ゴルフは健康に良いのは本当?健康に及ぼす効果とは一体!?

最終更新日:2018/05/05

ゴルフと言えば、老若男女楽しめるスポーツ。

取り組み方にもよりますが、程良く動くスポーツであり、激しく動くスポーツでもあります。

どちらにせよ、健康に与える影響は少なくありません。

そんなゴルフは、私たちの健康にどのような効果を及ぼすのでしょうか。

健康に直結する運動不足

先日あるテレビ番組のアンケートで、運動不足と感じている人が70%近くいました。

やはり仕事をしていると定期的に運動をするのはなかなか難しいのかもしれません。

そこで筋力をつけるなど本格的に運動したい場合は、入会金を払ったり、月々の会費を払ったりしてジムなどに通う必要があります。

しかしお金だけ払って、なかなかジムに通えなかったと言う経験のある人もいることでしょう。

運動不足は、様々な体調不良の原因になり、良いことは何もありません。

ですから自身の健康のためにも、上手く時間を作ったり、努力したりして生活の中に上手に運動を取り入れなければなりません。

まず草野球やフットサルは人気もあり、サークル等があるので始めやすいです。

しかしそれなりの運動量があるので、久しぶりに動く人にとってはきつくてついていけない場合もあります。

そこで注目したいのが、老若男女楽しめるスポーツと言われるゴルフです。

激しいスポーツのイメージのないゴルフですが、どのような健康効果があるのでしょうか。

ゴルフラウンドで健康のためのウォーキング効果

健康のために一番良い運動はウォーキングと言われています。

もちろんランニングも良いのですが、血糖値が上がるので、合わない人も中にはいます。

そうったことから健康のために毎日欠かさずウォーキングをしている人もいるでしょう。

しかしただ歩くだけでは飽きてしまい、なかなか続かない人もいるのが現実です。

そこでウォーキングは長続きしないと言う人にはゴルフがオススメです。

ゴルフラウンドでは、結構な距離を歩きます。

日本のゴルフコースの平均距離は、約6200ヤードと言われています。

しかし全てがナイスショットと言うわけではないので、アベレージゴルファーが横道に反れることも考えると、歩く距離は約10kmになると言われています。

初心者ともなるとそれに加え傾斜のある場所を歩くこともあります。

このようにゴルフラウンドだけで健康のためのウォーキング効果は得られるのです。

もちろんゴルフカートを使用した場合は、歩く量も減りますが、健康を意識したいのであれば、スロープレーにならないよう気をつけながら、なるべく歩くようにしましょう。

ゴルフへの向上心が健康に繫がるトレーニング効果を生む

ゴルフを始めて少しずつ上手くなってくると、飛距離を伸ばしたい!

スコアを伸ばしたい!

もっと上手くなりたい!

このように向上心が出てくる人が多いです。

そうすると、ゴルフ上達のため筋トレやストレッチ、ウォーキングやランニングなど様々なトレーニングに励むようになります。

こうした筋トレやランニング、ウォーキングは新陳代謝を良くします。

またストレッチは長く、毎日続けないと効果が出ません。

滑らかなスイングを手に入れるために、練習やラウンド前後、風呂上がりなど毎日続ける人もいます。

ゴルフ上達のためにがんばる様々な運動が、副次的な健康効果を期待できるのです。

もちろんゴルフにはゴルフに必要なトレーニングがあります。

しかし筋肉のつけすぎはゴルフにとって逆効果になる可能性もあります。

ゴルフ上達のためにトレーニングをするのであれば、ゴルフでの筋肉や体の使い方を理解し、ゴルフのための正しいトレーニングをするようにしましょう。

いづれにせよゴルフへの向上心は、ゴルフだけでなく自身の健康にも良い効果をもたらすので良いこと尽くめです。

ゴルフは認知症予防の効果もある

ゴルフは先に話したように、筋力や体力的な面での健康効果もありますが、実は認知症も予防できる脳トレスポーツと言われています。

脳で一番重要な働きをするのは「前頭葉」です。

前頭葉とは司令塔の役割をしています。

そして脳の老化は司令塔である前頭葉から始まります。

脳の老化が認知症に繫がるのですが、実はゴルフは前頭葉を刺激して活性化させると言われています。

ゴルフはスイング1つ取っても、1回のスイングだけでも頭の中で理想のスイングをイメージしたり、そのイメージ通りのスイングをするためにどうすれば良いのか考えたりします。

1回スイングするだけでも前頭葉は激しく活動するのです。

またパッティングでも、スイング同様イメージをし、その上カップまでの距離や芝の状態や目、風の影響など沢山のことを考えます。

そして1ホール毎にコースマネジメントやスコアマネジメント、リスクマネジメントと考えること盛りだくさんです。

これらのようにイメージしたり、考えたりして脳を活性化するのが認知症予防に効果があると言われているのです。

しっかりと管理しないとゴルフで命を落とすかも

ゴルフは体や脳にと健康効果の良いこと尽くめではあるのですが、ゴルフをするにあたり、自己管理をしっかりしないと命を落とす危険性も潜んでいます。

ゴルフは、プレー中の突然死亡率が最も高いのです。

特に気をつけなければならないのが、夏のラウンドです。

ゴルフ場は日陰がほとんどない上に、炎天下の中ハーフ2時間前後プレーしなければなりません。

ですから「熱中症」に気をつける必要があります。

十分に水分を準備し、ラウンド中はこまめに水分を摂るようにしましょう。

2ホールで150~200cc位の水を飲むと良いと言われています。

水でも良いのですが、熱中症対策としてはスポーツ飲料の方が理想的です。

次に気をつけなければならないのが「心筋梗塞」です。

激しい運動のイメージがないため、準備運動もせずにラウンドを始める人が多いです。

しかし準備運動もなく、ボール地点までの傾斜のある場所を歩くと、心拍数や血圧が上がり、心臓への負担はかなり大きいので危険です。

健康効果の高いゴルフも、自己管理をしっかりとしないと危険が伴うことを忘れないでください。

健康のためのゴルフで健康を害さないで!

腰や肩、手や首、膝などを痛めているゴルファーは結構多いです。

健康管理等をプロに任せているプロゴルファーでさえ、故障を抱えることもあります。

当然プロゴルファーは、練習で1日に数百球打ち込んだり、オーバーワークをすることもあるので、どんなに管理していても痛める可能性はあります。

しかしアマチュアゴルファーでそこまでオーバーワークをすることは少ないでしょう。

それなのに故障してしまうと言うことは、健康管理が上手くできていないと言うことです。

健康のためのゴルフで健康を害してしまったら本末転倒ですよね。

ですから故障しないためには、ウォーミングアップとクールダウンのストレッチをしっかりと行うことです。

それは練習の時も、ラウンドの時も欠かさず行うようにしましょう。

ストレッチはゆっくり、そして無理の無い動作をすることが大事です。

またストレッチ運動は続けることで効果を発揮するので、お風呂上がりや空いた時間に少しの時間でも良いので毎日取り入れると良いでしょう。

健康のため、ゴルフのため、自分のため

運動強度としてはあまり高くないと思われがちなゴルフですが、様々な運動効果があります。

健康のためにゴルフを始め、ゴルフのためにトレーニングを始め、トレーニングのために健康管理を始める。

ゴルフを始めること、そして真剣になることで、プラスの効果がたくさん働きます。

無理は良くありませんが、長く続けられるように自分のペースで取り入れられることからやっていきましょう。