【ゴルフ上達】誰でもできる体重移動と飛距離UPのドリル

最終更新日:2017/10/20

誰でも簡単に出来てすぐに身に付く体重移動や飛距離アップのドリルはあるのでしょうか?

ゴルフは自己流で上手くなるには限界があるでしょうし、正しい体の使い方をしないと怪我してしまう恐れもあります。

簡単に基礎が身に付くドリルを覚えてスコアアップにつなげていきましょう。

今回は体重移動のドリルをメインにまとめていきますので参考にしてください。

ゴルフ上達のための体重移動ドリル①

ゴルフ雑誌等でよく耳にする体重移動。
アマチュアの場合この体重移動がうまくいかず、飛距離が伸びなかったり、方向性が悪かったりといった悩みが生まれてきます。

ではその体重移動を活用するために、どのような練習をすれば良いのでしょうか。

まず1つはバックスイングからの体重移動ドリルです。
バックスイングなので、右足にしっかり体重をのせて、パワーを溜めるイメージです。

まずは、スタンスで足を閉じましょう。
そしてバックスイングの際、右足を通常のスタンス位置へ踏み込みながらクラブを動かしてください。
それにより、右足への体重移動の感覚がつかめてくると思います。

ここで注意すべき点は、バックスイング時にクラブを先に動かすのではなく、足を先に動かしてください。
クラブからだと上半身主導のスイングとなってしまいます。
また、踏み込みの際は、右足の内側を意識してください。
外に流れると、体全体が右に動きすぎてしまうので注意してください。

ゴルフ上達のための体重移動ドリル②

先ほどは右足への体重移動ドリルを紹介しましたが、次は左足へ移動させる為のドリルを紹介します。

左足への大きな移動は、野球やテニスをする方なら向かってきたボールを打つ際に、左足を踏み込んでヒットさせることがほとんどだと思いますので、ゴルフスイングでもイメージしやすいかも知れません。
ダウンスイング前に、左足をしっかり踏み込むイメージが大切です。

踏み込むイメージを作るため、通常のスタンスからバックスイング時に左足をあげます。
野球の一本足打法のようなイメージです。
そしてダウンスイングの際に左足で踏み込んでからクラブを振ります。

また、通常の右足の位置で両足を閉じ、ダウンスイングに移る際に通常の左足の位置に踏み込んでいく動きでも大丈夫です。
ここでも下半身主導のイメージを作る為、ダウンスイングは足から始めてください。

また、踏み込みが左足の外側に流れるとうまくボールにヒットしません。
体重が外に逃げないように、踏み込み時は左足の内側を意識してスイングすることを心がけてください。

ゴルフにおいてどうして体重移動は必要なの?

ゴルフのスイングにおいて、下半身は非常に重要な部分と言えます。
上半身のみのスイングの場合、手打ちになりやすく、ボールの方向性もうまくいかない場合が多いです。

様々なスイング理論が紹介されており、体重移動しないといったものもあると思いますが、それは「意識しない」といったもので「一切行わない」といったものではありません。

実際に体重移動無しの場合、クラブを振るために手以外は使えません。
体をひねったり、回す場合は少なからず体重移動は起こっています。
スイングのフィニッシュで右足が爪先立ちになることが、体重移動している証拠です。
このように、体重移動はゴルフのスイングの中で自然に起こっているものです。
それを一切行わなければ、方向性や飛距離に大きな影響を与えます。

体重移動しても方向や飛距離に悩んでいる場合は、体重移動の配分がうまくいっていないこと関係しています。
飛ばそうとしすぎて、右足が流れすぎてしまったりといった軸のブレを改善するためにも体重移動のドリルをしっかり行って、感覚をつかんでください。

アプローチも体重移動するべき?

体重移動はすべてのショットに行うべきなのでしょうか?
例えば短い距離のアプローチでも。

結論を言うと、アプローチは体重移動しない意識の方が良いです。
スイングが小さくなる分、体重移動が大きいとスイングが安定せずに、ダフリやトップの原因となってしまいます。
アプローチのイメージはアドレスした際にできた体勢をインパクトで戻すといった動きが必要となるショットです。
そのため、できる限り簡単にその動きができるようにアドレスの形を作ることが大切です。

まず、スタンスは足を揃えるくらい狭く取りましょう。
スタンスが広いと、体重移動が大きくなりやすく、上半身も動きやすいので、できるだけ狭く取り、動きに制限をかけてください。

ただ、気をつけてほしいことは、まったく体重移動しないといった意識はしないでください。
下半身は動くことが自然です。
移動させる意識をなくすよう、体重配分を左足に多くとっておきましょう。
そして、両肩とグリップを結んだ三角形を崩さないようにスイングすれば、安定したアプローチができます。

体重移動と一緒にやりたい飛距離UPのドリル①

体重移動で体の使い方を覚えながら、合わせて飛距離アップも目指していきましょう。
そのための練習方法を紹介します。

飛距離アップのためには、ヘッドスピードのアップが必要となってきます。
ただただ筋力を増やすだけでもうまく飛距離は伸びません。
また、ひたすら練習するのもあまり好ましくありません。
ではどのような方法が良いのでしょうか。

飛距離には左手が非常に重要となります。
利き手の右手を使いすぎるとすくい打ちのような形となってしまい、ミスショットが多くなります。
まずは左手でスイングする意識をつけましょう。

その左手でのドリルを紹介します。
まずゴルフクラブのヘッド側のシャフト部分を左手1本で持ち、片手でスイングしてください。
クラブが軽くなることで、余計な意識をつけることなく、早いスイングをイメージすることができます。
また、左手1本でスイングすることで、左手リードのスイングを体感できると思います。
無理にボールを何発も打たず、こういった素振り等も取り入れてみてください。

体重移動と一緒にやりたい飛距離UPのドリル②

もうひとつ飛距離アップのドリルはボールを打つものです。
実際にゴルフ練習場でやってみてください。

ヘッドスピードと合わせて飛距離アップに必要なものはミート率の向上です。
しっかり芯に当たらないと、飛距離は落ち、方向性も良くならないといった状況に陥ります。

ここで、そのミート率アップのドリルを紹介します。
そのドリルはハーフスイングでボールを打つことです。

スタンス等の構え、グリップの長さは通常通り、バックスイング時を小さくして、まずはドライバーで100~150ヤードを打つイメージでスイングしてください。
コンパクトなスイングをして、芯に当たるインパクトをイメージすることが目的です。
約8割程度まっすぐ打てるようになったら、スイングをだんだん大きくして、最終的にはフルスイングといった形を目指してください。

ここで注意する点は、フィニッシュを雑に行わないことです。
ハーフスイングとなると、ボールを当てることばかり意識してしまい、手打ちになりやすいです。
フィニッシュをしっかり取り、体重移動もしっかり確認しながらこのドリルを行ってください。

体重移動で体の使い方をマスターしましょう

ゴルフのスイングで体重移動は必要不可欠なものです。
体重移動を理解すれば、方向性や飛距離アップにつながります。

まずは自分のスイングをしっかり理解し、体重移動の傾向を確認しましょう。
その後、これらのドリルで正しい体重移動を身につけ、スコアアップを目指してください。