スポーツをする上で気になるのが運動神経の有無。
しかしここではっきりと言います。
ゴルフの上手い下手に運動神経は全く関係ありません。
そう言われてもゴルフだってスポーツなので、信じ難いと感じる人もいるでしょう。
本当に関係ないのかあなたが納得いくお話をしていきましょう!
ゴルフは運動神経が関係ないから老若男女が楽しめる
ゴルフと言うスポーツは、年代や性別関係なく、みんなで楽しめるスポーツです。
練習場やゴルフ場へ行くと良く分かりますが、子供からおじいちゃん、おばあちゃん世代まで様々なゴルファーがいます。
その理由は、走ったり、ジャンプしたりなど一瞬で身体に大きな負担をかけることがないからです。
また走る速さや跳躍力、瞬発力のような持って生まれた運動神経やセンスに左右されることがないからです。
もちろん、プロゴルファーになると話は変わります。
ゴルフとは、適度に歩いたり、腰や肩を回すといった動きがメインです。
ですから、身体に無理のないスイングを身につけ、日頃から身体のケアに気遣っておけば、70才でも80才でもゴルフを続け、楽しむことができるのです。
また他人と身体をぶつけ合ってするスポーツでもないので、ルールやマナーをきちんと守れば、安全に体力の差を気にすることなく楽しめます。
ゴルフはどちらかと言うと「経験」と言われているので、体力があり飛距離を出せる若者よりも、安定した飛距離で正確なショットを打つ年配ゴルファーの方がスコアがまとまると言うのも良くある話です。
ゴルフクラブやコースにも運動神経を問わない理由がある
当たり前ですが、ゴルフとはゴルフクラブを使ってプレーします。
そしてゴルフクラブには、男性用と女性用があります。
それだけでなく、体力や筋力、柔軟性によって重さや材質などいろいろと選べるように、とても細かくたくさんの種類のゴルフクラブがあります。
またゴルフコースにおいても、ティーボックスが多くて5種類あります。
それがゴルフが公平なスポーツと言われている理由の1つです。
ブラック、ブルー、ホワイト、レッド、ゴールドとあります。
体力、実力ともにあり、なおかつ飛距離も備えているなら、一番距離のあるフルバックのブラックから回れば良いです。
そうでなければ自分の現在の実力や飛距離などを考慮して、自身がゴルフを楽しめると思うティーボックスからラウンドすれば良いだけです。
だから男性用ゴルフ場、女性用ゴルフ場など分けることなく、同じゴルフ場、同じ組で回ることができるのです。
このように道具や環境、技術面で運動神経や体力など関係なく誰もが楽しめるようになっているのがゴルフなのです。
運動神経ではなくゴルフ上達に必要なこと①
運動神経やセンスが関係ないと言うのなら、なぜみんな最初から上手くゴルフをできないのでしょうか。
それはゴルフに必要な、身体とクラブの正しい動きや使い方を知らないからです。
ゴルフはどのスポーツよりも、頭を使うスポーツです。
ですからゴルフとは、頭と身体の両方を使い練習やラウンドを重ねることで上達するのです。
クラブをどう上げて、どう下ろすか。
そしてその際の腰や肩の動きはどうすれば良いのか。
それらのタイミングは。
こういったたくさんのことを一瞬のスイングで考えなければならないのです。
もちろんラウンド中にこんなことを考えながらスイングしてしまうと頭だけでなく、体までカチカチになってしまいます。
考えて打つのは、あくまでも練習中の話です。
練習中これらのことを考えて、それに従って身体を動かしていき、結果打ったボールはどのように飛んでいったのかの確認の繰り返しです。
ただ無我夢中にボールを打ちまくるだけでは絶対にゴルフは上達しません。
それこそ運動神経云々以前の問題になります。
運動神経ではなくゴルフ上達に必要なこと②
ゴルフのスイングで大事なのは、何度も何度も同じスイングをできる再現性です。
同じスイングと言うのは、バランスと毎回同じフィニッシュを取れるかです。
ドライバーとアプローチって、全く違うショットに感じますよね。
しかしドライバーもアプローチもトップがあってフィニッシュがあります。
そういう風に考えると、同じですよね。
この動きに運動神経は必要ないのです。
ゴルフは飛距離だけで競うスポーツでもなく、小技だけで競うスポーツでもありません。ですからゴルフは運動神経でなく、強弱柔軟な「運動能力」が必要なのです。
思い切り飛ばす豪快なゴルフもOK、100ヤード以内からピンにピタリと寄せるテクニックゴルフもOK。
プロゴルファーも毎度毎度フルスイングでバシバシぶっ飛ばしていません。
それをシチュエーションによって上手く使い分けることがゴルフにとって何よりも必要な能力でしょう。
あの古閑美保選手も断言した!?
日本女子ツアーで通算12勝をあげ、現在は主に解説をしている古閑美保選手。
彼女は子供のころから活発で野球少女でエースの4番、まさに運動神経抜群女子です。
そんな彼女が、運動神経はゴルフとって何の役にも立たないと断言しています。
そう断言した理由は、ゴルフは球が止まっているので地味な練習の繰り返しだからです。
球が動いていれば自分の運動神経が使えます。
そして飛ばすためには瞬発力は必要です。
しかし飛ばなくても今はいろいろなクラブがあるので、あんまりゴルフに運動神経は活かせないです。
さらにゴルフとは最後にはカップに入れないといけないので、結果運動神経どうこうよりも、パターが上手いことが一番スコアがまとまります。
バンバン飛距離を出すプロゴルファーの中で戦ってきた彼女ですらそう断言するのですから、アマチュアゴルファーであれば、なおさら運動神経は関係ないということですよね。
パターが最も重要だというのは、彼女に限らずたくさんのプロゴルファーがそう話しています。
運動神経よりも柔軟性に注目しよう!
プロゴルファーも常に気にしているのは、運動神経ではなく柔軟性です。
ゴルフにとって柔軟性と言うのは、スイングにとっても、身体のケアにとっても大事なことです。
よく耳にすると思いますが「肩甲骨の可動域」が最も大切なのです。
これは飛距離に大きく影響します。
また股関節の柔軟性もとても大切です。
股関節のストレッチは、ゴルフ上達のために練習場で100球打つのと同じくらいの効果があると言われています。
一般的なアマチュア男性ゴルファーは、スイングスピードが速く力強いのにも関わらず、女子プロゴルファーと飛距離が変わらないと言われています。
筋力に関しては男性ゴルファーの方が多いのですが、女子プロゴルファーは、その差を柔軟性で埋めているのです。
運動神経は持って生まれたものてすが、柔軟性は日々の努力からなるものです。
毎日短時間でも良いので、お風呂上がりなどのストレッチをすると良いでしょう。
ゴルフをするとき運動神経で悩む必要なし!
これからゴルフを始めようと思っているけど運動神経がないので不安な方。
ゴルフ上達に伸び悩んでいる原因が運動神経だと思っている方。
ゴルフに運動神経は全く必要ありません。
まわりからどんくさい!なんて言われているシングルゴルファーはたくさんいます。
ゴルフの深さが分かってくるとその意味が良く理解できるでしょう。
まずは運動神経に関する不安や心配を振り払って、身のある練習に励むことを一番に考えでがんばりましょう!