ゴルフの結果をスコア管理すると、次回以降のプレーに活かすことができます。
もちろん手書きのデータでも問題はありませんが、パソコンに入っている表計算ソフトのエクセルを活用すれば、色々なことができるのでおすすめです。
そこで今回はエクセルを使ったスコア管理法と活用法を紹介します。
エクセル簡単にできるゴルフのスコア管理とは?
ゴルフのスコアを小まめに集計して、今後の練習に役立てたり、コースマネジメントの資料にしたりと活用することができます。
以前はコースごとにスコアカートを束ねて、表書きに集計表を使ったものです。
数値だけではなく、バンカーや池の配置の詳細や、時季によってのコースコンディションの評価などを書き入れることで、次回のラウンドの参考になったものです。
しかし今は集計表を使ってまでスコア管理をしている人はいないでしょう。
1人1台パソコンがある時代ですから、わざわざ手書きと手計算で集計しなくても、パソコンソフトのエクセルで簡単にできるからです。
もっとも「エクセルを使えない」という人がいないわけでもありません。
それでも文字入力ができれば、集計のための文字と数字は入力できるはずです。
これだけでも手書きよりは綺麗に見ることができますし、あとから加筆することもできるので便利なはずです。
打ちこんでいるうちに、表の作り方や関数を使った自動計算も入れることができるでしょう。
そうなればグラフを使った分析ができるので、平均スコアやパーオン率などを図で確認できるようになります。
エクセルを使ったゴルフのスコア管理は感情も入れられる
エクセルを活用してスコア管理を行えば、入力したデータの分析に役立てることができます。
ここで大事なことは、正しいデータを入力することです。
正しいデータとはグロスやパター数の数値だけではなく、感覚的な部分も重要になります。
例えば「難しい感じがするホール」を実際のデータでみると、パーやボギーが並び、そう大きくオーバーしていないことがあります。
難しいと感じたことから、アイアンでティーショットをして、グリーン手前で刻み、3オン1パットを狙っていったとしたら、そのデータを一緒に残すことと、「難しい」という言葉が必要です。
このようなコメントをつけることで、単なる数値の集計だけではない、中身のあるゴルフのデータが作られることになります。
エクセルに慣れてきたら、「挿入」から作成した画像を取り込み、ホールの要注意点などを図解すると、見返す時に一目瞭然で分かりやすいデータとなるはずです。
エクセルにプチメモを入れるスコア管理がゴルフ上達に繋がる
エクセルによる実際のデータ入力について考えてみましょう。
ゴルフのスコア管理には、コース名、日時、天候、各ホールのパーの入力が必須です。
いわゆる基礎データを入力しておくことが大事ですが、暑ければ気温、風が強ければ木の揺れ具合、落ち葉によるロストボールなどの補足も加筆してきたいものです。
データ数値入力は、ホール毎のスコアとパター数です。
これに1打目のフェアウェイキープをスコアカードに記しておけば、それも入力します。
この入力によって自動計算で算出される数値は、グロスのスコア、パット数、パーセーブ率・バーディー率・ボギー率・パーオン率などが求められます。
一般的にはこれだけ数値と解析のデータが揃えば十分です。
あとは出てきたデータの活用法ですが、これはゴルフの技量や目標とするレベルによって違いがあるでしょう。
高い技量やレベルを求めるなら、数値以外のプレイメモを入れたり、コースの略図とショット位置を入力します。
エクセルで作ったスコア管理をゴルフに活かす方法
エクセルでゴルフのスコア管理をする場合、入力の手間よりもデータをどう活かすかが問題です。
数字を眺めるだけではゴルフは上手くなりません。
バーディーを狙って攻めた結果、ダブルボギーになったとしたら、そこには理由があるはずです。
それをデータとともにプレイメモとして残さないと、今後に繋がるためのデータとしての意味はありません。
もしスコアカードのホールレイアウト図が表示されていれば、その上にボールの軌跡を書き入れましょう。
黒丸と線だけで表し、ゴルフコースのレイアウトが表示されているサイトのホール図をコピーして、エクセルに挿入します。
まずは黒色で点と線でボールの軌跡を表します。
次に理想とするボール軌跡を赤色で表し、活用できるデータ作りをします。
こうすることで数値だけでは分からない、実践的な図とコメントによって質の高いデータができあがります。
さらに精度の高いデータとするのであれば、ファーストパットの概算距離をスコアカードに書き入れておけば、無理をしてパーオン狙いをするよりも寄せワンのほうがリスクは少ないと判断できる場合もあります。
エクセルとアプリのどちらがゴルフのスコア管理に向いてる?
データを集める時はより細かく、データをグラフ化する時はより簡単に分かりやすくすることが大切です。
数値を基にしたデータ入力をすれば、エクセルは棒グラフや円グラフで表示することによって、対象のコースのデータを図で比較することができます。
また数本の折れ線グラフで表し、さらに補正すれば平均的なスコアも分かり、得意なホールと苦手なホールがひと目で分かります。
細かなスコア管理によって表されるデータは、分析された図を見て理解する程度で十分役に立つでしょう。
そして補足のコメントを見ながら、過去の記憶を呼び起こして、次回のラウンドに役立てることができます。
ただしエクセルを使ったことがない、またはパソコンの表計算作成は苦手という場合は、エクセルを管理するマイクロソフトのテンプレートに、「ゴルフスコアカード(グラフ付き)」が用意されていますので、それを活用しましょう。
アクセスしてテンプレートをダウンロードするだけで、すぐに活用することができます。
クラウドを活用してエクセルのスコア管理をゴルフ場で見る
エクセルで入力したデータは、パソコンの中だけで活用してはもったいないものです。
いまはゴルフ場の中でもネットが繋がる時代ですから、スマホがあればスコア管理しているデータを見ながらプレーすることができます。
プロゴルファーが次のアドレスを取る前に、コースメモを見ながら攻める方法を考えるように、エクセルのデータをコース内で活用できます。
入力データをパソコンの中だけで保存するのではなく、クラウドで保存して共有すれば、スマホなどで見ることができます。
コースでは細かな数値を確認するよりも、グラフの分析結果とコメントによる注意事項を確認するほうが役に立つでしょう。
またデータに裏づけされたボールの軌跡も、図解によって理想とするボール運びが確認できます。
当日の天候や芝などのコースコンディションによっても違いはありますが、補正されたデータから導かれた、理想のボール運びこそがスコア管理の目的とするものではないでしょうか。
あとはそのデータを活かせる技量を磨くだけです。
エクセルで作ったスコア管理をゴルフの予約にも活用
できるだけ正しいデータを詳細に入力することで、エクセルによるスコア管理は活かされることになります。
あとはゴルフ場の天候や芝の状況も入れておくと、スコア分析以外の面でも役に立ちます。
またコースコンディションの状態も分かるので、データからもっとも良い時期を選んで予約することにも役立つでしょう。