元世界No.1プレーヤーで、アメリカツアーと欧州ツアーの両方で賞金王になった事のあるルークドナルド。
彼のスイングは、無理がなく自分の体の特徴や体力を生かした無駄のないスイングと言う事が動画を見ると言えます。
特に腕と体が一体化されたスイングは見る者を魅了します。
フォロースルーも素晴らしく、良いスイングの結果をフォローに見る事ができます。
では、ルークドナルドのスイングのどこが素晴らしいのか見ていきましょう。
ルークドナルドのスイング動画は多いので、色々な角度から見られる
ルークドナルドは元世界No.1プレーヤーだった事もあり、彼のスイング動画は実にたくさん見る事ができます。
スイング解説の動画もあり、ルークドナルドのスイングを細かく分析できたりもします
彼のスイングは、無駄な力みが一切感じられず、己の体力や体つきを生かしたスイングと言えます。
無理に飛ばそうとするのではなく、クラブに仕事をさせる、そんなイメージのスイングと言えますね。
また、ルークドナルドはパッティング技術も素晴らしく、世界ランク上位にいるのはこのパッティングが素晴らしいからとも言えます。
昨今、おしなべてアメリカツアーは飛ばし屋のパワーゲームの様相を呈していますが、ルークドナルドの様に飛ばす事よりもショートゲームの巧者がツアーで勝てるという事は、ゴルフが飛ばしだけではない事を表しています。
特に、パッティングは年間を通して上位の位置にいなければシード権を維持する事は困難となる為、勝てる、勝ち続ける選手と言うのはルークドナルドの様にパッティングの名手だったりするのです。
ルークドナルドの後方からの動画を見るとオンプレーンスイングだ!
ルークドナルドのスイング動画で後方から撮影されその動画をスローで再生された物を見ると、曲がる要素がないオンプレーンスイングだという事が分かります。
バックスイングからインパクトまで、きっちりルークドナルドなりのオンプレーンをなぞっており、ダウンスイングでシャフトが寝たり、変に外から入ったりしていない事が分かります。
このスイングプレーンでいつも振れていればボールは曲がりませんね。
ルークドナルドは無理をして飛ばそうというスイングをしない為、恐らく多少調子の悪い時でもこのオンプレーンスイングをもってスコアをまとめる事ができると思われます。
ゴルフスイングは腕や手に力が入ると必ずと言って良いほどこのオンプレーンからクラブが外れます。
ルークドナルドの様にいつもリラックスした状態でスイングすれば、このオンプレーンからクラブが外れる事がなくなります。
彼の後方からのスイング動画は、ゴルフクラブをいかにして振ればよいのかと言う事が分かる動画と言えます。
ルークドナルドのスイングリズムは曲がらないショットを打つには最高
ルークドナルドのスイングは、アドレスからフィニッシュまで無理のないスイングと言える事です。
スイング中力むような部分は見当たらない為、毎回スイングリズムがしっかり確立していると言えます。
アベレージゴルファーは普段練習であまり意識しないと思いますが、スイングリズムをいつも一定にするのは非常に重要で、裏を返せばスイングリズムが毎回違う様なスイングではスコアを安定させる事はできないと言えます。
よく練習方法に、イチ、ニ、サンの3テンポでしかもゆっくり振ると良いと言われていますが、ルークドナルドのスイングはこのリズムがいつも一定です。
また、クラブによってリズムが変わる事もなく、長いクラブでも短いクラブでも同じリズムな事が素晴らしいですね。
これは、昔岡本綾子プロのスイングリズムがドライバーからパターまで全て同じと言われていた事と同じです。
今でもその動画が残っていますね。
トップで活躍できる様なプロのスイングは毎回同じで、変わらないという事が言えます。
皆さんも、振る事ばかりでなくスイングリズムに意識を向けてみてはいかがでしょうか。
ルークドナルドのスイング、ミズノアイアンにマッチしている事が分かる
ルークドナルドがアドバイザーを務めているミズノアイアンですが、ミズノMPシリーズアイアンはルークドナルドのスイングにマッチすると言えます。
一般的なクラブと比べて、ミズノMPシリーズアイアンは小ぶりで、取り回しが効きやすい反面、少し難しいクラブです。
しかし、ルークドナルドのスイングはコンパクトで、コントロール重視の為こういったアイアンが合います。
彼自身もクラブ製作に携わった事もあるミズノMPアイアンですが、コントロールショットを重視するルークドナルドのアイアンショットとはベストマッチするクラブと言えるかもしれません。
また、動画でミズノのクラブについてルークドナルドがコメントしている物がありますが、彼のミズノアイアンへの高い信頼を見て取る事ができます。
特にボールを打った時の感触、打感についてはルークドナルドに限らずトッププロが最もこだわるポイントですが、ミズノMPアイアンの打感のすばらしさについての動画もありますね。
ルークドナルドの様なスイングができるなら、小ぶりなヘッドのアイアンをオススメします。
ルークドナルドのスイングテクニックを動画に見る
ルークドナルドは無理をして飛距離を稼ぐ必要がないコースマネジメントをしています。
これは、グリーンを外しても怖くないテクニックがあるから、飛ばしに頼る必要がないとも言えます。
彼のアイアンスイングを動画で見るとショットメーカーという事が良く分かります。
アメリカや欧州ツアーの過酷なコースセッティングでは、少しでも前に飛ばして短いクラブで寄せたいというインセンティブが働くのが普通です。
しかし無理をして飛ばしに行き結果難しいショットを強いられるのなら、ティーショットを次打が打ちやすい所へ置きにいき、セカンドショット以降で寄せるという事をマネジメントする様なルークドナルド式のマネジメントもあります。
この様なコースマネジメントでは、ミドルアイアンより長いクラブの精度をあげる必要があるのですが、ルークドナルドはここにショートゲームの上手さも際立った物があります。
さらにパッティングもトップレベルの腕を持っており、無理して飛ばさなくても勝てるゴルフができる程にルークドナルドのスイングやコースマネジメントは素晴らしいと言う事ができるのです。
アマチュアはルークドナルドの様なスイングをすると良い
パワーが無くても真似できそうなスイングと言えるルークドナルドのスイングですが、彼のスイングは多くの動画があるので、アマチュアゴルファーも積極的に真似したいスイングでしょう。
特に無理に飛距離を稼ごうとしないスイングは大いに参考となり、腕に力を入れて飛ばそう、飛ばそうとするアマチュアゴルファーはルークドナルドのスイングの要素を取り入れると良いですね。
また、ルークドナルドのスイングは、無理に飛ばそうとしない反面、クラブを扱う手元の使い方が非常に上手いです。
腕を大きく振らなくても十分な飛距離を得られる事がルークドナルドのインパクトゾーンを見ると分かります。
クラブヘッドが手元がを追い越していくまでスイングが待てる、いわゆるスイングの間が動画のスロー再生で分かると思います。
トッププロはクラブに仕事をさせる様にスイングを作り上げており、ルークドナルドのスイングは特にこの間が優れているのです。
一生懸命腕を振って脇が開いてしまうゴルファーには参考となる動きですので、真似してみてください。
ルークドナルドはスイングもマネジメントも超一流
ルークドナルドはスイングもさることながら、コースマネジメントも一流と言えます。
グリーン周りからのショートゲームが上手いので、無理をするようなゴルフをしない選手の1人です。
一見、飛ばし屋は華やかでツアーを見る者を魅了しますが、結果的にルークドナルドの様な選手が強いのがゴルフというスポーツであり、このスポーツの面白さと言えます。
パワーゲームとは対極のゴルフスイング、身につけたり参考にしたいものですね。