日本全国のゴルフ場での3月末の時季に適した服装とは?

最終更新日:2018/11/16

縦に長い日本列島ですから、ゴルフウェアも3月末と言っても「これだ!」というものはありません。

ここからは、気象や周辺の状況、それに伴うおおよその服装と注意点などを、東北・北海道、関東、関西、九州、沖縄に分けて紹介します。

ゴルフシーズン開幕の3月末の服装は冬バージョン?

ゴルフのシーズン初めと呼ばれる時期は2つあります。

1つは新年明けの1月と、桜の開花となる3月末です。

ゴルフ界では長年の慣習で12月末から新商品発表が行われて、1月から店頭に並ぶのが一般的でした。

近年はクリスマスプレゼント用にと12月販売を開始する場合もありますが、基本は「新年」をシーズン初めとしています。

もう1つの3月末は、まさにゴルフシーズンの到来といった気象状況と芝の状態がそう思わせています。

穏やかな春の日差しと新芽の息吹きが感じれて、ゴルフコースに立っただけでも、嬉しくなってくる最高のスタート時期と言えます。

桜の咲く時期であれば「花見」がイメージできますが、ゴルフ場ではまだ寒いと感じる場合があります。

地域にもよりますが、シーズン初めの3月末は冬服の準備をしておいて、その後タケノコのように1枚ずつ脱いでいった方が安心できます。

特に山岳コースは、日差しの割りに冷たい風を感じることもあるので、風除けのためのウィンドブレーカーなど服装を用意しておくようにしましょう。

3月末で関東以北のゴルフ場は秋冬の服装が最適!

本格的なゴルフシーズン開始の3月末ですが、それは関東以南のことであって、東北・北海道はまだコースがオープンしていない時季です。

運良く融雪が進んでオープンした場合でも、コース内の気温はまだ低く秋冬の服装が必要です。

またこの時季の雨はまだ冷たく、身体が濡れると急速に体温が失われて、ゴルフを楽しむどころではなくなってしまいます。

なるべく濡れないように、レインウェアはもちろんのこと、腕にスポーツバンド(サポーター)をはめて、袖口から雨水が浸入しないようにすれば、少しでも濡れを防ぐことができます。

一方で通気性が失われるので、内部は相当濡れることになるので、スペアのアンダーシャツを用意しておきハーフタイムでの交換は必須です。

また雨が降っていなくても、風除けとしても使うことができますので、天気が良くてもレインウェアはキャディバッグに入れておきましょう。

南国沖縄の3月末はゴルフ場でも真夏の服装がピッタリ!

縦に長い日本列島のうち、東北・北海道の3月末はまだ寒さを感じる時季ですが、南端の沖縄ではすでに台風上陸に見舞われています。

3月の台風はおよそ2回程度ですが、すでに夏を感じさせています。

2月初旬に緋寒桜が開花し、真っ黒に日焼けしているプロ野球選手のキャンプも2月中旬で終了しています。

3月末になると「海開き」の海水浴シーズンですから、ゴルフの服装はまさに夏最盛期の半袖シャツに薄いパンツ、日焼けが気になるようなら、高機能シャツなどを準備しておくと良いと思います。

沖縄の場合には沖縄本島と石垣島などさらに南下する島々では、気温が違うので暑さ対策と強い太陽光から身を守るための服装が必要です。

なるべくシャツはUV加工されているものにして、日差しが強いときには半袖よりも長袖シャツにしたほうが安心です。

一方で風が吹くと一気に寒さを感じます。

沖縄の多くの島はさんご礁の隆起によってできているので、高い山が少ないため、海風が吹くと体寒温度が下がります。

風対策用にウェインドブレーカーなどを1枚持っていくと良いかもしれません。

関東のゴルフ場では3月末の服装で気をつけるべきものがある

関東周辺で3月末が暑くなると感じるとしたら、それは中旬までの気温が12~13度程度しかないからで、下旬になると昼間は20度を超えて23~24度という年もあり、その急激な変化が暑さを感じるのだと思います。

一方で平地での最低気温は15度前後ですから、朝晩は寒く上着が必要な時季です。

ゴルフ場でもシーサイドやリンクスなど風の強いコースや、気温の低い山岳コースはそれなりの服装を準備しておいたほうが良いでしょう。

また季節はずれの名残雪が、風流に桜の花に積もった春分の日だったときもありますが、実際には東京都心をはじめ関東周辺では交通網がズタズタになったのもこの時季です。

ゴルフ場ではいつ冬に逆戻りするかもしれないと思って、温かいセーターなどは1枚準備しておきたいものです。

そして関東では2月から吹き荒れる花粉がピークを迎えています。

自分は発症していなくても花粉を持ち帰ると家族に迷惑がかかる場合もあります。

そのため、ナイロン系のブレーカーなどで花粉を払い落とせるような服装を選んでおくと防止効果があると言われています。

関西のゴルフ場は地域によって3月末の服装に違いがある

関西での3月末の服装はかなり幅があるので注意が必要です。

大阪の3月は東京と同じくらいと言われているので、関東を参考にすると良いでしょう。

昼間は20度を上回り、夜間は15度前後ですから、過ごしやすい時季でもありますし、マラソン日和などと言われています。

ゴルフ場では、スタート時点はセーターにウィンドブレーカー、1ホールも過ぎればブレーカーを脱いでセーターで十分ですが、直射日光が強くなればゴルフシャツだけでも楽しくプレーができます。

ところが大阪よりも南に位置する和歌山だと、地元ででは凍えそうに寒いと感じる人もいるようです。

和歌山は夏に向かうほど雲天になり、太陽光が少なく直射日光を感じる日が月末に向けて徐々に減っていきます。

そのため温かさを感じられるヒートテックの下着や、保温性のあるカシミヤセーターなどがあると安心です。

基本的に乾燥期なので、蒸れを心配するよりも保温に気を使い、「暑ければ脱ぐ」服装が調節もできて便利でしょう。

九州の博多と鹿児島では3月末のゴルフの服装は違って当然!

そして九州全域も関西同様に、3月末の北部と南部では違います。

北部の大都市である福岡周辺の最高気温は、関東や関西の最低気温と同じ程度です。

この原因は北から吹き込む風にあり、ゴルフ場でも風が吹くと震えるような寒さを感じることになります。

厚手のセーターにダウンベストのような、真冬の服装を準備したほうが良さそうです。

また服装だけではカバーできない場合を想定して、貼るカイロなども事前につけておいて、暑くなったら外すようにしましょう。

南部で昔新婚旅行先として人気だった日南海岸のある宮崎では、関東周辺と同じくらいの気温ですが、雨が少なく温かい日光で気温以上に温かさを感じることができます。

南端の鹿児島ではさらに気温は高くなり、セーターは必要なくなります。

特に3月下旬になると夏の気温と変わらなくなりますので、半袖を用意しておくと良いのではないでしょうか。

ただし桜島の状態によっては、表面がサラサラして粉塵を払い落とせる服装のほうが良いかもしれません。

こうしてお話してきたように、長い日本列島では、ゴルフ場が雪に覆われているところもあれば、夏真っ盛りというところもありますので、行く先に合わせた服装を準備しておきましょう。

ゴルフ場での3月末の服装は「もしも」を考えて準備しよう

3月末のゴルフ場で適している服装は、寒ければ重ね着できて、暑ければ脱ぎやすいものです。

また春先の雨は身体を冷やすので、いつ降っても良いようにレインウェアは必ずバッグに入れておきましょう。

そしてもっとも大切なことは、プレーするゴルフ場の所在地に合わせることです。