ゴルフをやっていて飛距離が他の人より飛ぶと自慢できますよね。
とくに若くて何かスポーツをやっていた方に多いのではないでしょうか。
そんな方はドラコン競技をやってみたら面白いと思いますよ。
とにかく飛ばし自慢が集まります。
どうせやるなら日本記録を目指してやってみませんか?
そこで今回はドラコン競技を詳しく紹介していきます。
アマチュアゴルファーがドラコン競技に出場するには
ドラコンに興味を持って、いざ大会に出場してみようといった気持ちになっても、どうやって出場できるのか、そもそも大会があるのかといった疑問があると思います。
それは心配しなくて大丈夫です。
アマチュアでも出場できるドラコン大会はたくさんあります。
申し込みは、各ドラコン大会のホームページや電話で手続きを行います。
各大会参加料が発生しますので、そちらを指定口座に振り込みます。
あとは当日コースに向かえば参加できます。
ドラコン大会には年齢別競技もあり、シニアは大会参加時点で45歳以上、スーパーシニアは50~55歳以上といった制限がありますので大会サイトで確認してください。
有名なドラコン大会をいくつかあげると、ゴルフダイジェストの「JAPAN LONG DRIVE CHAMPIONSHIP」やロングドライバーズオブジャパン(LDJ)主催のドラコン大会があります。
LDJにはジュニア、キッズ部門もありますので興味がありましたら検索してみてください。
ドラコン競技のルールを知っていますか?
ドラコン競技なので、そこまで細かなルールはないように感じますが、しっかりとしたルールがあるのです。
競技の部分ではグループで競技を行い、2~3人が打席に入り、同時打ちで競技します。
規定時間内にショットして有効な地点に飛んだ飛距離を競います。
他にはエチケットの面です。
ラウンドされているゴルファーなら問題ないとは思いますが、通常のラウンドと同様服装等のエチケットがあります。
次に使用するゴルフクラブはUSGAルール適合モデルであること。
これも通常のラウンドと同じですね。
クラブの長さは48インチまでと設定があります。
競技に使用するボールも、主催者側が用意したボールを使用することがほとんどです。
その使用球(競技にもよりますが6~8球)は打席の見える位置においておくことが決められています。
そしてティも4インチ(約10.2センチ)を超えたものは使用できず、ティをテープ等で地面に固定してはいけません。
このように様々なルールがあります。
違反にならないように、事前に確認しておきましょう。
ドラコンの日本記録はどれくらいか知っておこう!
飛距離に自信があるゴルファーではやはり飛距離300ヤード以上ゴルファーでしょう。
そこからどのくらいプラスできるかが鍵となってきます。
目標の目安として、現在の日本記録を知っておくことも重要ではないでしょうか。
現在の日本記録は、男性の場合は岡部健一郎プロが2008年に記録した431ヤード、女性の場合齊藤かおりプロが2015年に記録した342ヤードです。
この記録を見て驚いた方も多いのではないでしょうか。
通常の飛ばし屋ともいえる300ヤード、男性はそれの100ヤード以上、女性でも50ヤード近く上回っているのです。
ドラコン競技に出場しているゴルファーは300ヤードは当たり前の世界です。
ちなみに80歳を超えるドラコン選手、国分佐久選手は昨年299ヤードを記録しています。
こういったように300ヤード以上のショットが当たり前となっているようなドラコンの世界、これらの選手に追いつけるようにトレーニングに励んでみてくださいね。
ドラコン日本記録を目指すためのゴルフクラブを手に入れよう!
出場するからには大記録を樹立したいですよね。
そのためには、まずドラコン用のゴルフクラブを手に入れましょう。
ここでは現在のドラコン選手がどのようなゴルフクラブを使用しているかを説明します。
まずはシャフトです。
ほとんどの選手は規定一杯の48インチを使用しています。
長くすれば理論上ヘッドスピードが速くなるため、長くすることは必須といえます。
硬さでは、しなりを最大限にいかして飛ばすためにRシャフトを使用している選手もいますが、安定感がないので、ほとんどの選手がX~5X、重量は60~70gを使用しています。
次はロフト角です。
飛距離を伸ばす為にはアッパー軌道でのスイングが必要となります。
アッパースイングとなるとスピン量が増えてしまうので、それを抑える為に低ロフトのクラブを使用します。
5~9度が目安といえるでしょう。
最後のヘッド重量です。
重ければ飛ぶと思いがちですが、シャフトが長くなっているので、ヘッドが重すぎるとバランスが非常に重くなります。
そうなると逆に振りにくくなり、ヘッドスピードが伸びません。
選手のほとんどは200g以下でセッティングしています。
日本記録を目指すためのドラコン練習法とは
日本記録を目指すには、ただただショット練習しているだけでは届きません。
どのような練習法があるでしょうか。
まずは筋力トレーニングからはじめましょう。
必要な部分は下半身と手首です。
ダウンスイングで一気に左足を踏み込んで、バックスイングで溜めたパワーを放出させます。
筋力がないと重心が流れてしまい、せっかく溜めたパワーを最大限に生かすことができません。
そして手首の部分、リストターンが必要となるので、速いヘッドスピードでインパクトした状態で手首が当たり負けしないようにすることが必要です。
手首が弱いとパワーを失ってしまうので、インパクトで最大限のパワーが伝わりません。
筋力トレーニング後は大きな素振りを行いましょう。
つまり関節の可動域を広くすることです。
ドラコンでは大きなスイングをすることがヘッドスピードを増やす方法のひとつです。
ストレッチのような感覚でスイングしてください。
そうすれば筋力トレーニングで得たパワーを最大限に生かすスイングができるようになり、ヘッドスピードアップが期待できると思います。
ドラコンのプロゴルファーを目指すのもあり!
本格的にドラコンの道を進むのであれば、プロになってみてはいかがでしょうか。
実はドラコン界にもプロが存在するのです。
一般財団法人日本プロドラコン協会(JPDA)といった団体があり、そちらでプロテストを行っています。
協会で申し込み(FAX等で行えます)を行い、費用の支払いを行うと、講習テキストが送られてくるので、そちらを学習し、筆記試験を行います。
そして実技試験を受けます。
ヘッドスピードや飛距離によってライセンスの等級が変化してきます。
そこで合格後、登録日と年会費を支払えば、晴れてプロの世界に入れます。
プロの世界に入ると、競技で賞金が発生してきますので、ドラコンで飯を食っていくといった生活ができるかもしれません。
その他にもセミナーやレッスン等といったことも主催することができますので、アマチュア時代にはできなかったことができるのです。
プロ転向後は、アマチュアの競技には出場できませんので注意してください。
ドラコンの世界は飛ばしの魅力が詰まっている!
ゴルフにはスコア以外に、飛距離に特化したドラコン競技があることを説明しました。
ドラコンならではのクラブ作り、競技参加、そしてドラコンプロといった通常のゴルフでは体験できないことがたくさん詰まっています。
飛距離を追求したいと感じたゴルファーは、このドラコンの世界をとことん楽しめると思います。
日本記録更新目指して、頑張ってください。