ゴルフのラウンドで消費するカロリーってどのくらいなの?

最終更新日:2018/07/22

ゴルフはスポーツの中でもあまり激しく動くイメージがないかもしれません。

しかしラウンドの後はそれなりに疲れるものです。

特に夏のラウンドで流す汗の量はすごいです。

1回のラウンドで4~5時間かかりますが、カロリーの消費量は一体どのくらいなのでしょうか。

ゴルフカートを利用したラウンドでのカロリー消費

ゴルフ場によってラウンドスタイルは様々です。

ですからラウンドのカロリー消費量は「コレ」と一言には言えません。

一般的、そして主流となっているのが電動カートを利用したラウンドですが、そうなるとあまりカロリーを消費していないように感じませんか?

しかし初心者ゴルファーのように打ったボールが右へ左へと飛んで行くと、歩数が増えて消費カロリーも必然的に増えます。

そうは言っても電動カートに乗っての移動も多いので、そこまで大きな差は出ないでしょう。

しかしラウンドで消費するカロリーは何もプレーでだけではありません。

ラウンド中に自分や同伴競技者のボールを探しに行ったり、電動カートからボールの場所まで歩いていったり、プレー以外にも動くことはたくさんあるからです。

特に初心者ゴルファーとのラウンドでは、中~上級者のサポートが必要となるので、普段のラウンドよりも動く量も増えるものです。

ゴルフラウンドでのカロリー消費は、歩くこととゴルフスイングをすることだけではないのです。

実際のゴルフラウンドで計測した消費カロリーは

では一般的なスタイルのゴルフラウンドでの平均的な消費カロリーはどのくらいなのでしょうか。

まずは一般的なゴルフラウンドのスタイルを挙げておきます。

①電動カート使用
②スイング1回を1キロカロリーの消費とする
③距離は歩数計測器により測定

②に関しては、人によって消費カロリーに差があるのですが、平均値である1キロカロリーとします。

1ラウンドで歩く歩数は、約15000歩で、距離にして約10km。

ウォーキングの速度で歩いた場合で、約580キロカロリー消費したことになります。

そして65回のゴルフスイング(パッティングを除く)で、65キロカロリー消費したことになります。

合わせると、1ラウンドで645キロカロリー消費したことになります。

これに他の動作でのカロリー消費を考えると、1ラウンドで約700キロカロリーすることになるでしょう。

またゴルフコースの形状によっても差がでます。

激しい丘陵コースだと更に消費カロリーは多くなります。

歩いてのゴルフラウンドでの消費カロリーは

先に話したように、ゴルフ場によっては18ホール歩いてのラウンドをするところもあります。

当然電動カートを使用してのラウンドとでは消費カロリーは大きく変わります。

歩いてのラウンドでの消費カロリーは、電動カートを使用した際の消費カロリーの倍になります。

故に、1回のラウンドで約1300キロカロリー消費するのです。

これは運動量としても、ダイエットとしても大きな効果となります。

ただ、あまりカロリーに関して興味を持ったことが無い人はいまいち分からないでしょう。

そこで、分かりやすくランニングやウォーキングの消費カロリーと比べてみましょう。

まず1時間のランニングでの消費カロリーは470キロカロリーです。

また1時間のウォーキングでの消費カロリーは260キロカロリーです。

そうなると3時間弱ランニングするのとゴルフラウンドは変わらない消費カロリーと言うことです。

このように比較してみると、歩いてのゴルフラウンドの消費カロリーが高いと言うのが理解できるでしょう。

ラウンドだけでなく練習での消費カロリーも大きい

ゴルフラウンドをした時の消費カロリーが高いのは理解できましたが、そうそう頻繁にラウンドに出かける人はそういないはずです。

実はゴルフラウンドだけでなく、素振りや打ちっぱなしの練習でもかなりのカロリーを消費します。

もちろん練習量や練習内容によって消費カロリーは全く異なるので、素振りや打ちっぱなし練習でどのくらいカロリー消費するかは挙げることができません。

しかしゴルフスイングをする身体をイメージしてみてください。

ゴルフスイングでは身体全体を使います。

ですから素振りをするだけでも筋肉を鍛えることができます。

また打ちっぱなし練習でも同様のことが言えます。

素振りと違い実際にボールを打つので、インパクトの瞬間に更に筋肉を使うことになるでしょう。

練習場で打つボールの量は平均で100球です。

消費カロリーとしてはゴルフラウンドのように高くはないかもしれませんが、その分筋肉を使うので総合的な運動量としては大きいです。

もちろん、よりカロリーを消費したい人は、練習後に筋トレやランニングをすることをオススメします。

実際ゴルフはダイエット効果大!

ゴルフラウンドによる消費カロリーが高いだけでなく、素振りや打ちっぱなし練習場での練習でもそれなりの消費カロリーがあることが分かりました。

また消費カロリーがあるだけでなく、ゴルフスイング自体が腹筋や背筋などの体幹を鍛える効果があります。

相対して考えると、ゴルフをすることでダイエット効果があると言うことになりませんか。

ただし、週に1度だけの練習や月に1度だけのラウンドでの効果は当然期待はできません。

それなりの練習量とコンスタントに行うゴルフラウンドをこなしての話になります。

ゴルフスイングは捻転を必要とします。

腰を回転させることで、女性が気にすることの多い腰回りへの効果が期待できます。

意識して腰の筋肉を使うことで腰のくびれができ上がるでしょう。

女子プロゴルファーのツアーの解説等で良く体重の話になります。

体重を増やす必要があると話すことがありますが、それは「太る」と言う意味で言っているのではなく、「筋肉をつける」と言う意味で言っているのです。

ゴルフは激しいスポーツではありませんが、それなりの筋力が必要になります。

脂肪よりも筋肉の方が重いので、体重を増やすと言う話になるのです。

ゴルフラウンドもゴルフスイングも意識することが大事

ゴルフラウンドをしていても電動カートに頼らずに、意識して歩くようにしましょう。

もちろん右往左往してしまうような初心者ゴルファーが意識して歩くようにしてしまうと、レイトプレーになってしまうのでオススメしません。

しかしある程度ショットが安定している中~上級者の人は、なるべく歩いてラウンドをすることでカロリーを意識的に消費することができます。

ゴルフスイングでも同様のことが言えます。

普通にスイングするのではなく、どの筋肉をどのように使っているのかを意識しながら行ってください。

そうすることで全体の筋肉をしっかりと使いカロリーを消費できます。

また意識的に筋肉を使うことによって力強いスイングや体幹を安定させたスイングができるようになります。

カロリーを消費するだけでなくスイングも安定するようになるはずです。

どちらも意識して行うことでゴルフ上達にもつながるのです。

せっかく大自然の中で楽しくプレーするのですから、同時にダイエット効果、そしてゴルフ上達に役立つラウンドを志してください。

ストレスのないゴルフラウンドで効果倍増

プレーする際にミスショットのたびにイライラしている人を見かけることがあります。

プロゴルファーでもミスショットをすることはあるのがゴルフです。

そのミスをどう減らすか、またミスをどうリカバリーできるかもゴルフの楽しみの一つなのです。

ストレスを感じると血行も悪くなり、運動をしていてもカロリー消費が激減します。

ゴルフを楽しむこと、それがゴルフ上達にもダイエットにも効果があるのです。