アイアンの飛距離アップを図る方法、動画で力の伝え方を学ぶ

最終更新日:2017/07/16

アイアンショットが番手通りに飛ばないゴルファーの悩みはもちろん飛距離アップですよね。

アイアンショットが思う様に飛ばないゴルファーのスイングは、大体インパクトでボールに体重を乗せられない事が原因です。

動画ではインパクト時、手元がボールより先行してクラブヘッドが手元より後ろの位置でインパクトしています。
この形が正しいインパクトと言えます。

では、飛ばないゴルファーのインパクトはと言うと、手元とボールの位置が同じかやや手元が後ろのケースが多いですね。

今回は飛距離アップを図る為のアイアンショットの正しいインパクトについて見ていきましょう。

アイアンショットの飛距離アップを図るため先ずは正しいアドレスを

アイアンショットが飛ばない、正しくインパクトでボールが当てられないスイングというのは、大体アドレスの構え方を間違えている事が多いです。

これは、アイアンのフェースにどの様にボールが当たればちゃんと飛ぶのかを理解していない為とも言えるのですが、正しい知識が無いが故にアイアンショット時のアドレスも間違っているケースが散見されます。

アイアンショットは飛ばすスイングではない為、アドレス時に右足ウエイト(右打ちの場合)の比率を大きくする必要はありません。
飛距離アップの為に右足ウエイトを大きくするのなら、クラブの番手を上げればよいだけです。
つまり同じ番手で更に上の飛距離を目指す必要は無いのです。
改めてゴルフクラブがなぜ14本なのかを理解しましょう。

ロングアイアンを除いてアドレス時のウエイトは左右の足に均等で問題ありません。
また、アイアンショットはボールを上から捉える必要がある為、右足にウエイトの比率が大きいと上から打ちにくくなります。
そして、構える手の位置もボールのやや前方にて置きます。

こうしてアドレス時にアイアンショットの正しい構えをしておけば、番手通りの飛距離を得るスイングが可能になるはずです。

動画でスイングを見て、正しいアドレスができているか確認しましょう。

アイアンショットの動画を参考にして飛距離アップの練習をする

アイアンの飛距離アップの方法は、正しい打ち方ができているのであれば、他のクラブと同じになります。

ドライバーでもアイアンでも、飛距離アップさせようとすればヘッドスピードを上げるしかありません。
筋力を上げる為のトレーニングや下半身強化する必要があります。

しかし、スイングが間違っているのであれば、正しいスイング、インパクトの方法を行うだけでアイアンショットの飛距離アップは可能です。

アイアンショットの正しいインパクトは、ボールを打ってからその先のターフが取れます。
ボール下のターフではありません。

よく初心者の方がプロのアイアンショットを見て、ダフらせて打っていると勘違いされる方がおられますが、正しくはボールの先のターフが取れているのです。

このボールの先のターフを取るスイング、正しく体重移動できなければほぼ不可能となります。

スイングの最下点がボールの先になる必要があるのですが、アドレス時に構えた場所より最下点が左になる為には、左方向に体重移動させる必要があるのです。

アイアンスイングの最下点については動画でも多く紹介されており、クラブヘッドの動かし方について練習方法が見れます。
バックスイング、ダウンスイング、フォロースルーと正しく体重移動できればボール先のターフを取る事は、そう難しくはありませんよ。

アイアンを飛距離アップさせる動画を見てスイングを壊す

飛距離アップの為のアイアンショットを撮影した動画を見て、スイングを壊すゴルファーがいます。

この手の動画は7番アイアンで200ヤードなど、アマチュアゴルファーにとって全く不要な飛距離を追及した物だったりするからですね。

ゴルファーの皆さん、よく考えてみてください。
7番アイアンで200ヤード必要でしょうか。

アイアンに限らずゴルフクラブは狙ったターゲットに対して、いかに正確に飛ばすのかを競うゲームです。
飛べばよいという物ではありませんよね。

確かに飛距離があるのはアドバンテージとなります。
しかし、プロゴルファーでもないアマチュアが毎日練習できない環境で、いつも正確に遠くまで飛ばす事ができるでしょうか。

アイアンの番手が求める標準的な飛距離が出せれば十分と言えます。
いつもアイアンをフルスイングする様なゴルファーは上手くなれません。
特にアイアンは何ヤード飛ばせるのかではなく、何ヤードなら正確に飛ばす事ができるのかが大切です。

