息苦しい原因は何?深呼吸がつらい。解決策・予防法まとめ

最終更新日:2017/06/03

深呼吸をした時に息苦しい・・と感じる原因は何が考えられるのでしょうか?

考えられる病気は色々ありますが、現代社会にストレスを抱えている方、たくさんいらっしゃいますよね。

ストレスなどが原因の自律神経の乱れは多くの方が体験しているのではないでしょうか。
自律神経が乱れているとメンタルが安定せず、ゴルフスコアがまとまりませんから、この記事を読んで自律神経を整えましょう。

深呼吸をした時に「息苦しい」「胸が苦しい」症状の原因とは

息苦しいという症状には以下の3つのパターンがあります。

①呼吸が早くなり息苦しいと感じること。
②呼吸が浅くなり、深呼吸をしようとしてもできなくなること。
③喉が締め付けられるような感覚で息ができないこと。

このような症状が続く場合は次のような病気が考えられます。

1)深く早い呼吸が特徴の過換気症候群。
突然呼吸困難になる恐れがあるので要注意です。

2)酷い咳が特徴の喘息。
埃やタバコ、ストレスが原因で引き起こされます。

3)咳や痰により息苦しくなるのが特徴のCOPD。
タバコが原因で肺が炎症を起こすことで引き起こされます。
ゴルファーの喫煙率はまだまだ高いです。

また、まれではありますが次の病気も疑われます。

4)死を思わせるような不安感や苦しみを感じるパニック障害。
検査しても数値的な異常はないため、原因が特定しづらいです。

5)人によって不眠やめまいなどの症状が表れる自律神経失調症。

6)気分が落ち込んだり意欲がなくなったりするうつ病。
症状は人それぞれで、心も身体も不調に陥ります。

7)呼吸器や循環器系の病気の可能性もあります。

息苦しい原因の自律神経の乱れ・・自律神経とは?

外部の状況などに合わせて身体の調子を整えてくれるのが、自律神経です。

例を挙げていきます。

<暑い時に汗をかく>
これは体温調節のために自律神経が働き、身体をコントロールしているのです。

<就寝時に呼吸する>
<胃で消化し腸で栄養を吸収する>
これらも自然と深呼吸したり胃腸が働いたり、自律神経が活動しているおかげなのです。
このように、自律神経とは自分で意識しなくても身体の外からのあらゆる情報などを考慮し、自分自身の身体の各機能をコントロールしているのです。

自律神経の働きが深く関わっている身体の各機能は次の通りです。

・就寝時に呼吸すること。
・食べたものを胃で消化し腸で栄養を吸収すること。
・暑い時にかいた汗が蒸発する際に身体を冷やそうとすること。
・血液を体中に巡らせて身体を維持させること。
・老廃物や疲労物質を尿や便として排出させること。
・寒い時の鳥肌。体温を上げるために身体を小さく震わせ、熱を作ろうとすること。
・無駄な体力を使わないため就寝時に脈拍を落とすこと。
・体内に悪いウイルスが入っても免疫機能によりウイルスを除去すること。

上記のように、自律神経は身体をコントロールしている器官です。
ですので自律神経が乱れてしまうと息苦しい、深呼吸がつらいなどの症状が現れる原因となるのです。

自律神経とはつまり、各器官を司る重要な役割を果たしているのです。

ここから分かるように、自律神経が働かなければゴルフ上達やスコアアップに繋がる強い体は手に入らないのです。

自律神経の乱れが原因で深呼吸をすると息苦しい

自律神経失調症になると、動悸やほてり、発汗、手足が震えるという症状が現れます。

その中でも最も代表的なものが、息苦しいという症状です。

息苦しいというのは、激しく動いた時に息が苦しいというレベルではなく、何もしていないのに息苦しいのです。

呼吸は、「肺」と「細胞レベル」の2種類あり、健常者は両方の呼吸を行っています。
うつ病や自律神経失調症の人の多くが、激しい運動後や緊張した場面ではないのに息苦しいと感じている原因は、上記の呼吸が1つ、もしくは両方ができていないからなのです。

そのような人は、うつ伏せで背中を見ると呼吸してもほとんど背中が動いていません。
普通の人は呼吸と共に背中が上下するのでその違いは一目瞭然です。

その主な原因は酷い背中の凝りで、深呼吸をしたところで肺はどうしても膨らまないのです。

なぜ肺が膨らまないのかと言と、原因の1つに横隔膜が挙げられます。
横隔膜は、上下することで息を吸い込んだら肺が膨らみ、また、息を吐いてしぼんだりします。
うつ病や自律神経失調症の方は、この横隔膜が硬くなっていて、うまく上下できないことが多いのです。

