある程度したら止めるようにしてください。

 

ゴルフ上手は疲れを残さないように様々な努力をしてます

ホールアウトした後が疲れを残さないための重要な時間です。

疲れを解消するために、入浴→マッサージも大事ですが、実はゴルフ上手は食事にもこだわります。

疲れを残さないための昼食は「低脂質・高炭水化物・ビタミンB1」の摂取がポイントです。

脂物を避け、米やうどんをメインに肉や魚、野菜をバランス良く食べるように心がけましょう!