アイアンを飛距離アップさせるために、低い球を打つ練習を繰り返す

アイアンショットの精度と飛距離アップを図りたいなら、7番アイアンで低いボールを打つ練習がオススメです。

アイアンショットをミスする大半の原因となるのが、ボールを上げようとする事。
ボールを上げようとすると右肩が下がってダフリの原因となります。
もしくはダフる事が嫌で下半身が伸び上がったり、手が浮いてしまい今度はトップしたりします。

これらを防止する練習方法として、アイアンで低いボールを打つ事をしてみてください。決してボールを上げる必要はありません。
野球のバッティングでいう所のセンターライナーのイメージと言ったらよいでしょうか。
この練習の良い所は、ボールを低く打ち出す為にアイアンフェースが構えた時よりも立って当たります。
フェースが立つという事は、手元が先行する形となるので、アイアンショットでの正しいボールを捕まえる動きにつながります。

また、高いボールを打とうとしない為、スイング中比較的右肩を高い位置に維持できます。
右肩が下がらない為、ダフる心配がなくなるのですね。

自分のスイング動画を飛球線後方から撮影して、低いボールを打つ時の体の動きを見てみてください。
飛距離アップの参考になるはずですよ。

アイアンはインパクト時、手の角度が少なくなる事を動画で観る

アイアンショットはインパクト時、アドレスで構えた時のロフト角度よりも立ってボールに当たります。
この事がボールが風に負けず遠くに飛んでいく理由になるのですが、この動きは正面からの撮影動画をスローで見る事により確認できます。

アドレス時左手の甲には角度が付いていますよね。
ところがインパクト時はこの左手の甲の角度がなくなり、ほぼ真っ直ぐな状態になっています。

普通にクラブを持ちグリップして、左手甲を伸ばすとアイアンフェースは立ってかぶる形になります。
正にインパクトではこの形で当たり、これがアイアンの飛距離アップの秘密となるのです。
アドレス時のロフトよりも少ないロフトで当たるからこそ、ボールは飛ぶのです。

そこで一点、フェースがかぶるので左に引っ掛けるイメージを持たれると思いますが、ゴルフスイングは左腰が開いた状態でインパクトを迎える為、ちょうどフェースはスクエアの状態でインパクトされます。
逆に開かないと引っ掛けたボールになるということ。
ゴルフスイングにタイミングが重要と言われる理由がここにあります。

アゲンスト下でのアイアンの飛距離アップの方法にやはり動画が役立つ

ゴルファーの皆さんの苦手な状況、それはプロ、アマ問わずアゲンスト下のアイアンショットではないでしょうか。

アイアンはボールが上に上がりやすく、アゲンストの影響をもろに受けてしまいます。
こうしたアゲンスト下でプロが行うショットとして、スティンガーショットやパンチショットがあります。

ただ、タイガーウッズのスティンガーショットは真似が難しいので、アマチュアでもできるパンチショットを動画で見ましょう。

パンチショットはアゲンスト下では非常に有効なショットで、ボールは低く風の影響を受けにくいショットと言えます。
打球も低い為、ボールが地面に落ちるスピードも早く、その分OBになる確率も極端に低くなります。

打ち方も簡単で、アドレス時にボールを右寄り(右打ちの場合)に置くのですが、ちょうど両足の真ん中位に置き、トップをコンパクトにしてフォローを取らずにスイングするだけです。
あおったり、ボールを上げようとする動作は不要です。
8割位でスイングします。

元々パンチショットは飛距離アップではなく、飛距離ダウンする打ち方ですので、その分距離を見ておく必要があります。
球筋もフェードになります。

強いアゲンスト下でパンチショットを打てるようになれば、強力な武器になるので是非とも習得してみてください。

アイアンショットが飛ばない理由。そもそもクラブとスイングを知らないから

アイアンショットが飛ばないゴルファーの多くがゴルフクラブの使い方とスイングのメカニズムを理解できていない事が挙げられます。

アイアンフェースのロフト角度はインパクトでアドレス時よりも立った状態になる為、強いボールが打てるのです。

逆にアドレス時のロフト角度で当たったら、ボールは弱々しく高く上がるだけとなり、ボールの先のターフも取れません。

こうしたアイアンショットのメカニズムを理解する事がゴルフを上達する上で重要になります。