そのためいくら深呼吸してもなかなか肺が膨らまず息苦しくなるのです。

これではゴルフどころではなくなりますね。

深呼吸をすると息苦しい原因の自律神経を改善するには?①

では、自律神経を整えるにはどうすればよいのでしょうか。

それは、敏感になり過ぎた交感神経を休ませることが最も大切です。
例えば、ゆっくり休む、何もしないでボーッと過ごす、時間を気にせず寝る、などです。
まず第一は、身体を休めることです。
息苦しい、不安だ、落ち込むなどの感情があっても、無理にそれを治そうとしなくても、原因を突き止めようとしなくても大丈夫です。
心は自然のまま、自然体で身体をリラックスさせてください。
次第に脳の緊張が解けて、自然と副交感神経が働いてくるでしょう。

また、副交感神経をより働かせるものを摂取するとより効果的です。
例えば、食物繊維が豊富に含まれているもの、酸味のあるもの、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンC、温かい飲み物などです。
特に温かい飲み物は、泌尿器系にも作用しますので自律神経を整えるでしょう。

女性ホルモンを増加させたいならイソフラボンが含まれる黒豆茶がオススメです。
それからしょうが湯、プーアル茶、ウーロン茶、紅茶、赤ワイン、日本酒も摂るとよいでしょう。

さらに、心身共にリラックスできるアロマテラピーも取り入れるとよいでしょう。
ラベンダーやオレンジ、ヒノキ、イランイラン、ベルガモットなどはリラックス効果があります。

これ以外にも自分好みの香りでアロマキャンドルを使ったり、お香を焚いてみたり、好きな香りに包まれて深呼吸してみてください。

心身共にきっとリラックスできますよ。

ゴルフのラウンド前日にこういったことでリラックスできると、翌朝の体のキレが違うことに気づけるかもしれません。

深呼吸をすると息苦しい原因の自律神経を改善するには?②

副交感神経を働かせるために、適度な運動がよいでしょう。

なぜなら、運動することで内臓の機能もより働き、血行がよくなるので疲労物質や老廃物もよく排出されるからです。

オススメの運動は、20分以上週3回以上のウォーキングです。

ウォーキングは有酸素運動ですので、呼吸により多くの酸素をより体に摂り込めます。
もちろん、息苦しいと感じたら中止してください。

人は息を吸うと交感神経が働き、吐くと副交感神経が働きます。
自律神経失調症の人はウォーキングによって吐く力をより高めるとよいでしょう。

同じ理由でヨガも多くの深呼吸ができるので効果的です。

また、冷え性の人は自律神経失調症が多いと言われています。
ですので、身体を温めることが大切です。

血行を促すためには、お腹や背中を温めるとよいでしょう。

熱過ぎるお風呂は交感神経が働いてしまいます。
長風呂ものぼせの原因となるのでやめましょう。

食後1時間以上経ってからぬるめのお湯につかると効果的ですよ。
お風呂の後は身体が冷めないうちに布団に入るようにしましょう。

冷え性の人は身体を外からも中からも温めるよう心がけ、冷たい飲み物や食べ物を食べ過ぎたりしないよう注意してください。

自ら発熱できるような体作りを目指しましょう。

こう見ていきますと、ゴルフのラウンドは適度なウォーキング効果もあり、ラウンド後のお風呂もあり、自律神経を整えるにはいいことと言えるでしょう。

自律神経の乱れは治るの?

自律神経失調症は手術で治す訳ではないので、治療期間は人それぞれです。

各個人に合った生活改善で治療していくので治るまでに早ければ数か月、長ければ10年以上かかる人もいます。

早く治したい気持ちはやまやまですが、急いで治療しても治るわけではありません。
一度深呼吸でもしてのんびりとした気持ちで病を受け入れましょう。

手術や特効薬で治すわけではありませんが、早期発見早期治療をした人は完治まで短い期間で済むようです。

強いストレスを感じていたり、息苦しい症状に耐え続けていたり、誰にも相談しないで孤独になっていると、決してよい方向には進みません。
体調面でちょとでもおかしいな?と思ったり、不調をきたしていると感じたら、すぐに専門の医師に診てもらうようにしましょう。

そのうち治るなんて考えは捨て、早めに医療機関を受診してください。
もし、病院で何科に行ったらよいか分からないという方がいたら、自身の不調に感じているところに合った科に行ってみてください。
それでも分からなければ受付で確認してもよいでしょう。

病院に行くなんて、、、と思っていないで医師を頼ってください。
ストレスを抱え込んでいることが一番問題です。

自律神経失調症は、原因を特定し、早めに治療すれば早く完治する病気です。
心、身体に不調を感じたらすぐに病院に行きましょう。

大好きなゴルフを楽しむためだと思ってください。

自律神経の乱れの症状が辛いときは病院へ!

いかがでしたか?

息苦しい原因は様々ですが、自律神経の乱れは誰もが経験する身近な症状ですよね。

自律神経の乱れが原因でさまざまな症状が出てくるようなので、ちょっとでも自分の身体がおかしいな・・と感じた時は、早めに病院を受診して適切な治療を受けましょう。