プロゴルファーのスイングを後方から見れば自分の欠点に気付く!

最終更新日:2016/12/10

皆さんは自分のスイングを動画に撮って観たことありますか?

自分ではイメージ良く出来ているつもりでも、実際客観的に見てみるとショックを受けるかもしれまません。

プロゴルファーのスイングとは全然違うことに驚くこと間違いなし。

スイングを撮る際、正面かもしくは後方からになりますが、どちらが良いのでしょうか?今回は後方からスイングの観るポイントについてお話ししていきます。

まずは自分のスイングを後方から撮影!方法と注意点

プロのスイング動画を検索すると正面・後方等様々な方向から撮影しています。

いろいろな方向から撮ることで、より自分のスイングを細かく分析できるのです。

自分のスイングを数値と映像でしっかりと把握することはゴルフ上達のために非常に役立ちます。

特に後方からの動画はスイング軸(スイングプレーン)をより正確に把握するのに役立ちます。

スイングを作っていくにはこの後方からの撮影がとても大事です。

自分のスイングを後方から撮影する場合に、ボールとターゲットを結んだラインを中心にする人が多いです。

しかし出球の分析にはこの撮影でも見やすいですが、スイングプレーンなどの解析には向いていないのです。

よりスイング解析に必要なデータとして正確に撮影するためには、グリップを中心に置くように撮影しましょう。

ボールとターゲットラインを結んだところから少しグリップ寄りに動かして動画の中心をグリップにします。

この時に垂直を維持すること忘れないでください。

これでスイングプレーンがわかりやすい動画が撮影できます。

後方から見た自分のスイングとプロのスイングを見比べる方法

動画でプロのスイングと自分のスイングを見比べると落ち込みますよね。

まぁ、仕方ないと最初は思って下さい。

でもそれに近付けるようにがんばるモチベーションにしましょう!

標準的で、無駄のないスイングをするプロと無駄の多い自分のスイングを比較すると自分の課題を具体的に見つけやすくなります。

撮影した自分の動画を漠然と見るよりも明確で正しい課題を見つけることができるでしょう。

まずはアドレスの形をプロと比較します。

この段階で全く違うことに気づく人もいます。

次にテークバックの上げ方やスイングプレーン、フェースの向きなど細かい部分をチェックしていると様々な異なる点が見えてきます。

一番異なる点はバックスイングからトップの形です。

約80%の人はオーバースイングでしょう。

トップの位置で動画を止めて見比べてみてください。

大抵の人はトップの位置でプロよりも体を回しているでしょう。

そうなるともう最後までプロのスイングと重なることなくフィニッシュを迎えるはずです。

このように見比べるとプロのような形にするにはどうすればいいのかを考えるようになります。

後方から見たプロのスイングと比較したいポイント①

後方からプロのスイングと自分のスイングでまず比較して欲しいのはアドレスです。

ボールから離れすぎでいたり、近すぎたりとこの時点で大きくさがある人が多いです。

もちろん使っているクラブや体格によって多少差は出ますが、プロ同士の動画でアドレスを比較するとどのくらいの間隔でアドレスをとればいいのかが分かります。

次はトップの位置です。

日本女子プロ選手はオーバースイングの選手が多いのであまり参考にならないのですが、理想的なトップをしているのは韓国女子プロ選手です。

彼女たちのトップは実にコンパクトなので自身のトップの位置と比較するとオーバースイングなのに気づくでしょう。

大抵体を回し過ぎか、左腕が曲がってしまっている人が多いです。

そうなるとトップで手首がブレてしまっているはずです。

ハーフスイングをしているくらいの感覚でトップの位置を止めるとプロのトップ位置と一致してきます。

その際に肩をしっかり入れることを怠らないようにしてください。

後方から見たプロのスイングと比較したいポイント②

後方から見たプロのスイングと自分のスイングで次に比較して欲しいのはインパクトでのフェースの向きです。

プロのフェースはしっかりと目標方向に向いています。

右に球が行く人は開いているし、左に球が行く人は閉じているでしょう。

またその際のプロの体重がどっちに掛かっているかにも注目してください。

大抵の人はこの時点で左足に体重がいっています。

しかしプロの体重は若干左よりに体重はかかっています。

ここからが重要な比較ポイントで大きく自分のスイングを差が出ているところです。

フォローで左ひじがしっかり伸びているかどうかです。

アマチュアゴルファーに多いのは左肘の抜けです。

それはインパクト後の左腕の動きに大きな差があります。

プロで左肘が抜けるスイングをするのはジョーダン・スピースくらいです。

どうしても左肘の抜けが直らない人は彼のスイング動画と比較して左肘が抜けてもきれいに打てるスイングを身につけるのもいいかもしれません!

プロのスイングと比較する際に、理想を追うのも大事ですが、自分のスイングスタイルに合うプロ選手を選ぶとより効果があるでしょう。

ポイントを意識して再度スイングを撮影。変化しているか?

プロのスイングと比較してどこがどのように違っていたかをしっかりと把握して、そのポイントを意識してもう一度自分のスイングを見直して下さい。

その時に、一度にいろいろなことを意識してしまうと、頭がいっぱいになってしまいスムーズなスイングができなくなってしまいます。

1ヶ所ずつポイントを絞って徹底的に見直していくのがいいでしょう。

その都度自分のスイング動画を撮影し、何度もプロのスイングと比較するので良いです。

1ヶ所クリアしたら次のポイント、といったようにスイングは1つずつ修正していきましょう。

スイング修正にはとても時間がかかります。

スイングの形を考えるとボールがなかなか上手くあたりません。

そこであきらめてしまっては自分の理想のスイングにするのは難しいので、地道にがんばってください。

プロのスイングの形を意識してポイントを絞って練習していくことで少しずつ変化があらわれてきます。

結果を急がずに徐々に出てくる効果を楽しみにしてください!

すぐには変わらないが、定期的に撮影してチェック!

プロのスイングと比較してポイントを押さえたからと言って今日明日でスイングが完璧になるわけではありません。

何度も何度も繰り返し彼らのスイングを見て、何度も何度も自分のスイング動画を撮影して比較し、練習をしていくことが一番大切です。

ゴルフに一番必要なのは「反復練習」です。

ただ漠然と練習場で何百球打っても上達はしません。

1球1球スイング改善ポイントを意識して練習していれば必ずゴルフは上達します。

ゴルフに焦りは禁物です!定期的に自分のスイング動画を後方からだけでなくいろいろな角度で撮影するようにしてください。

プロのスイング動画と比較するのも良いですが、以前の自分のスイング動画と現在の自分のスイング動画を比較するのも良いことです。

自分のスイングの変化もよく分かりますし、良くなったところ、まだまだなところ…逆に崩れてしまったところなど自己分析ができます。

スイングの自己分析をするとモチベーションだけでなく、更に明確に自分のスイングへの課題が見つかるでしょう!

ネット、動画、アプリ。すべてを駆使して自分のものへ!

だいたいスイング動画を撮るようになるのはある程度球を打てるようになった人です。

しかしなかなか上手く打てない!というような初心者の人こそガンガン自分のスイング動画を撮影して自分のスイングを解析していくことが大事です。

何が良くて何が悪いのか把握しないと改善のしようがありません。

同じスイングをしていてはあなたのゴルフは変わらないのです。

現在はネットでプロの動画もたくさん見ることが出来ます。

またアプリを使ってスイング分析をすることもできます。

便利な機能を積極的に使ってスイング改善に役立てていきましょう!

また友達やレッスンプロとスイング動画を一緒に分析していくのも客観的な意見を取り入れられるのでおすすめです。